↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秩序の天秤  作者: 霧科かしわ
第十九章 失って、尚残る

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
828/848

第四十三話 ログ・前編

「雪代さんそこ」

「おう見えてる。……ったく脆弱性を突くのはいいけどもうちょっと上手くやれよな」

「ヨクナイヨ」

「脆弱性つくの、駄目絶対」

「野生のデバッカー扱いですねぇ」

「一応補足しておくと別に今回利用されたバックドアは想定された挙動ではあるぞ。普段シンさんとかルコンが使ってるやつだし」

「ダメジャーン」

「いいんですかそれ」

「よくはないんだけど変な抜け道作られるよりかはマシ」

 抜け出さない、っていう選択肢はないんだ。でも確かにあまりにも閉鎖的環境にいると情報が足りなくて対応が後手になるから多少外との経路は残しておくべきなのかもしれない。

 レンリさんと雪代さんはずっと医務室で魔術を使って襲撃者達の動向を追っている。僕は万が一接敵した場合気絶する可能性があるからっていうことで医務室に匿われている。ワカバさんとラリマーさんは別にそこまで影響はないらしいけど、万が一に備えての護衛らしい。

「想定された抜け道ってことは?」

「そりゃちゃんと誰が通ったのかも記録してるし解析出来るように術式も組んでるぜ?」

「さっすが」

「まぁ組んだの大分前だし解析用術式どっかやったんだけど」

「組み直しかい」

「組み直すだけで記録が見れるなら御の字だろ」

「それはまぁそうなんすけど」

「手伝いますか?」

「いや、テオはそのまま周囲の警戒頼む。流石に術式使いながら警戒は無理」

「はぁい」

「あーい!」

 普段なら青藍さんが遣霊達のことを隔離するけど、今回に関しては流石に厳しいって言う事でれおは僕と一緒にいる。一応襲撃されてるんだけどな、れおに怯えも困惑も見えないのは自分が害されることはないと確信してるからなんだろうか。

「なんすかこの術式、骨董品?」

「そんなにひど……いな、うわこんな書き方してたっけ……?まーじで初心者のことに組んでるから最適化もされてなくて散々じゃねーか。あとで組み直しておくか」

「ソンナヒドイ?」

「酷い酷い。必要じゃなかったら全データ一旦消去して組み直したいくらいには酷い」

「まぁ今回は必要なんで解析術式組みますけどね」

そんなに酷いのか……と思って術式を覗き込めば、どこからどういう風に繋がっているのか分からない回路と、手動で暗号化したのか?と言わんばかりの無秩序な術式隠蔽に思わずちょっと変な声が出る。これを本当に解析するの?初心者が構築したにしては秘匿のされ方が巧妙すぎてかなり苦戦しそうな気がするんだけど……術者本人もいるしどうにかなるのかな、少なくとも僕は絶対にやりたくないぞ。

ここまで読んでくださりありがとうございます!

面白かったらブクマや高評価お願いします。喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。