2、リリー視点
リリー視点です。
今日は友達のラニとパーティー会場に来ていた。
急にラニは腹立つことを言い始めた。
思わず、叩いてしまった。
別にラニにならいいや。やり返さないでオロオロしてるだけだろう。
そういう判断だった。
だけど、ラニは叩き返して来た。
彼女の目には強く怒りが宿っている。
私は、一線を越えたのだろう。
ラニは泣き出した。
そして、証拠も出した。
私はどうなるのだろうと、ぼんやりと考えた。
1年間の謹慎処分が下された時、私は気が狂いそうだった。
しかし謹慎処分の間、専門教師に教えて貰った、
『自分の嫌がることを、他人にするな!』
その言葉に自分の何かが変わった気がした。
その教師にはいろんなことを教わったな、とリリーは思い返していた。
今日は謹慎処分が終わって学園に行かなくては行けない日だ。時間が迫っている。
リリーはうわの空で支度をした。
(もう、この学園に来れないかもしれない…。
でも、当たり前よね。…ラニ、彼女には悪いことをしたわ。)
簡単に許されることではない、許して欲しいとリリーは思うことなどリリーは、微塵も思っていなかった。
そう考えている内に、支度が終わり、リリーは学園に着いてしまった。
緊張して扉を開け、自己紹介をした。
拍手はまばらだったが、無いより安心できた。
席はラニの隣だった。
リリーは己の不運を悟った。
座った瞬間、ラニと目が合ってしまい、反射的に謝ってしまった。許してと言っているようなものだ。
そんなはずは無い。自分の口はなんておしゃべりなんだ。しかし、彼女は怒ることもしなかった。
リリーには、全てを許してくれたように感じた。
これ以上、話すなんておこがましい。
そう思い、話を続けることはしなかった。
もう、二度話すことは出来なかった。
でもこれは、二人とっては一番の選択だと、リリーは感じた。
見てくださり、ありがとうございます。
また作品を投稿する予定です。
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