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【学園連載中】悪役貴族に転生したけど、死亡フラグだらけの人生を終焉の力で全力回避します  作者: 不安定な瞳
第一章

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第七話 従者クリスタ

 朝食で、ジークが資料を見ながら報告する。


「現在学園内にて、【貴族狩り】という。者が確認されています。」


 【貴族狩り】原作でも出てきた、殺人鬼だが⋯⋯正体がずっとわかっていない。


 主人公が正体を暴こうと奔走したが、ある日を境に殺人が止まる⋯⋯俺【アレン・ヴァルハイト・アスター

】の死によって。


 主人公が追い詰められたおかげで逃げ去り俺が生きた分岐もあるが⋯⋯他人に期待するのは止めだ。


「アレン様⋯⋯入学まで残り5日ですが、大丈夫ですか?」


「あぁ、問題ない。」


 原作のストーリーから、考えれば相当の実力を持ち、証拠を残さない狡猾さ。


 今の俺で勝てるだろうか?実力は未知数⋯⋯能力は?何を目的としている?


 最初の死亡フラグ⋯⋯【貴族狩り】お前は、一体どんな面をしてるんだろうな。


「アレン様、寮生活になさいますか?」


 ジークが聞いてくるが、言わなくてもわかるだろう⋯⋯


「アレンは我が家から通わせる⋯」


 今まで口を塞ぎ、料理を口にしていたヴィクターが言う。


「アレンはまだ15だ!しかも学園内には不届き者も居るらしいじゃないか。」


(私はついて行けんからな。できる限り手の届くところで見守ろう⋯⋯)


 ヴィクターがそう言ったあと、また食事を再開するが⋯⋯


「父上、私は寮生活をします。」


 ヴィクターがナイフとフォークを置く音がなる。


「なに?」


「私は自分で生活する力をつけたいのです⋯⋯従者にはクリスタを付けます。」


 俺の右後ろに居るクリスタを、注視するヴィクター。


「ジークから聞けば、そのものはお前が拾ってきてまだ4日らしいじゃないか?私の許可なく。使用人として迎い入れ。更には従者にする?」


 ヴィクターが鼻で笑ってみせた。


「その女が、【貴族狩り】からお前を守ることはできるのか?信用に足りるのか?」


(アレンの従者は、私が学園に話を付けて⋯⋯騎士団の一部を護衛とする予定だったのだが。あれは骨が折れた。)


「ジークから聞きましたが、私に多くの護衛を付けようとしてくれたと、無用です。」


 ヴィクターがジークを睨むが⋯⋯ジークは書類で視線を遮っている。


「たとえ、多くの護衛がいたとしても【クリスタ】一人入れば事足ります。」


「何を根拠に言っているのだ?」


 俺もこの4日で驚愕した⋯⋯クリスタは氷を操る。【永久凍土】を使える人間だ⋯⋯教団が欲しがる訳だ。


 俺の終焉に並ぶ、とまでは行かないが⋯⋯終焉がSSRなら【永久凍土】はSRといったところか?


 クリスタに目配せをすると⋯⋯部屋の温度が急激に下がりティーカップの中身が凍る。


「これは?!」


 ヴィクターの表情に驚きが宿る⋯⋯クリスタの実力だが、俺の事のように嬉しくなるな。


「クリスタ、もう十分だ。」


 ヴィクターの服の一部が凍り始めていた⋯⋯これ以上は無意味だ。


「はい⋯⋯アレン様」


 そう言いながら、俺の隣で座り込む⋯⋯人前でもコレをさせられるのは⋯⋯困るな。


 俺がクリスタの銀糸の髪を撫でると目を細めて気持ちよさそうにする⋯⋯サラサラしていてひんやりとしているな。


 ヴィクターが凄く見ている⋯⋯がしょうがない。コレでもマシになったほうだ。


 最初の飯を食わせた後、別室の部屋で寝かせたのに⋯⋯夜に布団に入り込んで来た時は流石に驚いたな。


 今も来るが、抱きついてこなくなったから、まだマシだ。


「世継ぎは早いと思うが?」


「んなわけ、ねぇだろうが?」


 ジークに続いてヴィクターもか⋯⋯色ボケしかいないのか。


 ヴィクターが右腕を出すと、凍てついた部屋が元に戻っていく⋯⋯


「たしかに、これは強力だ。寮生活を認めよう⋯⋯3日に一回手紙を必ず送れ。」


「わかりました。」


(最後のが面倒だが⋯⋯父親だからな、心配なのか?)


 ヴィクターが部屋をもとに戻していくが誰も何も言わない。


(固有魔法【復元】素晴らしいな。)


 自身の所有する物の状態を元に戻す魔法⋯⋯この家はヴィクターの所有物だからな。


 ヴィクターの【復元】の対象外だった俺の紅茶を見ると⋯⋯カチカチに凍っていて白い煙がカップから漏れ出ている。


 ティーカップは元に戻っているが中身がキンキンだ。


「新しい紅茶をどうぞ、アレン様」


 ジークが出した、紅茶は湯気が立ち上り香りも良い⋯⋯この状態は【復元】に含まれるのだろうか?


「寮に荷物は既に送ってありますよ。アレン様。」


 ジークが寮に送った荷物のリストを手渡される。


「俺の部屋の枕をリストに入れておけ。」


「承知しました。」


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アレンの自室


「入学式ですね。アレン様」


 クリスタがベットに横たわる俺の横に立っていた。


「あぁ、もう入学式だ。お前と同じ境遇の奴を助けて、【聖勇騎士教団】をかき乱さないとな。」


 最近は教団の動きが活発なことは、ヴィクターもジークも知っている筈だ⋯⋯この家を調べようとしている事を。


「教団の奴らも懲りないものだな。」


 耳に魔力を集中させる事で外の音を聞く。


(三人か)


「クリスタ、鼠が三匹も居るような所では寝れないな。」


 横に居るクリスタが少し困った顔をしながら言う。


「駆除⋯⋯いたしますか?」


(貴方の為ならどんな事でも出来る。)


「任せよう。」


(俺が狙われる番のようだな)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー













 




 




さぁさぁ!学園編が近づいてまいりましたね⋯⋯


学園ではどんなキャラクターが出てくるのでしょうか?


学園編は戦闘が多く見応えがあるものを期待してください!!!!

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