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【学園連載中】悪役貴族に転生したけど、死亡フラグだらけの人生を終焉の力で全力回避します  作者: 不安定な瞳
第一章

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歪んだ光

毎夜午後9時に投稿しようと思っているので!ブックマークお願いします♪

「クソが!!目の前に上物の女が居んのに手が出せねぇなんて!」


 私が収容された檻を蹴る音が響く⋯⋯⋯


「お、おい!やめとけよ⋯⋯その檻なんかの魔法がかかってやがる。」


 一人の男が止める⋯⋯⋯触れたら、何が起こるか私にもわからない。


「んなこと!わかってんだよ!!」


 男が私を見ながら言う。


「こんな胸がデカくて、細い女!そこら辺にはいないんだぞ?」


「気持ちはわか「敵襲ぅぅぅ!!!!」」


 洞窟の出口の方から叫び声が聞こえ⋯⋯⋯見張りをしていた二人の男が離れていく足音が聞こえる。


(⋯⋯⋯静かに⋯⋯なった。)


パキッ パキパキッ


(もう⋯⋯こんなに凍ってる。)


 自分の頬の一部に薄く氷が張り付く⋯⋯このまま凍りたい。


「そっ!?それ以上近づいたら「近づいたら?どうするんだ?」」


 冷たく落ち着いた男の人の声が聞こえる⋯⋯⋯


「お前の家族を全員ころっ!?」


「寝言は寝てから言ってくれ。」


 足音が⋯⋯近づいてくる。


「お前が【聖勇騎士教団】の玩具か⋯⋯俺が見たことない顔だな。」


 警戒されないように仮面を取る⋯⋯敵対するようなら殺せば良い。


(ゲームで見たことないな⋯⋯改造された後ならわかるかもしれんが。)


 【聖勇騎士教団】の玩具がいると聞いて回収ついでに残党を狩っていたが⋯⋯⋯


 魔力の通っている檻に囚われ、両腕が鎖で繋がれ猿轡を噛ませられた女⋯⋯檻を壊そうと触れるが。


バチンッ!


(所有者以外が開けられないようになっているのか)


 俺には関係ないな⋯⋯〈終憑〉を手に集中し一気に折に触れると⋯⋯俺が触れた部分から崩れていく。


「喋るのに邪魔なものは、外したぞ?」


 彼女の口から猿轡と鎖を外し投げ捨てるが⋯⋯口を開かない、どころかずっと下を見ている⋯⋯死んでいるのか?


 彼女の顎を掴むが抵抗はない、無理やり目を合わせ見る⋯⋯⋯光を映さない薄紫の瞳にくすんだ銀髪。


(美しいな⋯⋯⋯もっと美しくなるだろう)


 美しい瞳が故に、虚ろで光のないことを残念に思ってしまう。


「お前はどうしたい?死にたいなら楽に殺してやるが?」



 私の顎を持ち上げ、目を合わせる男⋯⋯⋯


(いつもの⋯⋯薬の時間?)


 思い出されるのは、真っ白な施設で私に薬を飲ませる人たちの姿⋯⋯言うことを聞いている間は何もされない。


 でも⋯⋯その手はあそこの奴らとは違い、手袋をつけていなく何よりも、優しくあたたかい⋯⋯⋯どうして?こんなに落ち着くのだろう。


「お前はどうしたい?死にたいなら楽に殺してやるが?」


 私の顎を持ち上げたまま聞いてくる⋯⋯右手には真っ黒な魔力の塊が渦巻いている⋯⋯⋯綺麗⋯⋯


「⋯⋯あなた⋯に⋯⋯ついて行ったらあたたかくなれる?」


(あたたかくて⋯⋯⋯心臓がうるさい⋯⋯)


「連れて行くかは、俺が決めるが⋯⋯温かくはなれるぞ?」


(温かい食事と寝床ぐらいは用意できるが⋯⋯)


 簡単には、連れて行ってもらえない⋯⋯わよね⋯⋯


「あなた⋯⋯の望む事⋯⋯何でもするわ」


(私には⋯⋯⋯体しか⋯⋯ないわ)


 彼女の言葉に俺は感情を動かすことなく冷ややかに見下ろす。手に入れるべき価値があるか否か、それだけだ。

「俺に都合のいい道具になれるなら、ついて来い。——価値がないと判明した瞬間、切り捨てる」


「えぇ⋯⋯頑張るわ⋯⋯」


(私は⋯⋯彼の名前を⋯⋯知らないわ)


「なんて⋯⋯呼べばいいの?」


 彼は私から手を離し少し考える素振りを見せる。


(もっと⋯⋯触れてほしかった⋯⋯)


 彼の温かさの余韻に浸っていると私が忠誠を誓う方が言う。


「【カラス】とでも言え。(仮面もカラスだし⋯⋯今は外しているが⋯⋯)」


「カラス⋯⋯カラス⋯⋯かっこいいわ」


(私の⋯⋯すべてを捧げるべき人⋯⋯)


「お前⋯⋯実は結構余裕あるようだな?」


 そう言い、差し伸べられる手を取ると足元に広がる闇⋯⋯⋯


「怖いなら目をつぶっておけ⋯⋯」


 カラスが不敵に笑いながら言う⋯⋯けど、元の生活のほうが何倍も怖いことがあったわ⋯⋯


 暗闇に包まれた後。広がっていたのは⋯⋯広い部屋⋯⋯カラスの部屋?


(とりあえず部屋に連れてきたがどうするか⋯⋯)


 【聖勇騎士教団】の実験体ってことは、相当強い【固有魔法】を所持しているのは前提だ⋯⋯奴らが作るのは兵器だからな。


 他にも散らばっているはずだから回収しておきたいな⋯⋯作られた、化物が暴れたら家の領内にも被害が及ぶかもしれない。


コン コン コン


 部屋をノックする音に返答する。


「誰だ?今は忙しい」


(この状況を見られるのも面倒だ⋯⋯なにか服を用意しなくては。)


 布を羽織っているだけの状況⋯⋯見る人が見れば勘違いを生むからな。


「ジークでございます。」


「入れ」


 ドアを開け、入ってくるジークが驚きながら言う⋯⋯


「どなたか、存じ上げませんが⋯⋯アレン様⋯お世継ぎが早すぎませんか?」


「んなわけ、ねぇだろうが?」


(本当はアレンって言うのね⋯⋯素敵だわ)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー




 





 




 










 新しいキャラだぁーーーーーーちょっと重めの女の子って良いよね⋯⋯⋯

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