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ひねくれた時期

 小学四年生のときのことでした。私が、ちょっとしたひねくれものになったのは。

 誰しもこのくらいの時期に、自分の生き方に少なからず迷うことはあると思います。私は、そんな大切な時期に色々壊された気もしました。

 自分の小学校では、物の貸し借りは禁止されていました。(大抵の学校がそうだと思いますが)ですが私は、当時かなりのお人好しでした。バレない程度、とかではなく、がっつり貸すこともありました。でもそれは、ピタッとやめました。

 それは、ある授業時間のことです。習字の授業って、習字セットが基本ですよね。私は友達が、墨汁を忘れていたので貸してあげました。自分にとっては、たった、それだけのことでした。でも、先生は私に言いました。

「忘れた友達に貸してあげるなんて、そんなの友情でも優しさでもない」と。

 私はその日から、物の貸し借りをやめました。皆がふざけて、貸してと言い合う中でも、私は「嫌だ」と言って断りました。

 他の人だったら、「だからなんだよ、ただ貸してあげただけじゃんか」と思うでしょう。そしてその先も、友達に貸し借りをする人間になると思います。けれど私は違いました。その指摘に過剰反応した挙句に「怒られたくないからもうしない」そんな考えになりました。その日から優等生を演じるようになったのでしょうか。覚えていません。

 もう一つは、ちょうど同じころだったと思います。給食の時間が終わって、昼休みが始まる前のこと。先生は私たちを教室に集めて言いました。

「授業中に騒がしくしたようですね。自分たちから言い出すまで反省してください。昼休みは無しです」と。

 私は、自分は犯人ではないとずっと思っていました。多分、今でもその思い込みは正しかったと思います。けれど、私はそんなお通夜のような雰囲気が大嫌いでした。

 結局三日間くらいで、その問題は解決しました。その授業前に、犯人だった子たちが皆の前で誤って解決しました。

 でも、その日から私の怒りはずっとMAX状態でした。関係ないのに、なんで私がと。今なら、連帯責任の重大さを教えるためだと思いますし、しょうがないことだと思っています。けれど、あの頃の私にとっては、イマジナリーフレンドの1代目を作るきっかけとなったのです。でもそれに関しては、感謝したい部分もあります。

 今ではひねくれているか、自分ではわかりません。けれど、絶対に小学生のことの自分とは違うんだなということだけは分かります。精神的にも肉体的にも年を重ねましたし、これからもその繰り返しです。

日々成長していく自分を、なんだかんだ見守っていこうと思います。

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