23、乙女
おじい様、お父様をふまえ、キース様より事件の真相をお聞きしました。
気まずそうに、お父様が、お聞きします。
「それで、本当なら母から、親しい女性から聞いたほうが良いのだが、、、お母様、ステラはもういない」
ぴんと張り詰めた空気。何を伝えるのかしら。
「…すまない。やっぱり私の口からは言えない」
お父様は何をためらってらっしゃるのでしょうか。
「安心してください。お父様、エリーナは乙女です」
キース様がサラッと伝えます。確かに乙女ですけど。脱がされる前でしたし、未遂ですけど。
「男達の裏もとれてます。まぁ彼らはすでに使い物にならないように処理しました」
処理って、何。聞いてはいけないので黙ってます。おじい様もお父様も、控えたサリーも黙秘します。
「そして、エリーナは私がすみからすみまで確認しましょう」
いやぁ。久しぶりに聞きました。その変態コメント。相変わらずですね。安心します。
「いや、お嬢様、そこは絆されたらいけないところです。婚約前に味見されてはいけません」
サリーが思わず切り返します。
「…婚約、してくれますか?」
いきなり切ない表情で懇願してきます。
「あなたが攫われたと聞いて、胸が張り裂けそうでした。無事で良かった。本当に良かった。もう、逃げないで。そばにいてください」
距離をとってたの、気づいてたんですか?ふさわしくないって離れようとしたけれど、私も、もう、離れたくないです。
一緒にいたいです。
「…はい。」
愛してます。
キース様。
嬉しくて涙がでます。
頬を伝う涙に手が触れます。
「ウオッホン、ゴホン、ゴホン」
公開プロポーズです。
親に見られるなんて。恥ずかしすぎます。
婚約はすぐに承認、処理されました。とともに、関わった令嬢達は謹慎処分となりました。
おじい様は甘い刑となったとぼやいておりましたが、私が未遂であったことを公表していますので、周囲の反応をもとにこの処分となったのです。
キース様は、また私を守ってくださいました。
社交界での悪い噂もなくなり、最近ではこぞってモーアへいく女性が増えたそうです。
私は学園へ継続の願いを出して、二年目で家政科を学ぶことになりました。
婚約したのであれば、家政科を学んでいないと、世間体が悪いという理由です。キース様にふさわしくないなんて、思われないよう、キース様に求められる人間でいたいです。
短くてすみません。
まとまらなかったです。




