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座右の銘はラブイズオール  作者: げんたろう
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20/20

男なら生涯現役ハンター!

連続投稿はここまで。



高坂臣。


アタシの今イチオシの声優さんよ。


セクシーな声。

歌もダンスも上手で。

愛嬌のある中々整った顔立ちなのよ。



あ、もしかしてものすごーいイケメンだって想像してた?

そうねぇ。

おこがましいけど、のんちゃんのげんはこうよ。



「てめーの顔を100点満点で計測するなら、規格外の200点だよ。高坂臣は80点くらいじゃねーか?」



なんですって。

ちなみにのんちゃんは40点くらいかしらね、オホホ☆



というわけで、アタシの顔面は規格外で、高坂臣は平均点以上の顔立ちってこと。アーユーレディ?



でもってアタシの守備範囲は41点~なのよ。

のんちゃんはどうやっても食指が動かないから41点以上からにしておくわ。



だから、80点の高坂臣はアタシの守備範囲!

でもね、ノンケには手を出さないようにしているの。

ノンケは鑑賞用。

もちろん、彼が未知の領域に踏み込んでみたいと思っているならありがたく頂戴するけど・・・今のところアタシを見る目には普通の賛美のマナザシ。ちょっとザンネンねぇ。



そう。

今、アタシは高坂臣とテーブルを挟んで対面しているの。

二人きりだけど、部屋の外にはのんちゃんが待機して居るわ。

大大大ファンの高坂臣をアタシがうっかりキズモノにしちゃわないように、いわゆる保険よ。


アタシ、理性はあるタイプなんだけど、高坂臣は大ファンの声優さんだから、本能が勝ってしまうかもしれない・・・複雑なオネェ心なの。




「今日はどうされたんですか?」

「ごめんなさいね、お忙しいところお邪魔しちゃって」

「いいえ。大御所の声優さんが渋滞で遅れているので、今待機中ですし、問題無いですよ」



知っているわ。

だって、カレにちょっと遅刻してね☆ってお願いしたのアタシなんだもの。

ちなみに年齢の守備範囲は第二次性徴~ご臨終までよ☆


第二次性徴・・・って、ショタなの!?って言わないでね。

つかの間の愛とはいえ、愛に年齢は関係ないと思うのよね。

もちろん、甘く美しい青春の思い出として残るように振舞っているわよ?



「アプリコットちゃんのことなの」

「アプリコットちゃんの?」

「ええ。デートの内容は知っているわ」

「・・・はは」


苦笑いしか出ないわよねぇ。


「至らない子よねぇ。・・・でも、デートに応じてくれたくらいだから、ちょっといいな、くらいは思ってくれているんでしょ?」


ああ、デバガメでごめんなさいねぇ!

本当はこんなこと言いたくないのよ。私はサポート役として傍目でウキウキ楽しみたいのよ。



でもアプリコットちゃんもアナタも、草食系すぎてじれったいのよ!!!



「かわいいですよね。趣味も合うし、退屈しません」


よし、好感触ではあるのねっ!(内心ガッツポーズ)



「でも、あの子、俺のことなんとも思ってないですよね」

「・・・・・・・・・・・・・」



アタシはガターンと椅子を倒しつつ立ち上がると、目の前の高坂臣の胸倉むなぐらを掴んだ。



「男なら生涯現役ハンターを目指すべきでしょ!」

「っ!?」

「なんとも思ってない? はっ、なら振り向かせて御覧なさい! それでこそ男の甲斐性!!」

「こら、麗!!!」



部屋に入ってきたのんちゃんが背中に張り付いてアタシを止めた。

ハッ! アタシったら高坂臣になんてことをっ!?



「きゃーーーー!!!」



思わず叫んでしまったアタシの声に驚いた声優陣が部屋に大集合。



高坂臣は「壱道麗を襲った猛者」と一時ウワサになったらしいわ。例の大御所声優にも睨まれたとか。ごめんなさいねぇ~☆




高坂が動かなさすぎたので、麗に発破はっぱかけてもらったよ。

それでも動かない気がするのは、どうしてだろうね?

がんばって、アグレッシブ(当社比)にしたいと思いますデス。


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