表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕の世界  作者: 0u0
第二章
26/29

あるいは、きみはどっち

「──はい、こちら、分かれ道で、ございます」


「右にゆけば……いけば? ……まあ、どっちでも。つきます」


「え? 右? 右は、橋のほうです」


「……逆、でしたかも。……どちらかが、どちらかです」


「お気をつけて、旅のお方ー」


「──あ。とまってる人が、いますね」


「お困りですか、旅のお方。あちらの道しるべより、くわしいご案内ですよ。……よし」


「あ、花。──これで、きめてあげる」


「花びら、いっこずつ。みーぎ、ひーだり、みぎ、みぎ……」


「あれ、みぎがおおいな。この花、みぎがすきなんだ」


「…………」


「……きえちゃった」


「……わかったんだ。よかった」


「──あ、ふたりとも。けんかちゅう?」


「ふたりはね、にんむのとちゅうなの。にんむ。……いいことば」


「名前も、つけてあげる。こっちは……せいじょ、さま? みたいな」


「こっちは。……えらい、まほうの……」


「…………わすれた」


「じゃ……えらいひと? 火をだすひと?」


「……どっちも、いいな」


「……火をだすひと。火、だすし」


「せいじょさまは、なおすひと。……おそろい」


「で。にんむは、どっちいくの」


「火をだすひとは、みぎ、って」


「なおすひとは、ひだり、って」


「……にんむ、ひとつなのに」


「──ねえ、きみ。きみは、どっち?」


「……ないしょ? ……ふうん」


「じゃ、ふたりのかわりに、きめてあげる」


「みぎ。……ひだり。……みぎ──」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ