ヒーロー気取りもいい加減にしろ?
遅れて申し訳ありません、今回短めになってしまいました!!!
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ガルドに借りを返し終え、最後の一撃を叩き込む瞬間……割って入り自身の腕を犠牲に攻撃を防ぎ怒りを笑わにする男。
「神聖なる決闘を妨害するとは……無礼がすぎるぞ。【レオン】」
「コレのどこが神聖な決闘なんだ!!一方的な暴力だ!!誰も止めないのなら僕が止める!」
本来ならここで庇われるのはガルドではなく俺なのだろう。
一方的にガルドにあぶられ続けた、俺を助けるために割って入り場を収める、そこから成り上がるのが勇者のストーリー。
だがな、俺はそれがあまり好みではないのだ。
表面上は全てを助けてみせる【勇者】…【レオン】だがクリスタのような実験体を助けるのではなく、殺すことでの救済をした。
民を守る勇者としては、正しいが俺はそんな【英雄】はいらない。
コイツが無駄な動きをすれば、するほど俺は死に近づくことは決まっている。
【ストーリーの最後で俺は必ずコイツに殺されるから】
この世界を、このゲームをやってきた俺は一つだけこのゲームが嫌いな点がある。
自己満足の救済を掲げる主人公が嫌いなんだ。
この世界はコイツを中心に回っている、それは間違いないだろうしコイツにとっての当たり前だがコイツの行動一つで一部の人が不幸になる。
「相手が落ちこぼれだという、情報を信じ、自身の権威を示すために決闘を挑んだのはコイツだ。」
レオンは腕を庇いながら叫ぶ。
「それとコレとは関係ない!!彼は降参しようとしているがお前はそれを故意に妨害していた。」
シエル先生が間に割って入ろうと動くが……
「レオンくん、今は決闘中だから勝手な事をされるのはぁ。」
レオンが先生の方を見て怒りをぶつける。
「シエル先生は何故止めないのですか!!明らかに降参しようとしていた。」
コイツの言うことは至極真っ当だろう、庶民の視点で言えばだが……
「お前がいましていることは、神聖な決闘を汚す行為だとわからんか?」
レオンが俺を睨みつける瞳は怒りが込められ続けている。
史実を辿れば本来救われるのはこの俺……救われた俺は【レオン】に感謝を……
なんて綺麗なストーリーで終わってしまえば、悪役が生まれない。
「しかも、今お前が庇ったガルド……いや【バルバロス家】からすれば決闘を挑み負けそうになったところを平民に庇われる。」
本来の【アレン】はこの一件で【レオン】を恨むことになる。
ただ負けただけなら、決闘には負けたが四大貴族のメンツを守るために戦った、という言い訳が効く。
「助けられるのは、恥ずかしいことではない!!僕は……君のように一方的に相手を嬲り愉悦に浸る男を許さない!!」
それを聞いた一部の生徒たちが歓声を上げる……が上級貴族、またはそれに連なるものは何も言わない。
シエル先生が無理やり間に割って入る。
「いい加減にしてくれないかぁ、そろそろ黙ってくれないと上から処罰を受けるのは私なんだ。」
「どうして、そんな無情でいられるんだ!!」
俺はハッキリと言う。
「ヒーロー気取りもいい加減にしろ。」
レオンが反論をしようとするが聞かずに続ける。
「お前の自己満足に人を巻き込むな」
レオンが折れた腕を奮い立たせ俺に向かって駆け出す。
「間違っているのは僕じゃない!!お前だ!!」
その拳と言動は主人公としては、正しくカッコよかったが。
「自分の理論が通らなくなったら武力行使か?愚かだな。」
そこそこのスピードの拳を避けカウンターで奴の脇腹を蹴る。
「ッ……僕は間違っていない!今も邪悪な笑みを浮かべているような!!悪を許さない!」
痛みを堪え反撃をしようと、無理やり拳を振り抜くが体勢が悪くスピードが乗っていない。
「ならどうするんだ?」
髪の毛を掴み膝蹴りをお見舞いすると鼻血を吹き出す。
「!?……無理矢理でも……わかってもらうだけだ!」
俺を転ばせようと俺の足を蹴ろうとするがそれを防ぎ、隙だらけの顎に拳を叩き込もうとすると。
「【絶対反撃】」
レオンはそう言いうと体に薄っすらと光を帯び、俺の拳を途轍もないスピードで避け俺の眼前に拳が迫った瞬間。
「いいかげんにしてくれって、私言ったよな?」
「流石に止めさせていただきます。」
レオンの【絶対反撃】をシエル先生が打ち消し、セレスティアの鎖がレオンを拘束する。
「なんで!?」
セレスティアが淡々という。
「人としては貴方がただ良いのかもしれません……ただ我々は貴族です。」
皆さんはアレンとレオンどちらが正しいと思いますか?
率直な意見などをお待ちしていますね!!!




