↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秩序の天秤  作者: 霧科かしわ
第十九章 失って、尚残る

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
800/849

第十五話 識別方法・後編

「あ、そういえばこの皮ね、どうも周囲に影響が出るタイプの毒が発生してるみたいなんだけど」

「毒」

「毒」

「毒」

「そう毒。その様子だと三人共ピンと来てなさそうだね」

 気持ち悪いな、とは思うけど別にそれ以外はないな……?アランさんも不思議そうな顔をしているし、大雅に至っては確かめるように何度も触っている。効果に差があるのか?

「どういった毒ですか?」

「思考低下、だね。人によっては体調不良になるかも」

「ああ、だからシンは……」

「多分そう。恐らく長期間一緒にいたらボロが出るから、だとは思うんだけど……えぇ?本当になんの影響もないの?」

「ないですね」

恐らく物理的な毒ですらないんだろう、どっちかといえば呪いに近しい、というべきか。布袋さんの顔色が悪いのは恐らく毒の影響を受けているから……だとは思うんだけど、本当にその影響がないからどれくらいの効果があるのかが分からない。

「アランはともかく、入江くんと大雅くんも影響ないのかぁ……青藍もそこまで影響を受けてたようには思えなかったけど、これ何が基準だろうな……」

「まだ解析が?」

「うん。変なノイズが入ってるんだよね。今のところ再現性もないし、どうなってるんだろうこれ……」

 話している途中で段々と体調が悪くなったのか、布袋さんは途中でアランさんに連れられて退室する。残された俺と大雅は顔を見合わせた。

「……毒耐性とか、あります?」

「ないない。大雅は?」

「私もないです。警備隊の時代に毒を使われて死にかけたことがあるレベルですし」

「何それ俺聞いてない」

「わぁ!?」

「ソウさん!?」

「なーん!」

 レンもいる!?ソウさんから飛び出してきたレンは俺にキャッチされると嬉しそうに声を出す。可愛いけど危なかったな、絶対に落とす気はないけど何があるかは分からないから控えてもらおう。

「ねぇ大雅、その死にかけたのっていつ?」

「む、昔の話ですよ……」

「大雅は俺に過去の話をせがむのに、大雅は俺に教えてくれないの?」

「そういう訳では……!」

「すごい、迫られてる……」

「なんな」

ちょっと大雅は分が悪いんじゃないかな……。隠し事をしていたのは事実だし、相手を心配するのは自然なことだし。まさか聞かれているとは思ってなかったんだろうけど、バレたからには諦めて話した方が良いと思う。

「ってレンとソウさんは毒大丈夫なんですか!?」

「毒?」

「んなん?」

 反応的には効いてなさそう……?こうなるとますます効く人の方が少数派だと思うんだけど、それは毒としては正解なんだろうか。

ここまで読んでくださりありがとうございます!

面白かったらブクマや高評価お願いします。喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。