↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『失ったら、元に戻らない。』  作者: ほのりー


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
9/10

3、ごめんなさい

「どうしーーー」

…、いたい!頭がいたい!なにを言ってるのか分からない。なんだかふらふらしてきた。

「……ごめんなさい、私、分からないんです。

家名とか教えてくれたんと、思うんですけど、何かに、かき消されてるみたいで。その、家名にYが付くのは分かりました。ありがとう、ございます。

…あ、あと、わた、私、ど、どうすれば…」

まだ話している途中なのに、言葉が紡げない。

何処か夢見心地だ。しかも、意識がなくなりそうな気がした。だけど………

「あ、り……がとう………………エリー?」

「え!それって、私の1000013目のコードネームじゃない!?」

ん?…………………………コードネーム?

コードネームって潜入調査で使うやつだよね?

……………………え?

…………なんだかどうでもいいことを思い出したな。

目が覚めると、目の前にエリー?がいた。

頭の痛みは消え、感情が少し戻った気がした。

「あ、…………エリー?」

彼女……エリー?はニコッと笑う。

「思い出してくれたんだ!というか、もうめっちゃタメ口使ってるからさー、タメ口でいい?

私のことは、エリーでいいよー!

コードネームって大事じゃないから思い出したのかな?多分。」

確かに、間にちょいちょいタメ口が使われていたな。

コードネームかー、多分どうでもいいと思ってたんだろうなー。

「タメ口でいいですよ、エリー!」

「そっちも敬語やめてよー!タメ口、タメ口!」

あ、確かに!

「エリー、宜しく!」

私はニコッと笑う。

心なしか、エリーも嬉しそうに見えた。

私はエリーを見て、何故か大人になったな。

と思った。

なんでだろう?もしかすると、昔のことを僅かに感じたのかもしれない。

記憶ではないからかな。なんか僅かに不思議な気持ちになった。やっぱり少し、感情が戻ったかも?

「あの、エリー、私」

私が言った瞬間、エリーが飛躍した。

そして、魔物らしき断末魔が聞こえた。

エリーが持っていた剣で倒したのだ。

エリーが振り向いて尋ねた。

「どうしたー?」

「ええっと、その」

なんか、言いにくいと思って言い淀む。

「やっぱり大丈夫!」

不自然かもだけど、辞めてしまった。

エリーは笑った。

「いいよ!平気。」

まるで、心が読まれたかのような返答だった。

びっくりしながらも返事をする。

「ありがとう、エリー!!!」

少し気持ちが明るくなった気がした。

良かったら、評価やブックマークなどををお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。