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【学園連載中】悪役貴族に転生したけど、死亡フラグだらけの人生を終焉の力で全力回避します  作者: 不安定な瞳
第一章

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勇者

三分遅れました!!!ごめんなさい!


「俺の決闘を受けろ!!!【四大貴族】アレン・ヴァルハイト・アスター。」


 入学式当日のしかも、公の場でわざと叫びを上げる男。


(困りましたねぇ、入学式早々に絡まれるとは…アレン様。)


 入学式早々に四大貴族の一角に絡まれる事態に腹を痛めるジーク。


(殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す)


 自身の神に喧嘩を売る不届き者に殺意を溢れさせているクリスタ。


(なんて面倒な筋肉バカなんだ………)


 思わずため息が出てしまう俺。


「まさか!【アレン・ヴァルハイト・アスター】が決闘を断るなんてことはしないよなぁ?」


 周りの生徒が興味を示し、俺達の行く末を眺めている。


(面倒極まりないな…断ろう。)


「悪いが「【落ちこぼれ】のアレンよぉ!!」」


 このまま放置したら下級貴族にも舐められかねない。


 ここは優雅に、上級貴族として相応しく威厳高く。


 少し失笑して見せると食いつくのがこの男という物だ。


「何がおかしいんだ!」


 ガルドが苛ついた様子を見せる……扱いやすくて結構。


「貴殿の様な【武門】の貴族が【文官】の貴族に決闘を挑むなんて物珍しいものですね。」


 外野が騒ぎ出す……


「確かに、戦闘で成り上がった【バルバロス家】が内省で成り上がった【アスター家】に決闘なんておかしいよな。」


「普通に勝って当然……勝ってもらわないとおかしいよな。」


 ガルドが青筋を浮かべているが……まだある。


「文官に決闘を挑むなんて……よほど自信が無いのでしょうか?」


 ガルドが肩を震わせながら、俺に背を向け学校へ向かおうとするが……


「ガルドさん、私が挑ませていただきましょう。このままでは貴方の体裁が保てませんので。」


 俺は手袋を脱ぎガルドに差し出すとそれを手に取る。


「ブッ殺す。」


 ガルドが俺に聞こえる様に言う……馬鹿だなコイツ。


「入学早々何してんだぁー、お前らぁ。」


 生徒たちを押しのけて来るのは……【シエル・ド・ネムネム】


 眠たそうな目を擦りながら、ボサボサのロングヘアーを靡かせ白衣を着ているが……左肩出ているぞ。


「あぁ?お前こそ誰だよ。」


 ガルドが恥をかかされたことでのイラつきを【シエル担任】にぶつけ、押し飛ばし校舎に向かおうとするが……終わったな。


「退け!!」


「バルバロス家の坊っちゃんは荒いなぁ。」


 ガルドが伸ばした腕を払い除けると、脳筋には苛つきを抑えられないようだ。


「この女ぁ!!」


 流石は筋肉バカの鋭い拳に炎が纏い付きシエル先生を殴ろうとするが……


「これ以上……眠くさせないでくれたまえ。」


 当たる直前に炎が消えガルドの拳を避ける。


 流石は【魔眼】の持ち主だ……彼女は敵に回したくないな、俺の【終焉】を突破する可能性を秘めている。


 ガルドが驚愕した顔をし、野次馬たちが驚きの声を上げる。


「ガルドの魔法が不発したのか?」


「あの先生?今の避けるのね!」


「どういうことだ!?」


 当の本人は自身の魔法が強制的に処理されたことに気づいていないようだ。


 初見じゃわからないのは無理ない、彼女の能力は視界に入るものの情報が全て頭に入りその情報を元に相手の魔法を分解させる能力。


 後は普通に動体視力が良くなる、ガルドの攻撃が止まって見えるだろうな。


「いやぁ、流石はバルバロス家のご子息様だ。怖いからやめてほしいのだが?」


「舐めんじゃねぇ!!!」


 避けられ続けることに苛立ちを隠せず、拳を振り抜き続ける……それを止めようとする男。


「舐めるんだ!!そこの君!!」


 人混みを押しのけ叫びを上げる男……【勇者・レオン・ミラー】


(勇者!!!)


 流石に目立ちすぎているからな、だがどの程度まで成長しているかは気になるところだ。


 勇者の基礎値、つまり強さは完全にランダムだ……もしも上振れを引いているなら敵に回したくないが。


「アレン様、私はもうお屋敷に戻らなくてはいけません。」


 ジークは申し訳なさそうに言うが、ジークにはやることがたくさんあるからな。


「あぁ、この場は威厳を保って潰す。」


 ジークが少し微笑み、周りの生徒達に声を掛け馬車に戻り屋敷へ帰路へつく。


 ガルドがレオンと揉め合いをし始めていた。



「お前には関係ないだろうが!!この【シルバー】が!!」


「僕が【シルバー】だというのは!関係ない!その人に手を上げ続けるなら……」


 ガルドが鼻で笑う。


「……なら、何が出来るんだ?貴族である【四大貴族】のこの俺に逆らうのか?」


「学園内での身分の差は考慮されないはずだ!!」


 確かにこの学園【王立アストラエア魔導学園】では、考慮されない。


 あくまでも学園内だけの話だがな。


「アレンの野郎の前にお前を躾けてやろう!」


 ガルドが性懲りも無く、手袋を投げようとするが……それは困るな。


「ガルド、俺との決闘が先だ……忘れたとは言わせないぞ?」


 レオンは戦うことで強くなる、負けそうになると覚醒する……主人公の特権だな。


 ガルドが他の貴族生徒たちが怯むほど俺を睨み、静寂が訪れると。


「さぁて、君たち早く行かないとじゃないかな?入学式当日から【減点】がほしいのかな?」


 シエル先生が、目を擦りながら言うと周りの野次馬達が走り出す。


「不味いって!初日から遅刻したら親父に殺される!!」


「減点だけは嫌だぁ!!」


 ガルドが歩き出す前に言う。


「入学式が終わった後、【得点】を賭けての決闘だ。」


「もちろん、引き受けよう。」


 得点を賭けるってことは本気なのだろう。


 入学式早々に自分から失いに行くなんて、これだから脳筋は。


 校舎内に入ると、先生たちが案内をされ大きな講堂へと出ると生徒たちが座っていた。


 ある程度が集まると、先生たちが代わる代わる挨拶をしていき、問題なく入学式が進められていく……クリスタは寮でお留守番だ。


(今の状態では問題を起こしそうだしな。)


「生徒代表の【セレスティア・ガルディニア】様お願いします。」


 長い金髪を風になびかせ、ステージの前に立ったのは真っ直ぐな視線に凛とした姿の女。


 主人公アレンの攻略対象の一人だ……















いやぁ、キャラが増えましたね。ちなみにクリスタは寮の方に移動してます。

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