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『失ったら、元に戻らない。』  作者: ほのりー


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2、覚えてない

すみません。

投稿日を間違えていました…。

29日もまた出します。

彼女の話を聞いた。

彼女が言うには、私は聖女らしい。

だが私は、その身に宿る魔力がとてつもなく多いため、暴走してしまうということがあった。

暴走してしまうと多くの人が身体能力が高くなり、珍しいレベルの魔力を宿すらしい。

だが、その代償にいままでの記憶が無くなる。

そう、生まれたばかりの知能になってしまうのだ。

しかも、術者は記憶を少しずつ失う。

大事なことから忘れていくらしい。

全て失うなんて知らなかった。

今私は大陸中に厄災の聖女と呼ばれているとか。

今の私に分かるのはそれだけだ。と、彼女は話を締めくくった。

私は微妙な顔になってしまう。

いや、深刻だったな…。

(でもなぁ……。本当にそうなのかな?確証もないし…。)

だけど、話している彼女は辛そうで必死に見えた。

だから、否定出来ないと思う。

(多分。た、多分ね。うん、まだ信じちゃ駄目!

それに、人を信じるのはちょっと怖いかも…。)

「言いたいことは、分かります。

ですが、私も信じられないのです。」

私はその場しのぎのような回答をしてしまった。

解決なんてしないのに。

相手に任せる感じが凄い。失礼かも。

「はい、分かっています。

…………その慎重さは前と変わりませんね。

あ…、覚えていないことを言ってしまいました。

すみませんでした。」

悲しそうな顔になったので、慌てて言う。

「大丈夫ですよ!

あの、覚えていなくてごめんなさい。

えっと、大したことでは無いかもしれませんが、

私、人間を信じるのがちょっと怖いみたいです。」

その言葉を聞いて彼女は落ち込んだ顔をした。

「そこは覚えて欲しくは無かったのですが。

………もしかして、覚えたくないものは代償として 取られないのかもしれません。」

(そうなのかな?…そうかも。)

一つ、忘れていたことを思い出した。

「あの、私の名前と…………………あの、今思い出したんですけど、どちらかの名前とかにRって付いてないですか?」

私が言うとびっくりした顔をされた。

彼女は言った。

「あなたの家名の頭文字です!!

予想だけど、あなたは家名を気に入って居なかっ た。だから、思い出したのでは?

あなたは魔法を使いすぎて、それまで忘れてしまったのかと思います。

あと、私の名前はーーーーーーー、

あなたは、ーーーーーーーーーよ。

ーーーー、何か思い出したかしら?」

(え?何も聞こえない。まるで、誰かが邪魔をしている みたいに。なんだか、頭が、いたい……)

「ーーーー!どうしたの!?ーーーー!?」

見てくださり、ありがとうございます。

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