外伝その二 男の娘は魔法少女
グリードの数がえぐさを感じ始める。
魔法少女の子はリミィ、魔法で女装がメインだったらしいけど何故か変質して魔法少女になる魔法しか出来なくなったらしい。
「戦闘向けじゃん?」
「君達は?」
「ただの男の娘だよ、魔法なんてない。パンツしか生産できない」
「それ違うからルーク、私達二人は非戦闘員。だけど……服類を武器にするのはできるかな」
「まだパンツのこと根に持ってる?」
「そりゃ、お気に入りだからね」
「平和だな、危機感ないの?」
「あっても、捕食か喰われるか」
「どっちも同じ」
「へへ、まぁまぁ。僕にも剣はあるよ? 鎖剣ってのがね」
僕は隠してた剣を手に取る、グリードをマゾプレイにするのは気が引けるなぁ。
「ムチムチキムチ!」
「そのムチはあまりにも鋭く、尖っていた」
「君たちほんと戦う気あるのかな?」
「あるよ? ほら、キムチご飯」
「質素な料理もまた美味いよねルーク」
「貴族なら絶対食わないもん、美味さが分からないんだよ」
「ルーク、一応貴族でしょ?」
「あ、そうだった。てへ」
ボケばかりするのでルミィ遂に、怒りに満ちてグリードに魔法を放ちぶちのめした。
んー、非戦闘員だけど……グリードの性質的に執着心もあるから攻撃したら仲間を呼ぶ変態だと思う。
「おはようございます」
「グリード、ついに喋る日が来たねって。半分人間でグロい!!」
「あ、侵食されてる? 俺、ついにグリードになれるーーーーぐはっ!!?」
自ら望んでグリードになるなんて哀れだけど、なんであんな幸せそうな顔で死んでるの。
「はぁはぁ、私の魔力もそろそろかしら?」
「だろうね、グリードのこの数……。教団様が近くにいるかも」
「なにそれ!?」
「魔法少女ってギルドなんて意外性ナンバーワンだけど、僕のアイドル文化より輝きが足りないよ」
「ルーク、話が違うよ? それ、負け惜しみだよね」
「うるさい! 僕はね、教団に腹立てたの今」
「今かよ?!てか、なんで八つ当たり?!」
「待ってろ、今行く……ふぎゃ!?」
ルーク、バナナの皮を踏みスリップ。
メルト達にスカートの中身を見せてしまう、近くにいた数体のグリードが爆発した。
「だからなんでだよ!? あのパンツ何があるんだよ!?」
「私がやったら、世界線の彼方に男性陣が鼻血スプラッシュで線を描いて吹き飛ぶよね?」
「何やろうとしてるのルミィ!? ダメだよ、女の子なんだからね!!」
「胸があるかないか……」
「何不満そうにしてるの?! ルークを見てよ、あの"僕コケたんだけどなんで誰も反応しないの?"的な哀れな眼差しでこっち見てるよ!!」
ルークのドジっ子アピール、グリードが破裂する。
花火みたいな音を馳せている、ルミィは死んだ眼差しでメルトはつっこみきれない感じである。
「何かと思えば、雌三びきとか」
「おじさん誰?」
「私? 私は愛の教団。美貌担当……ピューティー」
「男なのに名前が女の子。歴戦的な肉体なのにアヒルのバレードレス……。なにこの、混ぜちゃいけないおかまを極めたおっさん」
「あらぁん失礼しちゃうわねぇ。美の追求だけは私は負けるきがしないわよぉん!!」
回転だけで引き寄せる力、僕は何故かこのキモさに自然と自分のムチを振りビューティを縛り上げた。
「ちょ!? 私、今いいところだったのよ!?」
「メルト、この人ほど魔法少女向けじゃない?」
「無理があるよ!!」
「えー、私は魔法少女じゃなくてルークの使用人だよー」
「魔法少女がプライド捨てちゃったよ!? 」
「ボク、女の子、使用人、は、可愛くしないと、許せない」
「ルーク、意外と女の子免疫なくて。いつも自分にうっとりしてるのさ」
「うるさいっ!」
「なんで叩くの!?」
ふむ、僕的にはこのおかまをグリードに分け与えるのがいいはず。だって敵だし?
ビューティをそのままグリードが美味しく口開いたタイミングで投げ入れた。
「ふぅ」
「ふぅじゃないよ!? ルーク何したかわかる!?」
「わかるよ、餌を与えた」
「餌にした方がいいわ」
「ルミィまで!? だ、大丈夫なのこれ?」
「問題ない」
「いや問題あるよ!? 敵キャラだからってグリードに捕食させるって大問題!!」
グリードの口が開く、ビューティはウィンクした。
吐き気を覚えた、それよりもなぜ食われてないのか不思議だけど。
「私をこんなグリードに食べさせるなんて。乙女に響く愚の極……。あなたた達! そこに美はあるのかしらん!?」
着ているアヒルが左右に揺れて話が頭に入ってきません。
「美ってのはね?! 美徳、優雅に立ち回り、鮮やかに決める!! そう、これが美しいさッ!!」
まだ揺れている、力説が入ってきません。
「今こそ、教えてあげるわん!!」
グリードの口を押し上げてメキメキ音を立てて、高く飛び上がりくるくると回転しながら地を砕いた。
ルミィは魔法を放つが、揺れるアヒルにより弾かれてる。
「な、なんなのよアレ!!? 卑猥過ぎるよ!!」
「しらん、問題ない」
「ルークがオフラインモードになってる!? やる気スイッチどこに行ったの!?」
僕は疲れたんだ、ビューティってただの変態。
あの揺れたアヒル、僕が生産したアヒルの浮き輪と同じ……。あ、メルトに戦わせよう。
「メルト、これを着て」
「ルーク!? これ……!!」
「アヒルにはアヒル」
「あぁ、そうか。ってなるか!!」
「いたぃ。何するんだよもー」
「バカじゃん!! アヒルとアヒルで戦わせようとした発想!! なんか変なバトルじゃん、みてよルミィ頭から湯気出てるよ!!」
「女子は想像力豊か、それが僕を満たす!!」
「変態を認める発言やめて!?」
ビューティは、容赦ない蹴りを振り抜く。
威力だけでかなりある、風を切り裂いてる。
しかし、僕は思うんだ……カイトの真っ直ぐな戦い方。ふざけてるけど、衣類製造爆発はかなりのヒント。
ルミィは怯えてるし、メルトはグリード相手してる。僕に出来ることは……。
「ん? なにかしらぁん?」
「いいこと考えた」
「何をしても無駄よ? 私の美の美しさに勝てるわけーーッ!!?」
アヒルに触れた、浮き輪とチェンジする。
さっきより肌ツヤが良くなる、僕は針を持つ
「ま、待ちなさい!? いつから私のアヒルがバランス取りしてるって気づいたのよ!!?」
「美の会話したあたりから、あれだけ揺れてるって意識と連動してる訳だしね」
「ま、待ちなさい!!」
「やだね! ぷすり」
パンッと破裂音が響いた瞬間、ビューティは空高く舞い上がり大輪の花を咲かせた。
「綺麗って言うのはなんか違うね」
「ルーク!やる時はやるねやっぱり!!」
「でしょ? 惚れた?」
「ありえない」
「泣いたよメルト」
この時、魔法少女ルミィは何かを感じ取ったのか。
何も言わずに姿を消した、次姿表す時はきっとさらに磨きかかってると思う。
「ルーク」
「なに?」
「店どうする? 今日、営業日だよ」
「あ、メルト行こう」
「あ、まってよ〜」
息抜き外伝どうでしたか? さじ加減忘れました。
男の娘に栄光であれ。
次回から本編が動きます、是非見てくださいね!




