表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
幸せにすることを、誓います。  作者: 夢魅るか
第二章 夢を叶えるために
58/65

第五十八話 最近のことを教える

「ミリシア、これからどうするのかしら? 少し休んでいく?」

「えっと……はい」



師匠の言葉に、少し迷いながらも頷く。


急いで戻ったほうがいいのかもしれないけど、お屋敷に戻っても修行以外にやることもない。

それなら、久しぶりに会えた師匠と一緒に過ごしたいかな……



「それなら、お話でもしましょうね」

「はい」



わたしは頷きながら、師匠の後ろをついて行く。

ミリシアもはっとしたようにわたしの隣に来て、一緒に歩いていった。



「ミリシア、最近はどうなの?」

「そうですね……頑張ってます」

「そうなの、すごいわ」



師匠は柔らかく微笑みながら言う。


お屋敷ではミリシア以外に褒めてくれる人なんていないから、なんだか照れる……

でも、とても嬉しい。



「そうだわ。ミリシアの言ってた、物語? 今はどうなっているの?」

「えっと、最近主人公が前世の記憶に目覚めて……でも、わたしの出番はまだ先です」



師匠は、頷きながら真剣に聞いている。

ミリシアもわたしの後ろから席に移動して、話を真剣に聞き始めた。



「わたしが出るのは学園編からなので、三年後くらいです」

『その学園編のために、リアは頑張っているものね』



ミリシアは頷きながら、わたしを褒めてくれるように言う。


やっぱり正面から言われると恥ずかしい……

そう思ってしまうけど、心を切り替えて話を続ける。



「あの、でも、わたしが暗躍して主人公をピンチにしていたという話もあって……そのために、いわゆる悪の組織っていうものを作ったりしました」

「悪の組織ね……」

「でも、悪の組織でも悪いことはちょっとだけしかしてません……!」



物語に必要な悪いこととか、他にも最低限しか悪いことはしていない。

悪そうに見えて、しっかり法律は守っていることとか……そういうので組織の資金は作っているし。


でも、怒られるかな……


師匠の方を見ると、少し驚いような顔をしている。

不安になりながら待っていると、すぐに息を吐いた。



「……まぁ、必要なことならしたらいいと思うわ」

「はい……あの、ごめんなさい……」

「別にいいのよ」



師匠は困ったように笑う。


やっぱり嫌だったのかな……

でも、もう変えられないし……


悩んでいると、少し相談したかったことを思い出す。

話題を変えるのにちょうどいいと思って、さっそく聞いてみる。



「あ、その……相談が、したくて……」

「あら、何かしら?」



師匠は、不思議そうな表情で聞いてきた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ