頭の中の世界
誰しもが、自分の空想の世界を持っていると思います。もちろん持っていない人もいるでしょう。私は持っている人々の一員です。そして、誰よりも広い世界を持っていると思っています。
メインの部屋と、前のエピソードで話したイマジナリーフレンドの部屋、キッチン、お風呂場や洗面所。色々揃っております。でも、水道代も光熱費も何もかかりません。なんたって、想像の世界ですから。自分の部屋もあります。現実では叶えることのできない部屋になっていて、あまり行かないと勝手に変わっています。頭の中ですから、好みも自然と変わるのです。
メインの部屋には、プロジェクターがでかでかと下げられています。イメージするならば、某ディズニー映画でしょうか。でも、そこに映されるのは大抵ゲーム画面です。一緒に色々なゲームをしています。
人の頭の中は一度も覗いたことが無いので、何もわかりませんが、多分私より広い人はやっぱりいると思います。
私にとって頭の中の世界は、一つの居場所です。そこで暮らすことと現実世界を行き来し始めて、約十年以上でしょうか。話は進んだり戻ったりしますが、イマジナリーフレンドという存在は、幼児期で大抵消えるものです。その時期が終われば、現実を見るようになって進んでいきます。けれど、そもそも私が最初に作り上げたのは児童期です。ネットにある情報よりも高い精神年齢時に、私は逃げ道を作り上げたのです。
頭の中の世界も、その時に出来上がりました。皆の為に作る部屋を考えるときは、とても楽しかった記憶があります。今は勝手に出来上がるので、部屋の前の札を変えるだけですが。
バーもあります。お酒を飲む存在もいるからです。でも私自身にお酒の知識がないので、放置しています。色んなお酒が並んでいるので、多分満足はしていると思います。
一番お気に入りの場所は、見晴らしのいい展望台です。メインの部屋や皆が住む部屋とは一風変わった場所にありますが、みんな疲れるとそこに集まります。お菓子を持ち寄ったり、談笑をしたり。全員が入るにはちょっと狭い気もしますが、皆楽しそうです。
その中には、もちろん自分もいます。自分が作り上げた場所で、自分が作り上げた存在達が楽しそうに過ごしてくれている。これ以上の幸福は、まぁ、きっとあるでしょう。でも、今は今が一番幸せです。
皆さんも頭の中の世界で過ごしてみませんか。作り上げるわけではありません。寝る前に、ふわっと、考えてみるだけでも面白いかもしれませんね。




