お礼
坑道を抜けた頃には、空はすでに夕方の色へ変わっていた。
山の向こうへ沈みかけた太陽が森を赤く染め、ついさっきまで歩いていた洞窟の暗さが嘘のように感じられる。外の空気を吸っただけで、ソーマはようやく身体の力が抜けていくのを感じた。
「……出られたな」
「はい。本当に」
隣のエステルも、珍しく心底安心したような声を出した。
そんな2人へ、鉱山の入口付近で待っていた鉱夫たちが一斉に駆け寄ってくる。
「おい、大丈夫か!」
「怪我してねえか?」
少し前まで自分たちが救助する側だったはずなのに、いつの間にか立場が逆転していた。
ソーマは服についた土を払いながら苦笑する。デッドマイナーとの戦闘で腕には浅い傷が残り、服もところどころ汚れている。エステルも大きな怪我こそないものの、重装備の肩当てや籠手には狭い坑道を進んだ時についた擦り傷がいくつも残っていた。
「大丈夫です。ちょっと迷っただけなんで」
年配の鉱夫が、ソーマの格好を上から下まで眺める。
「ちょっと迷った奴の格好じゃねえだろ、それ」
「まあ……途中で魔物が出たんで」
その一言で、鉱夫たちの表情が変わった。
「魔物?」
「デッドマイナーです」
エステルが答えると、周囲が少しざわつく。
年配の鉱夫が一歩前へ出た。
「どこで出た?」
「地震で道が塞がれたあと、別の出口を探してかなり奥まで入りました。たぶん、今は使ってない古い区画です」
ソーマが説明すると、男は2人が出てきた坑道口へ目を向けた。
草木に半分隠れたそこは、日常的に鉱夫が使っている入口には見えない。
「デッドマイナーなんて、今使ってる坑道じゃ聞いたことねえぞ。昔の区画なら、俺らも全部把握してるわけじゃねえが……」
「やっぱり古いところだったんだ」
「それにしても、よくそこから出てこられたな」
「途中で昔の坑道図を見つけたんです。それがなかったら、たぶんまだ中を歩いてました」
「昔の坑道図?」
「宝箱に入ってました」
年配の鉱夫が黙る。
ソーマも、話していてだんだんおかしくなってきた。
元々は瓦礫を退かし、取り残された鉱夫を外へ出すだけの仕事だった。それが地震で自分たちが閉じ込められ、古い坑道をさまよい、Dランク相当のアンデッドと戦い、最後には宝箱まで拾って帰ってきている。
「……詳しい話はギルドでした方がよさそうだな」
ソーマが言うと、エステルも頷いた。
幸い、最初に救助した鉱夫たちに怪我はない。自分たちも無事に外へ出られた以上、これ以上ここに留まる理由はなかった。
2人は鉱夫たちに別れを告げ、夕暮れの道を街へ戻った。
◇
街へ着いた頃には、日はほとんど沈みかけていた。
冒険者ギルドへ入ると、受付にいたエレナがすぐに2人へ気づく。
そしてソーマの汚れた服と、エステルの傷だらけの装備を順番に確認すると、何とも言えない顔をした。
「……鉱夫の救助依頼でしたよね?」
「そのはずだったんですけど」
「その言い方、嫌な予感しかしないんですが」
最近、似たようなやり取りが増えている気がする。
2人は受付前に座り、最初から順番に報告を始めた。
取り残されていた鉱夫2人の救助自体は問題なく終わったこと。瓦礫も想定より少なく、《運搬》と《重量軽減》を持つソーマにとってはむしろ得意な仕事だったこと。
そこまでは、本当に普通のEランク依頼だった。
「救助した直後に地震が起きて、俺たちがいた側の坑道が崩れました」
「地震ですか……」
エレナの筆が止まる。
エステルが頷いた。
「最近この辺りで起きているものと同じだと思います。かなり大きな揺れでした」
「やはり鉱山周辺でも起きましたか」
どうやらギルド側も、最近の地震については把握しているらしい。
ソーマが日本に戻っている平日の間にも、この世界では時間が流れている。自分が知らないだけで、こちらではこちらの出来事が起きているのだ。
「それで、元の道を掘り返すのは危険だったので、別の出口を探しました」
「そこまではわかりました」
エレナが続きを促す。
ソーマは少しだけ間を置いた。
「そこから迷って、古い坑道まで入って……デッドマイナーが出ました」
エレナが顔を上げた。
「Dランク相当のデッドマイナーですか?」
「そうらしいですね」
「そうらしいですね、ではなくて」
また怒られそうな空気になり、ソーマは少し姿勢を正した。
「今回は本当に仕方なかったんです。一本道だったし、逃げる場所もほとんどなかったんで」
「ついこの前、Cランク相当のダークウルフと戦ったばかりですよね?」
「俺も好きで格上と戦ってるわけじゃないです」
そこだけは本当に理解してほしい。
むしろ今回は、戦闘になりにくそうだから選んだ依頼だった。瓦礫を運び、鉱夫を助け、報酬をもらって帰る。その予定だったのだ。
「それで、2人で討伐したんですね?」
「はい」
ソーマはそれ以上、戦闘について細かく話さなかった。
エステルが何を使えるのか、本人がどこまで人に知られたくないのか。それはもう、ある程度わかっている。
だから、どうやってデッドマイナーを倒したのかまで説明する必要はない。
エステルも黙っている。
エレナは2人の様子を見たものの、それ以上追及せず、持ち帰った討伐証明だけを確認した。
「確かにデッドマイナーです。個体としてもDランク相当で間違いありません」
「やっぱりDなんだ……」
「今さらですか?」
「エステルから聞いてはいたけど、正式に言われるとちょっと違うというか」
エレナは呆れたように息を吐いたものの、無事に戻ってきた2人を見て、それ以上は何も言わなかった。
◇
報告が一段落したところで、ソーマは《収納》から宝箱で見つけた物を取り出した。
銀貨の入った布袋。
青い魔石2個。
革に描かれた古い坑道図。
そして、用途のわからない小さな鍵。
「これが宝箱の中身です」
「本当に宝箱まで見つけたんですね……」
エレナの反応も当然だと思う。
冒険者が依頼中や探索中に発見した宝箱や、その中身は基本的に発見者のものになる。そのため、持ち主が明確な品でない限り、ギルドへ提出する必要もなかった。
銀貨は18枚。
これはソーマとエステルで9枚ずつ。
魔石も2個だったため、こちらも1つずつに分ける。
「こういう時、ちょうど半分だと楽だな」
ソーマが言うと、エステルが少し笑った。
「銀貨が17枚だったらどうするつもりだったんですか?」
「話し合いで決める」
「お金の話になると急に真剣ですね」
「生活かかってるからな」
そこだけは譲れない。
残った地図と鍵については、ひとまずソーマが持つことになった。
エレナも地図を軽く眺めたが、現在使われている鉱山の図とはかなり違うらしく、年代や価値まではわからないらしい。
「古い資料として価値がある可能性はあります。ただ、今の時点では何とも言えませんね」
「じゃあ、とりあえず取っとくか」
鍵についても同じだった。
持ち手には見慣れない紋様が刻まれているものの、何の鍵なのかはわからない。魔道具のような反応もなく、今のところはただの古い鍵にしか見えなかった。
それでも、宝箱の中にわざわざ残されていた物だ。
ソーマは地図と一緒に《収納》へ戻した。
◇
最後に依頼報酬が計算された。
鉱夫2人の救助に加え、地震による危険度の上昇、旧坑道で得られた情報、そしてDランク相当のデッドマイナー討伐。
エレナが書類を確認してから、硬貨を用意する。
「今回は追加分を含めて、合計銀貨16枚です」
「結構あるな」
「通常の救助依頼だけではありませんから」
2人で分けて銀貨8枚ずつ。
さらに宝箱から出てきた銀貨9枚。
今回だけで、ソーマの取り分は銀貨17枚と魔石1個になった。
《収納》の中に残していた分も合わせると、現在の所持金はだいたい銀貨26枚。
少し前まで宿代の銅貨30枚すら気にしていたことを考えると、かなり余裕が出てきた。
「……だいぶ増えたな」
思わず口元が緩む。
だが、エステルにすぐ現実へ戻された。
「その分、かなり危なかったですけどね」
「それなんだよな」
前回のダークウルフも、高い報酬と引き換えにレオンが大怪我をした。
今回だって少し判断を間違えていれば、2人とも古い坑道から戻れなかった可能性がある。
冒険者の報酬が高くなるほど、危険も増えていく。
ようやく、その感覚が少しわかってきた。
「でも宝箱はちょっと楽しかったな」
「もう一度洞窟へ行きたいですか?」
「しばらくはいい」
即答すると、エステルが小さく笑った。
◇
報告を終えたあと、ソーマはギルド内で《警戒》の変化を軽く確かめた。
坑道で宝箱を調べていた時、《警戒》はLv3へ上がっている。今日だけでも、落盤しそうな場所を探し、分岐の危険を調べ、戦闘でも使い続けていた。
それだけ使えば、レベルが上がってもおかしくはない。
意識を周囲へ広げる。
依頼書を眺める冒険者。
仲間と話している者。
酒を飲んでいる者。
普段は《警戒》も静かなままだ。
しばらくして、少し離れた席で酔った冒険者が椅子の脚へ足を引っかけた。
その瞬間、弱い反応が届く。
以前より、方向だけではなく距離まで掴みやすい。
次の瞬間。
ガタン、と椅子が倒れた。
「やっぱり違うな」
エステルが首を傾げる。
「何がわかったんですか?」
「《警戒》がLv3になって、危ないものまでの距離も少しわかりやすくなってる」
《危険察知》とは違う。
《警戒》は、周囲に危険があること、その方向や距離を拾う。
《危険察知》は、見つけた危険がどれほど深刻なのかを判断する。
似ているようで、役割は少し違う。
「スキルが増えてくると、使い分けるのも大事なんですね」
「たぶん。持ってれば全部勝手にやってくれるわけじゃないみたい」
その方が、ソーマにはむしろしっくりきた。
どう使うかを考える余地がある。
それなら。
自分なりの戦い方も作れるかもしれない。
◇
少しして、ギルドの入口から見慣れた声が飛んできた。
「お、いたいた」
振り返ると、レオンが歩いてくる。
ダークウルフにつけられた傷もかなり回復しているらしく、前に会った時より動きはずっと自然だった。
「もう動いていいの?」
「軽い依頼くらいならな。まだ無茶はするなって言われてるけど」
そう答えながら、レオンはソーマとエステルの格好を見比べた。
「で、お前ら何してきた?」
「鉱夫の救助」
「平和そうじゃん」
ソーマとエステルは顔を見合わせる。
「途中までは」
その一言で、レオンが嫌そうな顔をした。
「その言い方やめろ。何があった?」
仕方なく、起きたことを簡単に説明した。
鉱夫を救助した直後に地震が起き、自分たちが閉じ込められたこと。古い坑道で迷い、Dランク相当のデッドマイナーを倒し、その先で宝箱を見つけたこと。
一通り聞き終えたレオンが、少し間を置いてから言った。
「……救助依頼だったんだよな?」
「俺もそう思ってた」
「お前、本当に普通に終わらないな」
「今回は俺のせいじゃないだろ」
「まあ、今回はな」
ようやく認めてもらえた。
ソーマは思い出したように《収納》から古い坑道図を取り出し、レオンへ渡した。
「宝箱にこれも入ってた」
「へえ」
レオンは革に描かれた地図を広げ、少し眺める。
裏返してみたり、薄くなった線へ目を凝らしたりしたあと、出てきた感想は実に素直だった。
「……古ぼけてんなあ」
「それだけ?」
「俺、古い地図の専門家じゃないぞ」
「まあ、そうだよな」
以前ガレスと迷宮の話をしていたから何か知っているかとも思ったが、レオン自身は探索の専門家ではない。
レオンは地図を返しながら、軽い調子で言った。
「でも、宝箱に入ってたなら大事に取っとけよ。今はわからなくても、あとで価値が出るかもしれないし」
「鍵もあった」
「どれ?」
小さな鍵も渡してみる。
レオンは持ち手の紋様を眺め、裏返してから首を傾げた。
「わからん」
「エレナさんも同じこと言ってた」
「じゃあ俺にわかるわけないだろ」
もっともだった。
ソーマが地図と鍵を《収納》へ戻すと、レオンが今度は別のことを聞いてきた。
「そういや、今日いくら稼いだ?」
「急だな」
「いいから」
ソーマは少し考える。
「今回の報酬と宝箱の分合わせて、今持ってるのが銀貨26枚くらい」
レオンが止まった。
「26枚?」
「うん」
「お前、防具は?」
嫌な予感がした。
ソーマは自分の服を見る。
異世界へ来たばかりの頃と比べれば武器は増えた。
短剣。
ガルドのナイフ。
だが。
防具については。
「……ない」
「だよな」
「動きやすいし」
「物は言いようだな」
レオンが呆れたように笑った。
「ダークウルフに引っかかれて、今日もアンデッドと戦って、それでもまだ普段着で冒険する気か?」
「一応、生きてる」
「その考え方やめろ」
今まで何度かエレナに言われた台詞と似ている。
「銀貨26枚あるなら買える。行くぞ」
「どこに?」
「武器屋」
「今から?」
「まだ店閉まってないだろ」
ソーマは財布の中身を思い浮かべた。
せっかく。
ようやく増えた。
銀貨26枚。
少し余裕ができたと思ったばかりだ。
「……いくらくらい?」
「ガルドに聞け」
「怖いんだけど」
「金使うのが?」
「そう」
レオンが吹き出した。
その隣で、エステルまで笑っている。
「ソーマ、防具はあった方がいいと思います」
「エステルまで……」
「今日も攻撃を受けてましたよね?」
正論だった。
逃げ道がなくなっていく。
◇
3人でガルドの店へ向かう頃には、夕日はほとんど沈み、街には夜の明かりが灯り始めていた。
店の扉を開けると、奥で武器の手入れをしていたガルドが顔を上げる。
「なんだ。また来たのか」
相変わらず歓迎しているのか追い返したいのかわからない顔だ。
ソーマは店へ入るなり、腰から古いナイフを抜いた。
「ガルドさん」
「あ?」
「これ、今日使った」
ガルドの視線がナイフへ落ちる。
「そうか」
短い返事。
それでも。
ほんの少しだけ。
表情が変わった気がした。
「古い鉱山で、すごく狭いところに入ってさ。短剣だと壁に当たりそうだったけど、このナイフなら普通に使えた」
ソーマは今日の戦闘を思い返しながら続ける。
「これなかったら、結構危なかったと思う」
ガルドはナイフを受け取った。
刃を確認する。
光へかざし。
神聖魔法をまとわせて戦った影響なのか、それとも単純に戦闘で使ったからなのか、細かな傷が少し増えている。
だが。
ガルドは嫌そうな顔をしなかった。
むしろ。
「ちゃんと使ったなら、それでいい」
そう言って。
ナイフをソーマへ返した。
「道具なんざ、使ってなんぼだ。飾っとけって渡したんじゃねえ」
以前と同じ言葉。
でも。
今回は少しだけ意味が違って聞こえた。
「ありがとう」
ソーマが素直に言う。
ガルドは「礼はいい」とでも言うように片手を振った。
そこで。
レオンが口を開いた。
「で、ガルド」
「なんだ」
「こいつ、銀貨26枚持ってる」
「おい」
余計なことを言った。
ガルドの視線が、ゆっくりソーマへ向く。
次に。
身体。
服。
腰の武器。
そして。
もう一度顔。
「防具は?」
「……ないです」
ガルドの眉間に皺が寄った。
「まだ買ってなかったのか?」
「武器買ったら金なくなったんで」
「今はあるだろ」
「今日増えたところなんです」
「なら買え」
即答だった。
ソーマはレオンを見る。
レオンが笑っている。
完全に。
最初からこれが目的だったらしい。
「でも俺、《軽歩》使うから、重いのはちょっと……」
「誰が鉄の鎧着ろっつった」
ガルドは店の奥へ入ると、しばらくして黒褐色の革鎧を持って戻ってきた。
金属部分は最低限。
胸と腹。
肩。
前腕。
重要な場所だけを守る構造になっている。
エステルの装備と比べればかなり軽い。
「これなら動きはそこまで殺さねえ。前に出て殴り合う奴向けじゃないが、お前みたいに避けながら動くなら十分だ」
ソーマは受け取ってみる。
思ったより軽い。
着て動いてみても。
腕。
肩。
腰。
そこまで邪魔にはならない。
「いくら?」
聞きたくない。
でも聞かなければならない。
ガルドが答える。
「銀貨18枚」
ソーマの動きが止まった。
「……18?」
「嫌なら死ね」
「選択肢極端すぎない?」
レオンが隣で笑っている。
ソーマは頭の中で計算した。
銀貨26枚。
ここから18枚。
残り。
銀貨8枚。
今日1日でかなり稼いだはずなのに。
一気に減る。
「……また貧乏になる」
思わず呟くと。
ガルドが呆れたように鼻を鳴らした。
「死んだら金なんざ使えねえだろ」
それは。
その通りだった。
ダークウルフ。
デッドマイナー。
今まで《危険察知》のおかげで、多少なら受けてもいい攻撃を判断してきた。
だが。
受けていい攻撃でも。
防具があれば怪我はもっと減る。
致命傷を避けるだけではなく。
その後も動ける状態を残す。
それも。
生き残るためには必要なのだろう。
「……買います」
「最初からそうしろ」
銀貨18枚。
ソーマにとっては。
かなり大きな買い物だった。
ガルドは代金を受け取ると、革鎧の紐を調整し、ソーマの身体に合わせて細かく直していく。
少しして。
装備が完成した。
短剣。
古いナイフ。
軽量の革鎧。
鏡のように磨かれた金属板へ映る自分を見る。
「……ちょっと冒険者っぽくなったな」
レオンが隣から言う。
「前よりはな」
「今までは?」
「武器持った荷物持ち」
「ひどくない?」
エステルが笑う。
ガルドまで。
少しだけ。
口元を緩めた。
今日。
銀貨26枚あった所持金は。
銀貨8枚まで減った。
それでも。
腰には自分で買った短剣。
その反対側には、ガルドからもらった古いナイフ。
そして今度は。
自分の身体を守る革鎧。
少しずつ。
必要なものが揃っていく。
「大事に使います」
ソーマが言うと。
ガルドはすぐに首を横へ振った。
「だから大事にすんな」
「あ」
「使え。傷つけろ。壊れたら持ってこい」
そうだった。
この人は。
そういう人だ。
ソーマは少し笑った。
「了解」
外へ出ると。
すっかり夜になっていた。
簡単な救助依頼のつもりだった1日は、結局夕方まで洞窟をさまよい、最後には防具まで買うことになった。
それでも。
悪くない1日だった。
少なくとも。
次に何かと戦う時は。
今日より少しだけ。
死ににくくなっているはずだった。
最後までお付き合いいただき感謝します。
もし「続きが読みたい」と思われた方は、ページ下部よりブックマークと評価をお願いします。




