6 リデル司令
少しだけエッチな描写があります。
愛スクールの保健室にある浴室で、光歩は緑の照明に照らされて、裸体を洗いシャワーを浴びると、丸い浴槽の湯に浸かる。
「気持ちいい~!言われた通り、入って正解だあ」
そう言って緑の湯を堪能していると、浴室内に莉音の声で連絡が入る。
「奈坊先輩、リデル司令から通信です」
「――ああ、莉音さんが言ってた。もう!まだ入ったばっかりなのに!」
渋々浴槽から出ようと立ち上がる。
「そちらに映像送ります」
「ありがとう。――送る?」
突然、洗い場側の空間に四角いモニター画面風に映像が現れる。
映像は、8歳くらいの幼女が顔を向けている姿だった。
「!?……」
全裸の光歩は、映像の幼女を見たまま立ち尽くす。
幼女の視線が光歩の下半身に向けられる。
光歩は自分の股間を見てから慌ててザブ~ン!と湯の中にしゃがんだ。
「お嬢ちゃ~ん、イタズラしちゃダメだよ~!パパはどこかな~?」
「……てめえ~、まだ記憶が戻ってないみたいだな。異空間転送による記憶喪失に免じて、今の発言は許してやる」
「――はいっ!?」
「コーフ、お前も小さくなったな。この私が、リデル司令なのだ」
「はあ!?」
「記憶喪失のふりして私をおちょくっているなら、その世界に永久追放するように申請するぞ!」
「――何でその若さで?天才少女なんですか?」
「繰り返しおこなった異空間転送の結果だ。私も若い頃は、敏腕捜査官として異世界で活動していたからな」
「――若い頃って、今何歳なんですか!?」
「レディに年なんか聞くな!バ~カ」
「……」
「異世界潜入捜査官コーフ・ナボー、お前が忘れた任務を伝えるぞ」
「――は、はい」
「お前はな、その世界に行くことを志願した勇気ある男なんだ。異世界潜入捜査官の女たちは、みんなお前に惚れてるぞ。だから、リオンもお前のことが大好きなんだよ」
「?……」
浴室のドアが開いて、莉音が頬を赤らめてバスタオルでEカップボディを隠して入って来る。
「おわっ!?どうしたんですかっ!?莉音さんっ!!」
光歩の顔面が一気に真っ赤になる。
「……」
「コーフ、リオンと子作りするのが最も重要なお前の任務なんだよ」
莉音はバスタオルを取って、ピンクの乳首がツンとした豊かな乳房、縦長のヘソ、くびれた腰、ツルツルの恥ずかしい丘、美脚などの無防備な全身を光歩に生で公開し、裸足の足裏をペタペタと鳴らして近づいて来る。
「何で!?このカラダ、まだそういうのに向いてないでしょ!」
莉音は、14歳男子が湯に浸かっている丸い浴槽に足を入れる。
18歳女子の接近した裸体を前に、光歩は下を向く。
「リオンに聞いただろ、人員が足りないって――子作りができる時にやってもらわないと、死んだり、子作りできないカラダになってからじゃ遅いんでね」
莉音もしゃがんで湯に浸かり、下を向く光歩を見つめる。
リデル司令はニヤニヤしながら話しを続ける。
「異空間転送した女が生んだ子供なんだけど、急激に成長する可能性が高いのよ。相手が同じ異空間転送の影響を受けた男なら、もっと可能性が高くなるってわけ。どんどん子供を作って成長させて、異世界潜入捜査官を増やすのだよ!」
「この世界で生まれたら、異世界潜入じゃないでしょう!」
「別の異世界に潜入してもらうこともあるかもしれないじゃん!」
「そんな簡単に捜査官になれるものなんですか!?」
「もちろん教育とか訓練が必要だ。親のお前らがやるんだよ」
「莉音さん、いいんですか?こんなことやらされて」
「リオンって呼んで下さい、ナボー先輩」
「!」
「22歳の本当の私を見て欲しかったです。24歳のナボー先輩と結ばれたかったです。今の純粋なナボー先輩も好きですけど」
「莉音さんっ!!そこはっ!!あっ!!」
莉音が湯の中で手を伸ばし、光歩の敏感な相棒を可愛がる。
「ちょっと!!待って!!ああっ!!」
光歩はのけぞって裸体がビクビクッと痙攣すると、ぐったりした。
「せ、先輩……」
「リオン、まだ早かったようだ。少しずつ鍛えてやれ」
「――はい……」
莉音は切ない表情で、うな垂れた光歩を見る。
「凄腕のコーフ・ナボーも、中学生男子の頃は早かったのだな」
リデル司令は落胆した。
読んで下さって、ありがとうございました。




