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『価値なしと呼ばれた第二王子は、王都の裏側で灯りを灯す』  作者: 伊佐波瑞樹


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第49話



 ハインツ魔導加工所の端材から作られた灯り石は、翌朝の店の作業台に置かれていた。


 淡い青を帯びた光。


 通常の夜間用灯り石よりも少しだけ冷たい色。


 けれど、不思議と刺々しくはない。


 夜の工房で使うなら、手元を照らしすぎず、影を潰しすぎず、細かな傷や線を見やすくする。


 ミラはそれを、じっと見ていた。


「……悪くない」


 短い言葉。


 だが、声には確かな手応えがあった。


 ガルドも腕を組み、灯り石を覗き込んでいる。


「光の伸びがいいな」


「うん」


「芯が残ってた端材だからだ。処理場の廃棄石とは違う癖がある」


「使える?」


「使える」


 ガルドははっきり言った。


「ただし、一般家庭向けじゃねぇ。工房向けだ」


 ロイドが帳簿から顔を上げる。


「工房向け灯り石か」


「名前、必要?」


 ミラが聞く。


「売るなら必要だな」


「工房用夜灯り」


「そのままだな」


「分かりやすい」


「最近、分かりやすさの大切さは身に染みてるけどよ」


 ロイドは苦笑した。


「もうちょい商品名っぽくしてもいいんじゃねぇか?」


「例えば」


「……工房灯り?」


「変わってない」


 ミラが即答する。


 ガルドが低く笑った。


「店主、名付けは弱いな」


「うるせぇ。じゃあお前がつけろよ」


「工房用低光量青色調整灯」


「商品名じゃなくて説明だろ!」


 セドが横から静かに言う。


「用途名としては正確です」


「セドまでそっち側か」


「ですが、商品名としては長いです」


「だよな」


 ロイドは少し考える。


 作業台の灯り石を見る。


 青みを帯びた、静かな光。


 職人の夜に置く灯り。


 強く主張せず、手元を支える光。


「……職人灯り」


 ぽつりと言った。


 ミラが少しだけ目を向ける。


 ガルドも黙る。


 セドは灯り石を見る。


「悪くないと思います」


「本当か?」


「はい」


 ミラも頷いた。


「分かりやすい」


 ガルドは鼻を鳴らす。


「まぁ、職人相手なら通じる」


 ロイドの顔が少し明るくなる。


「じゃあ仮でそれにするか」


 職人灯り。


 ハインツの端材から生まれた、新しい灯り。


 それはまだ、商品として棚に並ぶほどの数はない。


 だが、確かに可能性だった。


 処理場からの廃棄魔石を黒羽に抜かれ始めた中で、工房端材という細い流れから生まれた光。


 ロイドはそれを見て、胸の奥に小さな熱を感じていた。


「……これ、ハインツさんに見せたらどう言うかな」


「まず文句を言う」


 ガルドが即答した。


「ええ……」


「職人はまず文句を言う」


「偏見じゃねぇの?」


「事実」


 ミラが短く言う。


「お前もそっちか」


「でも、使うと思う」


 ミラは灯り石を見る。


「手元、見やすい」


 ガルドも頷いた。


「夜の細工で試せば分かる」


 セドは記録を取る。


 職人灯り。


 ハインツ端材由来。


 工房夜作業向け。


 光色、青寄り。


 低熱。


 細工向けの影残り良好。


 課題、安定量産不可。


 端材品質依存。


 書きながら、セドは思う。


 また一つ、価値が生まれた。


 捨てられるはずの端材から。


 見向きもされない欠片から。


 それは、黒羽の選別とは違う。


 価値あるものだけを拾うのではない。


 価値なしとされたものの中に、まだ残っている使い道を探す。


 同じ“選ぶ”でも、根本が違う。


 セドは筆を止めた。


「……黒羽は」


 小さく呟く。


 ロイドが顔を上げる。


「ん?」


「黒羽は、価値あるものを選びます」


「ああ」


「私たちは、価値がないとされたものの使い方を探している」


 店内が静かになる。


 ミラも、ガルドも、ロイドも、作業台の灯り石を見る。


 セドは続けた。


「似ているようで、違います」


「全然違うだろ」


 ロイドが言った。


 声は静かだった。


「向こうは切り捨てるために選ぶ」


 一拍。


「こっちは、拾うために見る」


 その言葉に、セドは少しだけ目を伏せた。


「……はい」


「そこは大事にしようぜ」


 ロイドは職人灯りを手に取る。


 淡い青い光が、彼の指を照らした。


「これも、拾った光だ」


 ミラが小さく頷く。


「うん」


 ガルドは低く言う。


「なら、ちゃんと仕上げる」


 その声には、職人としての誇りがあった。


 


 午前の営業が始まると、店の前にはいつも通り人が集まった。


 中傷紙はまだある。


 訂正文もある。


 子供向けの約束も、買い取りルールもある。


 だが、通りの人々はもう、それを一通り読むと、店の中へ入るようになっていた。


 もちろん、完全に疑いが消えたわけではない。


 時折、中傷紙の前で足を止め、店内を探るように見る者もいる。


 けれど、その視線に対して、常連の誰かが説明することも増えていた。


「あれは嘘だよ。横に訂正があるだろ」


「この店、買い取り場所まで聞くからな」


「うちの子なんか、危ない石持って行って怒られたよ」


「怒られたっていうか、説明されたんだろ」


「まぁ、そうとも言う」


 ロイドはそれを聞きながら、少しだけ表情を緩めた。


 自分たちが毎回説明しなくても、人が伝えてくれる。


 信用が、店の外へ出ている。


 それは昨日よりもさらに強く感じられた。


 ニコたちも来ていた。


 今日は買い取りではない。


 貼り紙の前で、小さな子供たちにまた説明している。


「ここ、読む!」


「東水路には行かない!」


「光る石を拾わない!」


「見つけたら?」


「大人に言う!」


「子供だけで?」


「見に行かない!」


 ニコが先生のように胸を張っている。


 リナが横で間違いを直し、トマは少し離れた場所で見張り役のように立っている。


 ロイドはそれを見て苦笑した。


「完全に小さい見回り隊だな」


「危険に近づかなければ良いことです」


 セドが答える。


「そうなんだけどよ」


 ロイドは少し心配そうに見る。


「責任感じすぎなきゃいいけどな」


「はい」


「子供だからな」


「はい」


 セドは頷く。


 守るための言葉を渡した。


 だが、それが子供たちに重すぎるものになってはいけない。


 その線引きは難しい。


 ロイドがニコたちへ声をかける。


「おーい、先生ごっこはほどほどにしろよ」


「ごっこじゃない!」


 ニコが振り返る。


「大事なやつ!」


「分かってる。でも、遊ぶ時間も取れ」


「今はこれが大事!」


 リナが少し困った顔をする。


「ニコ、最近ちょっと張り切りすぎ」


「そうかな?」


「うん」


 トマも言う。


「昨日も水路の近くに行きそうな奴探してたし」


 ロイドの顔が変わる。


「ニコ」


「え」


「それは駄目だ」


 声が低くなった。


 ニコの肩が少し跳ねる。


「でも、止めないと」


「止めるのはいい。けど、探しに行くな」


「……」


「危ない場所に近づく奴を探しに行ったら、お前も近づくことになる」


 ニコは口を閉じた。


 セドも店から出て、ロイドの隣に立つ。


「ニコ」


「……はい」


「守ることと、危険へ近づくことは違います」


「でも」


 ニコは悔しそうに唇を噛む。


「誰かが行ったら危ないじゃん」


「はい」


「じゃあ、止めなきゃじゃん」


「その時、まず大人へ知らせてください」


「間に合わなかったら?」


 その問いに、ロイドもセドも少しだけ黙った。


 子供の真っ直ぐな不安。


 誰かを助けたいという気持ち。


 それを雑に否定してはいけない。


 だが、背負わせてもいけない。


 セドは膝を折り、ニコの目線に合わせた。


「間に合わないことも、あるかもしれません」


 ロイドが少しだけ目を向ける。


 セドは続けた。


「ですが、ニコが危険に飛び込んで怪我をしたら、助ける人が二人になります」


「……」


「大人に知らせることは、逃げではありません」


 ニコの目が揺れる。


「でも、怖がってるみたいじゃん」


「怖がってください」


 セドは静かに言った。


 ニコが目を見開く。


「危険なものを怖がるのは、正しいことです」


「……」


「怖いから避ける。怖いから知らせる。怖いから準備する」


 一拍。


「怖がらないことが強さではありません」


 ロイドは、その言葉を聞いて胸の奥が少し詰まった。


 それは、セド自身にも向けられた言葉に聞こえた。


 ニコは黙っていた。


 悔しそうで、少し恥ずかしそうで、でもちゃんと聞いている顔だった。


 リナが小さく言う。


「じゃあ、怖くてもいい?」


「はい」


 セドは頷いた。


「怖くても、正しく動けばいい」


 トマが腕を組む。


「それ、難しいな」


「難しいです」


「大人でも?」


「大人でもです」


 ロイドが苦笑した。


「まさに今の俺たちだな」


 ニコはしばらく俯いていた。


 やがて、小さく頷く。


「……分かった」


「はい」


「探しには行かない」


「お願いします」


「でも、見かけたら止める」


「自分が安全な場所にいるなら」


「うん」


「危ないなら、大人を呼ぶ」


「……分かった」


 ニコは少しだけ涙目だった。


 悔しさが抜けきらないのだろう。


 リナがそっと横に立つ。


 トマも少し乱暴にニコの肩を叩いた。


「俺も呼ぶから」


「……うん」


 その小さなやり取りを、通りの大人たちも見ていた。


 誰かが小さく頷く。


 誰かが自分の子供の手を握り直す。


 群衆の中にも、その言葉は届いていた。


 怖がることは、悪くない。


 それは、街全体に必要な言葉だった。


 


 午後。


 ハインツ魔導加工所の見習いが、店へ来た。


 昨日、扉を開けた少年だ。


 緊張した顔で、小さな箱を抱えている。


 ロイドが驚く。


「どうした?」


「親方からです」


 少年は箱を差し出した。


「追加の端材と、これ」


 手紙。


 ガルドが受け取り、読む。


 眉が少し上がる。


「何て?」


 ロイドが聞く。


「昨夜、職人灯りを試した。細工に使える。追加で二つ欲しい」


 ミラの目が少しだけ大きくなった。


「本当?」


「ああ」


 ガルドは手紙を読む。


「あと、別の工房が興味を持っている。紹介はまだしない。まずお前らが約束を守れるか見る、だと」


 ロイドは苦笑した。


「厳しいな」


「職人としては普通だ」


「でも、悪くない」


「悪くない」


 ガルドが言う。


 ミラはすぐに職人灯りの試作品を確認し始めた。


 見習いの少年は、店内を少し落ち着かない様子で見ている。


 貼り紙。


 灯り石。


 作業台。


 中傷紙の写し。


 そして、子供たち。


「君」


 セドが声をかける。


「はい!」


 少年が背筋を伸ばす。


「名前は?」


「テオです」


「テオさん。端材箱は、あなたが持ってきたのですか」


「はい。親方が、俺に見てこいって」


「見てこい?」


「この店が、どういう店か」


 ロイドが少し目を丸くする。


「なるほどな」


 ガルドが低く笑う。


「ハインツらしい」


 テオは少し緊張しながら言う。


「親方が言ってました。端材を渡すなら、金だけじゃなくて、相手の手を見るって」


「手?」


 ミラが聞く。


「はい。石をどう置くか、道具をどう扱うか、人にどう話すか」


 セドは静かに頷いた。


「良い親方ですね」


 テオは少し嬉しそうな顔をした。


「はい」


 その顔を見て、ロイドは少しだけ笑う。


 この少年は、ハインツを尊敬している。


 それが分かる。


「じゃあ、見ていけよ」


 ロイドが言った。


「ただし、店の邪魔はするなよ」


「はい!」


 テオは店の隅に立ち、作業を見始めた。


 ミラが端材を確認する。


 ガルドが断面を見る。


 セドが記録する。


 ロイドが客と話す。


 それらを、少年は真剣な目で見ていた。


 そして、しばらくしてぽつりと言う。


「……本当に、危ない石は分けるんですね」


 ロイドが振り返る。


「何だと思ってたんだ」


「いえ、その」


 テオは少し言いにくそうにする。


「廃棄魔石を使う店って、もっと雑なのかと」


 店内が少し静かになる。


 その言葉は悪意ではない。


 正直な印象だった。


 ロイドは少し苦笑した。


「まぁ、そう思われても仕方ねぇか」


 セドが静かに言う。


「だから記録し、分類します」


 ミラが端材を一つ持ち上げる。


「これは使える」


 別の欠片を指す。


「これは駄目」


 テオが覗き込む。


「違い、どこですか」


 ガルドが答える。


「断面だ。見ろ」


 彼は端材を二つ並べる。


「こっちは割れが芯を避けてる。こっちは芯まで亀裂が入ってる」


「……本当だ」


「芯まで割れてると、加工中に暴れる」


「暴れる?」


「光が安定しねぇ。最悪、破裂する」


 テオの顔が少し青くなる。


「そんな危ないもの、処理場に出してました」


「だから処理場が大変なんだ」


 ガルドの声は低い。


「端材を出す側が分かれば、危険も減る」


 テオは真剣に頷いた。


「親方に伝えます」


「伝えろ」


 ガルドは少しだけ表情を緩めた。


 テオはその後もしばらく見学し、最後に職人灯りを二つ受け取って帰った。


 帰り際、ロイドが言う。


「一人で帰れるか?」


「はい」


「変な奴に話しかけられたら?」


「相手にしません」


「黒い鳥の荷車を見たら?」


「近づきません」


「よし」


 テオは少し笑った。


「子供扱いですね」


「見習いは子供扱いされるもんだ」


 ガルドが言う。


「俺もですか」


「少なくとも今日はな」


 テオは少し不満そうにしながらも、きちんと頭を下げて帰っていった。


 その背中を見送りながら、ロイドは言った。


「……工房の見習いにも、同じ注意が必要なんだな」


「はい」


 セドが答える。


「子供だけでなく、若い職人も危険に近づく可能性があります」


「貼り紙、増える?」


 ミラが聞く。


 ロイドは笑った。


「もう増えるの前提なんだな」


「必要なら」


「そうだな」


 ロイドは壁を見る。


 紙だらけの壁。


 少し前なら、見栄えが悪いと思っただろう。


 今は違う。


 これは店が人と繋がっている証拠だ。


 悪意もある。


 注意もある。


 約束もある。


 訂正もある。


 全部ひっくるめて、この店の今だった。


 


 夕方。


 店に、一人の男が現れた。


 派手ではない。


 灰色でも黒でもない、くすんだ茶色の外套。


 年齢は三十代半ばほど。


 職人にも商人にも見える。


 だが、目だけが妙に静かだった。


 男は棚の灯り石を見て、低く言った。


「職人灯りはあるか」


 ロイドが眉を上げる。


「まだ正式には売ってない」


「ハインツのところで見た」


 ガルドの目が細くなる。


「どこの工房だ」


「レム工房」


 男は答える。


「小さな細工工房だ。端材がある」


 店内の空気が少し変わった。


 ロイドはすぐに飛びつかなかった。


 セドを見る。


 セドも静かに男を見る。


「端材の話を、どこで?」


 セドが聞く。


「ハインツの見習いから少し」


「紹介を受けたわけでは?」


「ない」


 男は正直に言った。


「だが、見に来た」


「理由は」


「処理場へ出す前の端材が溜まっている」


 一拍。


「黒い鳥に持っていかれるくらいなら、使う奴に渡したい」


 その言葉に、ロイドの胸が少し震えた。


 黒い鳥に持っていかれるくらいなら。


 つまり、工房側にも黒羽への反発がある。


 恐怖だけではない。


 怒りがある。


 不満がある。


 そして、別の流れを求める気持ちがある。


「……話を聞きます」


 セドが静かに言った。


 ロイドも頷く。


「ただし、すぐ契約はしない。まず確認からだ」


 男は少しだけ笑った。


「その方が信用できる」


 小さな二本目の流れ。


 まだ繋がったわけではない。


 けれど、向こうから水音が聞こえた。


 店の中にいた者たちは、全員それを感じていた。


 


 その夜。


 王城の書庫で、ルイスはセドから届いた報告を読んでいた。


 ――一本目が動きました。


 ――職人灯りが工房の入口になっています。


 ――見習いが店を見ました。


 ――二本目の可能性があります。


 ――黒い鳥に持っていかれるくらいなら、という声が出ました。


 ルイスはその一文を、何度も読んだ。


 黒い鳥に持っていかれるくらいなら。


 街の中に、反発が生まれている。


 恐怖だけではない。


 不信だけでもない。


 自分たちの手で、別の流れへ渡したいという意思。


 それは大きい。


「……セドたちだけじゃない」


 ルイスは静かに呟いた。


「街も、少しずつ動いてる」


 足元の影が揺れる。


 ノクス。


 ――では、あなたは?


 ルイスは苦笑した。


「本当に厳しいね」


 ――問いは必要。


「うん」


 ルイスは台帳を開く。


 廃棄物処理契約。


 再委託先、記載省略。


 王城の空白。


 黒羽が隠れる場所。


「外で細い流れが生まれてるなら、内側でも細い道を探す」


 正面から暴くにはまだ早い。


 だが、契約の空白を辿ることはできる。


 誰が省略を許したのか。


 誰が記録を閉じたのか。


 誰が黒羽へ流したのか。


 ルイスは筆を取り、次の調査項目を書いた。


 王城廃棄物処理契約。


 再委託承認者。


 十年前の更新記録。


 黒羽紋章の有無。


 バルドへの確認。


 そして、最後に。


 フィリアへ相談する範囲。


 書いてから、ルイスは少し手を止めた。


 フィリア。


 話すべきだ。


 全部ではなくても。


 自分一人で持たないために。


 灯りは、一人で持つものではない。


 自分で書いた言葉を、自分が守る番だった。


「……明日、フィリアに話す」


 小さく決めた。


 怖い。


 でも、必要だ。


 ルイスは窓の外を見た。


 王都の灯り。


 その中に、また新しい小さな光が増えた気がした。


 工房端材から生まれた、職人灯り。


 街のどこかで、職人の手元を照らす光。


 それは、黒羽が奪えなかった小さな価値だった。


 ルイスは胸に手を当てる。


「僕も、細い道を作る」


 夜の書庫に、その声が落ちた。


 王都の外で、店が動いている。


 王城の内で、ルイスもまた動き始めている。


 第一章の終わりへ向けて。


 小さな灯りたちは、確かに集まり始めていた。

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