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【学園連載中】悪役貴族に転生したけど、死亡フラグだらけの人生を終焉の力で全力回避します  作者: 不安定な瞳
第一章

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フィーネ

2日間出せなくて申し訳ありません……熱出していました。

「あの女を殺せ!!!実験体【変異体フィーネ】!!!」


 ……顔が見えるが顔の半分が変形している。


 フィーネと言われた少女の右腕が変形し鎖で繋がれた鉄球に変わり私の方へ振り抜かれる。


ブォン!! ガン!!


(一体どこからあんな力が出ているの?)


 紙一重で避けたが頬の薄皮が切れたクリスタが考える……


「外してんじゃね!!しっかりねらえ!!」


 命令を聞いた少女が今度は左腕を複数のムチを生やし一気に迫りくるが……


「【氷像】」


 クリスタの魔法によりムチが全て凍るはず……だった。


ドゴォォン!!!


 クリスタの背中が激しい衝撃を受け視界がブレる。


(何が……おこったの??)


 歪む視界で捉えたのはムチの先端部分だけを盾に変える姿。


(ムチの勢いを残したまま盾で叩かれたのですか。)


 ノータイムで自身の身体を変形させることを可能とする能力……【変異】


(私だけで……どうにか出来る?)


「【氷槍】【氷像】【氷剣】」


(温存していたら先に死んでしまう。)


 施設の一面が凍りつく。


(生物なら、少しは動きが鈍ってくれれば良いのですが。)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

アレン視点


(どこだ?実験体はどこに居るんだ?)


 アレンのいる場所は血痕が残り、注射器、薬品箱が転がっている……檻の中には誰も居ない。


(そういうことか……)


 隠し扉を見つけ理解する……こんな抜け穴があったのか。


(クリスタが危険だ……最高速度で行く。)


 薄暗い隠し扉を走り抜ける……無事で居てくれ。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

クリスタ視点


ガキン!!ガン!!


(離れたら……勝てない!!)


 自身で作成した氷剣でフィーネの変形した腕と切り合う。



 分かったことがある、フィーネは相手が離れたら鉄球などに腕を変形させ相手が近くなら刃、槍、斧、盾、等に変形し状況に合わせ変形する。


「コロ……し……て?」


 涙を流し続け、体を変形させるたびに悲痛の表情を浮かべる。


 一度距離を取り遠距離からの攻撃をする。


(腕以外は変形できない?状況判断だけだと……ない!!)


「今楽にします。」


「【氷槍】」


 氷の槍で貫こうとすると左腕が変形し防ぐ……なら視界を遮る。


「【霜】」


 施設内が白いモヤで支配され、1m先が見えないほどの霧がかかる。


(コレでも最適に変形できるの?)


「【氷槍】」


 見えないなら対処のしようがない、勝ちを確信し油断が生まれる。


「俺を守れぇ!!!」


 リーダー格の男がみっともなく、フィーネに命令をする。


「この状況でどこを守ればいいかわからないでしょう。」


 このまま氷槍を叩き込めば終わるはずだった……クリスタの予想が正しかったなら。


「変形しろ!!!上限無しだぁぁぁ!!!!!」


 男が叫ぶと同時に、クリスタの腹部に鉄心が刺さり、血反吐を吐く。


「ゴホッ?……何が……起きたの?」


 霧が晴れクリスタの目に映るのは、全身から大量の針を伸ばし無差別に貫く姿………


「ふざけ……ッ」


 フィーネに命令を下していた、リーダーの男も全身を貫かれ息絶えた……


「命令する者が居ないなら……コレをしまってもらえませんか?」


 貫かれた自身の腹に触れ表面を凍結し出血を抑える。


(体を覆っていた……氷ごと貫かれるとは……予想外でした。)


 自身を貫いた鉄心の温度を急激に下げ、ガラスのように叩き割る。


(アレン様の……言う通り、鉄で出来たものを急激に温度を下げれば、すぐ壊せますね……流石はアレン様。)


「ゴメンなさい……もう、トメられないの」


 フィーネが体を元の状態に戻し、また両腕に鎖と鉄球を生やす。


「すぐ、楽になりますから!!私が終わらせてあげます。」


 霞む視界、激痛を訴える脇腹、立っているのがやっとの状態……死を覚悟しクリスタが使える最高の技……


(手早く終わらせないと……私のほうが先にやられますね。)


「【永久】」


 クリスタが唱えようとすると方に触れる手……


「バトンタッチのようだ、クリスタ。」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 アレン視点

「アレン様!?何故ココに、私が終わらせッ」


 言い切る前に倒れ込むクリスタを抱きかかえる……顔色がひどいな。


 この狭い廊下でよくあの【固有魔法】持ちとココまで戦えたな。


 【変異】俺が知る限り、1番バランスが良いとも言える能力……【終焉】ほどでは無いがな。


「お前はどうしてほしい?フィーネ。」


 目の前の少女に問いかける。


「コロして。」


「なら……なんで泣き続けているんだ?本当のことを言えよ。」


 俺からすれば、目の前の少女は実験体などではなく、ただの迷子に見える。


「生きたい」


 少女が言うと同時に鉄球が俺の方へ飛んでくる……どっからコレを投げる力が湧いて出ているんだ?


 鉄球が触れたそばから消滅していく。


ザシュ!!


 思わず顔を歪めてしまう……俺の足が切れ鮮血が舞う。


(鉄球で俺の視界を制限して……下から鎖を通したのか!?)


 【終憑】にそんな攻略法があるとは……俺の知る限りでは2つ目だな。


 鉄球を防ぎ切ると、次は両腕に鎖を生やし先端に刃を付けている……俺を倒すにはそれが合理的だと判断したのか。


 迫りくる鎖達を消し去り、一本の鎖を掴みこちらへ引っ張る。

 

「ッ!?」


 フィーネの顔に驚きが宿る。


 時速百キロほどの鎖を見切られ、掴まれるとは思わないだろう?


「残念ながら……ジークの一太刀の方が早く鋭い!!」


 フィーネを鎖ごと引っ張り、彼女を掴み床に叩き伏せ俺の指を噛み下たる血液を飲ませる。


「ッン??!」


「私もそれ飲みたいです!!!!」


 後ろからなにか聞こえるがそれは無視しよう……フィーネが俺の血液を飲むと体を震わせ痙攣しだす。


(コレで治れば良いのだが……)


 五分ほどそのまま、抑え付けているとパタリとフィーネが動かなくなった。


(あれ……殺ったか?)


「アレン様、殺ったやいました?」


「そんな、事はないと思いたいが……」


 顔の左半分が金属化していたが……今は本来の美しい顔に戻っている。


 フィーネの口元に手を近づけると……


「すぅーーー、すぅーー」


 息はあるな……なんなら寝ていないか?


「息はある……とりあえず情報と実験体を回収したからな、血液については後で教えよう。」


 寝ているフィーネを抱きかかえ、クリスタの方に寄るとクリスタがスンとした顔で言う。


「私も動けないので抱き抱えてください」


 クリスタとフィーネを脇で抱えるとクリスタが文句を言う。


「想像と違いますぅ。」


「二人いるんだからしょうがないだろ。」


「見つけたぞ!!侵入者が実験体を奪ったぞ!!撃て!!」


 警備の男が握っていたものは拳銃だった。


PAN PAN PAN


(無駄だな。)


 来ると分かっていれば脅威にはなり得ない。


「何者だ貴様ら!!!」


 一人の男が叫ぶ……答えてやるか。


「【終】だ。覚えておけ教団共。」


 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 終移で実家に移動すると何故かいる男……ジーク。


「なんでいるだよ……」


 ジークが微笑みながら言う。


「老いぼれの勘です。」


 思わず笑ってしまう。


「そいつはおっかないな。」


 ジークが真面目な顔に戻り言う。


「騎士団が動き出していますよ……アレン様を討伐しようと。」


 それは、面倒な案件だった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 







ブクマ!!!!!!


反応!!!!


コメント!!!!


どれか一つだけでもして頂けると嬉しいです!!!!!!


よろしくお願いします!!!

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