CランクとDランクの実力
翌朝。
ソーマは目を覚ますと、しばらく銀鹿亭の天井を見つめていた。
固いベッドに薄い壁。窓の隙間から差し込む朝の光も、もうすっかり見慣れている。
ただ、本来なら今頃ここにはいないはずだった。
昨夜、いつもの路地へ向かった。
今回も3日目。前回までと同じなら、そこには日本へ帰るための扉が現れているはずだった。
だが、なかった。
どれだけ待っても。
壁に触れても。
扉は現れなかった。
「……今日、月曜だよな」
ベッドの上で呟く。
そこで、ふと何かが引っかかった。
月曜日。
10月12日。
数秒遅れて、頭の中で記憶が繋がる。
「……あ」
身体を起こした。
「スポーツの日じゃん」
祝日だ。
大学も休み。
昨夜は「月曜なのに帰れない」と焦っていたが、よく考えれば今日1日は日本へ戻れなくても授業には影響しない。
少なくとも、今この瞬間に大学を無断欠席しているわけではなかった。
「待てよ……」
そこで別の疑問が浮かぶ。
最初の週。
金曜の夜に異世界へ来て、日曜の夜に帰った。
次の週も同じ。
だからソーマはいつの間にか、
――3日目になれば扉が出る。
そう考えていた。
だが今回。
日曜の夜になっても、扉は出なかった。
そして日本では、その翌日が祝日。
「……日数じゃない?」
もしかすると。
扉が現れる条件は、異世界側で何日過ごしたかではない。
日本側の休日に関係している。
金曜の夜にこちらへ来て。
土曜。
日曜。
翌日が平日なら、日曜夜に帰還。
でも。
翌日も休みなら。
その分だけ異世界にいられる。
「そんな都合よくできてるのか……?」
もちろん、まだ仮説だ。
2回と今回だけで規則を決めるには早すぎる。
ただ。
これまでと今回で明確に違うのは、10月12日が祝日だということだった。
「じゃあ今日の夜には出る……?」
もしそうなら。
祝日だけではない。
連休。
冬休み。
春休み。
大学の休みが長ければ、その分こちらで過ごせる時間も増える可能性がある。
「……これ、かなり重要だな」
逆に。
明日、10月13日は火曜日。
大学は2限から4限まで授業がある。
今日の夜にも扉が出なければ、本格的にまずい。
少しだけ安心した直後に、新しい不安が生まれた。
「まあ……夜まで考えてもしょうがないか」
今日は今日で予定がある。
昨日、レオンから言われていた。
朝、訓練場に来い、と。
嫌な予感しかしないが。
ソーマはベッドから降りた。
◇
朝食を済ませ、ギルド裏の訓練場へ向かう。
レオンとリナは、すでにそこで待っていた。
「遅い」
リナが言った。
「集合時間ぴったりだろ」
「私はもっと早く来た」
「それはそっちの都合じゃん」
少し前にも似たような会話をした気がする。
レオンは木剣を2本持っていた。
そのうち1本を、ソーマへ投げる。
「ほら」
ソーマは慌てて受け取った。
「今日は短剣じゃないの?」
「今日は剣」
「俺、短剣買ったばっかなんだけど」
「だからこそだ」
レオンは自分の木剣を肩へ乗せる。
「お前、Eランクになるんだろ?」
「正式処理はもう終わってるはずだけど」
「ならなおさら」
レオンの表情が少し真面目になった。
「これからは、荷物持ちだけで連れて行くつもりはない」
ソーマは少しだけ眉を上げる。
「荷物持ちでも役に立ってるだろ」
「役には立ってる」
すぐに否定されたわけではない。
「でも、今後俺たちと一緒に行く依頼は少しずつ危なくなる。毎回、お前だけ後ろで荷物持ってろってわけにはいかない」
その言葉に、少しだけ嬉しくなる。
今後も一緒に依頼へ行く。
それが当然のように話されている。
「だから、まず剣を知れ」
「短剣じゃなくて?」
「短剣を使うにしても、剣を持った相手の動きを知らないと避けられないだろ」
なるほど。
自分が剣士になるためではなく。
剣士と戦うため。
あるいは、剣を使う仲間と連携するため。
レオンはソーマの握り方から直していった。
柄を握る位置。
手首の角度。
肩の力。
足の位置。
そして、間合い。
「腕だけで振るな」
「こう?」
「違う。腰も使う」
「こう?」
「今度は力みすぎ」
「注文多いな……」
「死にたくなきゃ覚えろ」
また正論を出してくる。
何度か素振りを繰り返す。
短剣より長い分、間合いは広い。
だが、同時に扱いにくい。
近づきすぎれば、長さが邪魔になる。
「剣って強そうだけど、短剣より絶対上ってわけじゃないんだな」
「そんな単純なら全員同じ武器使ってる」
レオンは木剣をソーマの胸元へ伸ばした。
「この距離なら、俺の剣は届く。でもお前の短剣は届かない」
そこから一気に距離を詰める。
木剣の先が使いにくくなるほど近い。
「逆にここまで入られれば、短剣の方が扱いやすい」
「結局、距離か」
「そういうこと」
レオンは何度か動きを見せた。
振り下ろし。
横薙ぎ。
突き。
それぞれの前に肩や腰がどう動くか。
相手が何をしようとしているのか、武器だけではなく身体全体を見る。
以前の模擬戦で教わったことが、少しずつ繋がっていく。
しばらくして。
レオンが突然木剣を持ち直した。
「じゃあ、せっかくだから見せとくか」
「何を?」
「Cランクになったから、前より少し安定してきた」
レオンが静かに息を吐く。
その瞬間。
ソーマは妙な感覚を覚えた。
木剣の周囲。
ほんのわずかに、空気が揺らいでいる。
光ではない。
炎でもない。
それでも。
何か薄いものが、木剣を包んでいる。
「何それ?」
「闘気」
「闘気?」
初めて聞く言葉だった。
レオンは木剣を見ながら説明する。
「剣士が強くなっていくと、身体の力を武器に乗せられるようになる」
「魔法とは違うの?」
「別物だな」
横からリナが口を挟む。
「魔術師は魔力を外へ出して現象にする。闘気は、自分の身体や武器を強化する感じに近いわ」
「なるほど」
レオンが少し驚いた顔をする。
「俺より説明うまいな」
「あなたが雑なのよ」
ソーマは木剣を見る。
「で、それ付けるとどうなる?」
レオンが笑った。
「見た方が早い」
訓練場の端。
固く束ねられた藁の標的へ向かう。
手にしているのは。
ただの木剣。
刃なんてない。
レオンが構える。
次の瞬間。
一閃。
乾いた音が響いた。
束ねられていた藁の上半分が。
ずるりと滑り落ちる。
ソーマは数秒黙った。
「……は?」
切れている。
木剣で。
「ずるくない?」
「何がだよ」
レオンが笑う。
「木なのに切れてるじゃん」
「闘気を薄く刃みたいに乗せてる」
「これで薄いの?」
「ああ」
レオンは木剣を眺めた。
「俺はまだ長時間維持できない。乗せる量も少ないし、集中もいる」
「これで?」
「もっと上の連中は、普通に剣の威力そのものを何段階も上げるぞ」
ソーマは切断された藁を見る。
これが入口。
そう考えると。
Cランクの先が急に遠く感じる。
「俺、今日の朝までゴブリン3匹で緊張してたんだけど」
「比べるなって」
レオンは笑った。
「お前はお前のやり方でいい」
そこで。
リナが杖を持ち上げた。
「じゃあ私も見せる?」
ソーマが振り返る。
「何を?」
「Dランクになって、前より使いやすくなった魔法」
レオンが少し嫌そうな顔をする。
「ここでやるの?」
「訓練場なんだからいいでしょ」
リナは少し離れた場所へ移動した。
普段の《ファイアボール》なら、短い詠唱ですぐに撃つ。
だが今回は違った。
目を閉じ。
杖を両手で持つ。
そして。
長い詠唱を始める。
聞き慣れない言葉が続く。
数秒。
さらに数秒。
「……長くない?」
ソーマが小声で聞く。
レオンも小声で返す。
「強い魔法ほど時間かかる」
杖の先へ赤い光が集まり始めた。
そして。
リナが杖を前へ向ける。
炎が地面へ落ちる。
次の瞬間。
巨大な炎の渦が巻き上がった。
「うわっ!」
人の背丈を超える炎の竜巻。
離れているソーマの場所まで、熱気が届く。
炎が回転しながら、しばらくその場を焼き続けた。
やがて消える。
地面には黒い焦げ跡が残った。
「……これ、普通に怖いんだけど」
「複数の敵とか、通路を塞ぐ時に使えるわ」
リナは少し呼吸を整えた。
「もう1個」
「まだあるの?」
再び詠唱。
今度はさらに長い。
杖の先へ炎が集まり。
少しずつ。
少しずつ。
巨大になる。
最終的には。
「……俺と同じくらいない?」
人の身体ほどある火球が、リナの前に浮かんでいた。
「それ撃つの?」
「撃つわよ」
「どこに!?」
リナは訓練場奥の土壁へ杖を向ける。
巨大な火球が飛んだ。
速度は普段の火球より遅い。
だが。
土壁へ直撃した瞬間。
轟音。
炎。
熱。
ソーマは反射的に腕で顔を覆った。
火が消えたあと。
土壁の表面が大きく抉れ、黒く焼けている。
「……」
何も言えない。
リナが振り返る。
少し息が上がっていた。
「こんな感じ」
「こんな感じ、で済ませる規模じゃないだろ」
初日にゴブリンへ撃った火球。
アイアンボアへ放った魔法。
それでも十分強いと思っていた。
だが。
今の魔法とは規模が違う。
「いつもこれ使えばいいじゃん」
「無理」
即答だった。
「詠唱が長いし、魔力もかなり使うもの」
レオンも頷く。
「戦闘中にあれだけ時間かけてたら普通は襲われる。俺みたいな前衛が時間作らないと使えない」
「なるほど……」
短い詠唱なら威力は低い。
長い詠唱なら強力。
だから。
前衛が必要になる。
ソーマはレオンとリナを見た。
Cランクの剣士。
Dランクの魔術師。
今まで。
強いとは思っていた。
だが。
実力の全部を見たことはなかった。
「……俺、結構すごい2人に守られてたんだな」
レオンが吹き出す。
「それ言うの2回目だぞ」
「前よりさらに思った」
リナも少し笑う。
レオンは木剣を肩へ乗せた。
「だからこそ」
「何?」
「お前にも、もう少しできること増やしてもらう」
「荷物持ちだけじゃダメ?」
「ダメじゃない」
レオンは首を横に振る。
「でも、これからは荷物持ち以外でも任務に連れていきたい」
その言葉に。
ソーマは少しだけ姿勢を正した。
「今後の依頼は危険度も上がる。俺とリナが絶対守れるとも限らない」
レオンが木剣を構える。
「だから、自分1人でも最低限生き残れるようになれ」
ソーマも木剣を持ち直した。
「闘気は?」
「まだ早い」
即答だった。
「ですよね」
「まず普通に剣振れるようになれ」
「先長いな……」
リナが笑う。
「でも、始めなきゃ何も変わらないでしょ」
その通りだ。
ソーマはもう一度木剣を構えた。
「じゃあ、もう1回」
レオンが笑う。
「そうこなくちゃ」
◇
訓練が終わった頃には、ソーマの腕はすっかり重くなっていた。
木剣を振るだけなら簡単だと思っていた。
実際には。
構え。
足運び。
距離。
腰の使い方。
相手を見る位置。
意識することが多すぎる。
ソーマは木剣を地面へ置き、その場へ座り込んだ。
「……疲れた」
レオンはまだ平然としている。
「これくらいで?」
「そっちはCランクだろ」
「関係ない」
「あるだろ」
少し離れたところでは、リナが水を飲んでいた。
先ほど見せてもらった巨大な火球のせいか、さすがに少しだけ疲れているように見える。
ソーマは2人を見比べた。
改めて。
差が大きい。
「……荷物持ち」
思わず声に出た。
レオンが振り返る。
「何?」
「いや。差ありすぎるなって」
「だから同じことしようとするなって」
レオンはソーマの隣へ座った。
「俺は前で敵を止める。リナは後ろから魔法。お前がそこに割って入って剣振る必要はない」
リナもこちらへ歩いてくる。
「役割が違うもの」
「でも、これからは荷物持ち以外でも連れていくんだろ?」
「そう」
レオンが頷く。
「だから、自分の役割をちゃんと覚えろ」
「例えば?」
「俺たち3人で動くなら、基本は今までと似てる」
レオンが地面へ簡単な線を描く。
前方に自分。
その後ろにリナ。
そして、その間か少し後ろにソーマ。
「俺が前で敵を止める。リナは後ろから魔法。お前は横と後ろを見る」
「《警戒》?」
「そう」
レオンが頷く。
「俺とリナが前に集中してる時、お前が別方向から来る敵に気づければかなり助かる」
これまでにも、似たことは何度かしていた。
ただ。
偶然や感覚ではなく。
明確な役割として言われると、少し違う。
「じゃあ横から敵が来たら?」
「まず声出せ」
レオンが即答した。
「どこから。何匹。わかる範囲でいい」
「そのあと?」
「俺が動けるなら俺が行く。無理ならリナが対応する」
リナが続ける。
「でも、私が詠唱中ならすぐ動けないこともある」
ソーマは、さっき見た巨大な魔法を思い出した。
「その時は俺?」
「そう」
レオンがソーマの腰にある短剣を指差す。
「倒さなくていい。避ける。牽制する。1秒でも2秒でも時間を作れ」
逃げるための1秒。
以前は自分のためだった。
今度は。
仲間のための1秒。
少し意味が変わっている。
「その間に俺が戻るか、リナが詠唱を終える」
「結構責任重くない?」
「Eランクだからな」
地味に効く言葉だった。
少し前まで。
Fランク。
新人。
守られる側。
今は。
Eランク。
簡単な討伐も受けられる。
いつまでも全部やってもらうわけにはいかない。
「あと、撤退する時」
レオンが続ける。
「逃げる時?」
「ああ。実はそこが一番危ない」
全員が好き勝手に走れば。
バラける。
追われる。
誰かが取り残される。
基本はリナを先に下げる。
ソーマはその後ろか横。
レオンが最後尾で敵を抑える。
「一番強い奴が最後なんだ」
「普通はな」
リナが言った。
レオンはソーマを見る。
「お前は《軽歩》があるから、状況次第じゃ伝令役もできる」
「伝令?」
「前後を動く。撤退を伝える。助けを呼ぶ。誰かのところまで走る」
戦闘スキルではない。
それでも。
《軽歩》なら速く動ける。
《警戒》なら危険に気づける。
《仕分け》なら素材や痕跡を分けられる。
《運搬》と《重量軽減》なら荷物を持てる。
それぞれが。
少しずつ役割として繋がっていく。
「なんか」
ソーマが呟く。
「何?」
「俺、戦士にはならなそうだな」
レオンが笑った。
「今さら?」
「いや、改めて」
リナも笑う。
「でもパーティに1人いると便利なタイプよ」
「便利枠?」
「かなり褒めてる」
「微妙だな……」
それでも。
悪くない。
前に立って。
剣で敵を切り倒す。
巨大な魔法を撃つ。
そんな派手な役割ではない。
でも。
誰かがやらなければならないことはある。
「じゃあ次の依頼も、その辺試せるやつにする?」
リナが聞いた。
ソーマが顔を上げる。
「今日?」
「まだ昼前よ」
訓練でかなり時間を使った感覚があった。
だが。
まだ日は高い。
レオンも立ち上がる。
「せっかくEに上がったんだ。依頼板見に行くか」
「また働くの?」
リナがニヤッとする。
ソーマは一瞬黙る。
昨日。
朝は昇級査定。
午後は引越し。
夜は飲み会。
今日。
朝から訓練。
「……俺、また働くの?」
「自分で聞くなよ」
レオンが吹き出した。
ソーマも苦笑しながら木剣を返す。
「まあ、扉も夜まで出ないだろうし」
その言葉を口にした瞬間。
昨夜の不安が少しだけ戻った。
今日。
10月12日。
祝日。
もし仮説が正しければ。
今夜には扉が出る。
それまで。
この世界にいるしかない。
「じゃあ行くか」
3人はギルドへ戻った。
◇
依頼板の前は、昼前ということもあって朝より人が少なかった。
以前なら。
自然とFランクの依頼しか見ていなかった。
今日は違う。
ソーマはEランクの欄の前へ立つ。
「……ここ見ていいんだよな」
「何のために昇級したのよ」
リナが言う。
少し不思議な感覚だった。
Fランク。
採取。
荷運び。
街中の仕事。
それが今は。
【街道巡回補助】
【小型魔物討伐】
【商人護衛】
【森奥部・薬草採取】
【家畜を襲う魔物の調査】
受けられる依頼の内容が、少しずつ冒険者らしくなっている。
「護衛もあるんだ」
「あるぞ」
レオンが答える。
「ただ今日は時間的に無理だな。半日以上かかる」
ソーマは頷く。
できれば夕方には街へ戻りたい。
夜。
扉を確認する必要がある。
「じゃあ近場」
「戦闘と連携を試したいなら討伐系?」
リナが言う。
ソーマは少し迷った。
今朝。
レオンから剣を教わった。
パーティでの立ち位置も。
連携も。
できれば忘れないうちに試したい。
ただ。
昨日はゴブリン3匹を1人で倒している。
今朝も訓練。
「……できれば死ななそうなやつ」
「急に慎重」
「昨日1人でゴブリン3匹やったんだぞ」
レオンが笑った。
「じゃあこれとか」
1枚の依頼書を剥がす。
ソーマが横から覗き込む。
【街道周辺・小型魔物調査】
推奨ランク:E
街道近辺で目撃されている小型魔物の種類と数を確認。
危険がある場合のみ討伐。
「調査?」
「戦闘になるかもしれないし、ならないかもしれない」
「また調査か」
「今のお前にはちょうどいいだろ」
レオンが依頼書を指で叩く。
「《警戒》が使える。戦闘になれば短剣と連携。何か回収するなら、いつもの運搬」
「全部入りだな」
「そういうこと」
リナも内容を確認する。
「場所も近いし、夕方には戻れるわね」
夕方。
ソーマは無意識に空へ目を向けた。
夜には。
あの路地へ行く。
今日こそ。
扉が出るかどうか。
確かめなければならない。
「じゃあ、これにしよう」
ソーマが言った。
「いいの?」
「うん」
レオンから依頼書を受け取る。
Eランク。
自分のランクとして初めて選ぶ依頼。
荷物持ちだけではない。
《警戒》。
短剣。
《軽歩》。
そして。
パーティとしての連携。
少しだけ。
冒険者として次の段階へ進んだ気がした。
3人は依頼書を持って、受付へ向かった。
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