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「うん。それもいいかもしれない」

 とにっこりと笑って浦野くんは言った。

 真由美はしゃがんで雪を触っている浦野くんの隣まで行くと、浦野くんのすぐ横に座り込んで、同じように雪を触った。

「冷たいし、雪かきしても、どうせまたすぐに降るし、転んだりするし、いろいろと面倒くさい。私、雪ってあまり好きじゃない」と真由美は言った。

「富田さんらしいね」

 と浦野くんは言った。

「僕は雪は好きだよ。確かにいろいろと面倒だし、大変だけど、雪は綺麗だし、見られないと思うと、すごく寂しい気持ちになる」と浦野くんは言った。

「私も雪の降らないところに引っ越しがしたい」

 と真由美は言った。

「大人になったら、すればいいよ」とにっこりと笑って浦野くんは言った。

 それから二人はそんな風にして、いつものようなたわいもない会話をした。

 結局、真由美は浦野くんにその日、告白をしなかった。

(二人で雪だるまを二つ、作っただけだった)


 真由美が浦野くんを呼び出しための嘘の話を済ませると、浦野くんは「じゃあ、またね」と言って真由美の前からいなくなった。(一緒に帰ろうか、とか言ってくれなかった)

 そのことを春日に電話で伝えると「意気地なしやね、真由美」と言って、電話越しに真由美は春日に怒られた。

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