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座右の銘はラブイズオール  作者: げんたろう
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19/20

マイフェイバリット談義はほどほどに




「さあ、反省会よアプリコットちゃん」

「はい!」


なんでこのコ、今回はこんなに自信満々なの?

のんちゃんからのレポートを読んだけど・・・前回に引き続き散々たる結果なのよ?



『褒めて、ほめて~♪』みたいなアプリコットちゃんはとりあえずスルーして、アタシは報告書の一枚目をめくった。




   ~回想~



『おや、お早いですな、すももさん』

『いえ、今来たところです、潤一郎さん。・・・あ、潤一郎さんって呼んでもいいですか?』

『ふぉっふぉっふぉ。勿論ですとも』



   ~回想終了~



アタシ、頭を抱えたくなったわ。

ちなみに、のんちゃんはその場で頭を抱えたって言ってたけど、気持ちは分かるわね。



「いいことアプリコットちゃん。デート会話は常に流動しているのよ。

最上のものが常に最上であるとは限らないの。

だから、今回のこの台詞はダメダメなのよ!」


「なんでですか?」


「こういう台詞は同世代の男に使ってこそ有効なの」



老人転がしをしたいなら別だけど。



「ここでは『相田さんをお待たせするわけには行きませんから』くらいでいいのよ」

「うらら先生、この間とパッションが違います?」


当たり前デショ。


老人とのデートをレクチャーとか・・・情熱パッションも滾らないわよ!




「ともかくこのあとすぐに座れる場所に移動したことは褒めてもいいわね。敬老の精神は立派よ」

「ありがとうございます!」

「でも、喫茶店での会話のチョイス・・・・・これはもうギルティよ!」

「あ、この間先生が遊んでいたゲームですね」



ええ。アタシ、流行(?)は取り入れる主義なの。

あのゲーム、難を言えば水着のときにもう少し下半身を映して欲しかったわね(腰までだったの)。



はっ! また話題が逸れたわ!

さておき喫茶店の会話よ!!!




   ~回想~



「中々雰囲気の宜しい喫茶店でございますな。コーヒーも美味で・・・坊ちゃまもコーヒーには煩いのですよ」

「うらら先生は、何でもおいしいと言って飲んでくださって、とってもおやさしいんですよ」

「いえいえ。坊ちゃまもアレで優しいところはあるのですよ。分かりにくいのですがね」

「うらら先生の優しさはギャラクシー級、菩薩級です」

「ほっほっほ。先日うちの坊ちゃんは秘書にですな・・・」

「秘書と言えば、うらら先生のために、秘書検定も受けるべきでしょうか」

「取得した暁には是非わが社にスカウトさせていただきたいものですなぁ」

「私がうらら先生のお傍を離れるなんて、死んでもありえません! 来世もお供する所存です!」

「わたくしめも、出来たら来世で坊ちゃんと会えると良いのですがねぇ」

(以下略)



   ~回想終了~



「話が噛み合ってないわよ! そしてアタシのこと絶賛しすぎよ!」

「これでもガマンしたくらいなのですが・・・」


どんだけアタシのことを絶賛したいのよっ!



にしても・・・相田翁あいだおうは、アプリコットちゃんに『坊ちゃま』をプッシュしたいようね。



アタシはのんちゃんが気を利かせてページの最後に貼付してくれた『坊ちゃま』の写真を見た。


AQZの副社長、安芸あき善人よしひと



容姿に自信を持った男特有の微笑ほほえみ

ピシっと着こなしたスーツ

挫折を知らないプロフィール



「・・・・・・・・・」



ああ、こういう男の鼻っ柱をパキっとへし折りたい! 屈辱で目じりを赤くした姿を愛でたい!


ネクタイを引き抜いて、手を縛り上げて頭の上で押さえ込み、のしかった状態で、じっくりとワイシャツのボタンを一個ずつ外してみたい!



「先生、お好みですか?」

「そうね。こういう野心家で自信家の男を手懐けるのは手間が掛かる分だけ楽しみが長引いて・・・・・・ってちがーーーう!」



アタシったら!

アプリコットちゃんのお相手として吟味していたつもりなのに、いつの間にか趣味として吟味しちゃってたわ!



ふー。危ないアブナイ。


今夜は某二世議員を呼び出して、イケナイ遊びを教えちゃおうかしら。

モチロン男同士のイケナイ遊びよ☆



「安芸善人・・・・・」


アプリコットちゃんが呟いた。

あらら? もしかして好みなのかしら?



「おまかせ下さい、うらら先生!」

「?」

「不肖、桃野すもも! 安芸善人をうらら先生に献上すべく、誠心誠意がんばります!」

「いや、そこは頑張らなくていいから!」



その後『下賤なマネはやめなさい!』と少し強くしかりつけて、献上の話はようやく流れたけど、アプリコットちゃんのことだから油断ならないわね。




すもものラブステップ(笑)のお相手のはずなのに、そのすももから麗に献上計画を立てられている坊ちゃんであった・・・。


麗がやっているゲームはこの間げんたろうがプレイして「腰までしか写ってないけど、この水着・・・男のクセにヒモじゃね?」と苦悩したゲームです。フンドシもいたけど、あれは別にいい(いいのか?)

あれはどこまでヒモなのだろうか。バックはどうなってんの? プライベートビーチとはいえ、男がヒモパンいっちょうでそのへんフラフラしていいのだろうか? なぜ誰も突っ込まないのだろうか。男同士であるがゆえに見苦しい気がするのだけど・・・。

そして麗の下着はヒモ系にすべきだろうか・・・(やめれ)


次は多分、高坂が出るかな?




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