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向日葵のお姫様!  作者: 日向 藍衣


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逃亡の理由

結局、状況が読み込めなくて一睡もせず一晩明かした彩羽。


そんな彩羽は、ヒマリに逃亡の理由…経緯をストレートに聞くことにした。


「ヒマリってなんで逃亡してきたの?」


キャベツを刻みながら聞くと…


「え?だから仕事が多すぎて疲れてめんどくさくなってこっちに舞い降りたんだって」


仕事って…どんな労働してるのよ…そう思いながら、思い当たる法律を口にする。


「14で労働って…労働基準法第56条に引っかかるじゃない…」


「なにそれ」


ハテナ顔で聞き返すヒマリに対し、呆れながら刻んだキャベツをフライパンに入れ炒めながら言う彩羽。


「…はぁぁ〜とりあえず明日学校だからそれまでには帰ってよね」


「なんでよ」


「他の星のお姫様をひとりで留守番させるなんて…怖くて行けないでしょ?」


ほんの少しだけ青ざめながら体をブルッと震わせる彩羽にドストレートで聞くヒマリ。


「何が怖い?」


「え?勝手に鍵開けてドア開けっ放しで家を出て空き巣が入るケースが心配でさ」


「そこ違くない?」


炒めたキャベツを皿に移した後、叫びながら買い物バックと財布、スマホを手に取った。


「そういえば今日キャベツの特売日だったぁぁぁぁぁ!留守番しててねッ!」


勢いよく玄関を飛び出し、ちゃっかり鍵まで閉めて走った音が聞こえた後、ヒマリは、いきなり叫んだと思えばそれか…と思いながら独り言を言う。


「さっきまで他の星のお姫様をひとりで留守番させるの躊躇ってたクセに…」


そういいながら、彩羽が炒めたキャベツを頬張っていた。

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