↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秩序の天秤  作者: 霧科かしわ
第十九章 失って、尚残る

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
788/868

第三話 人選思案・前編

「白糸診療所に行くの?メンバーは?」

「俺は無理だろうから志葉かアルマに頼もうかと」

 確かにアランが行くのは無理だよね。いくらなんでもアランが出ると色々と文句言われちゃうもの。リアムとテオ君も同様に無理だから皇君かアルマ君を連れて行くっていうのは良く分かる。

「拉致……は大丈夫なんだよね?」

「存在としてどうなってるのかにもよるが……一応根回しはしておこうと思う。万が一指摘されると厄介だからな。シン、あややに連絡を頼めるか」

「任せてー」

流石に一般区画に出るならあややは必須だよね。特に今回はほぼ人さらいみたいなことをするわけだし。俺達は一般人じゃないって知ってるからいいけど、近隣住民からちょっかいかけられても困るからなぁ。

「ただ……」

「ただ?」

「仮に所属が楽園教だった場合、志葉達でもバレる可能性があるんだよな、と」

「あー……確かに。最近の襲撃を考えると顔を知られててもおかしくないか」

「ああ。恐らく警戒されたところで問題はないと思うが……そこから目をつけられるのは望ましくない」

「でも秘匿するってのも厳しくない?顔隠してたら怪しまれるでしょ」

「そうなんだよな…………いっそ認識阻害をかけるか?」

 完全に接触なしで問答無用の捕獲、が可能なら別に問題はないけど、流石に人違いというか、勘違いだと困るから接触する必要はあるんだよね。勘違いだと困るというか、俺達はその生前の白糸夫妻の事を知らないから調べる必要があるというか。

「それよりももっといい方法があるよ」

「え」

「ソウ?」

 にゅるん、と上から落ちて来たソウに俺とアランは揃って驚きの声を上げる。何してんの一体、勝手に部屋から抜け出してるよね?

「俺が行けばいいよ」

「大雅に怒られるぞ」

「だいじょうぶだいじょうぶ。そんなに時間はかからないからさ」

「時間の問題じゃないよね?ソウが外に出るって知ったら大雅くん泡吹いて倒れると思うよ」

そもそも許可が下りないのでは?という疑問は流石に口に出さなかった。下手なことをいうと強行突破するからね、それが出来るから困っちゃうんだよ。

「でも俺なら擬態かどうかは一瞬で見抜けるし、怪しまれることも絶対にないよ?」

「それはそうだけど……」

「リスクが高すぎる」

アランも止めたいよね。この場合のリスクは失敗するとかじゃなくソウが周囲を魅了する可能性があるっていう方向性だよ。存在の希少性もさることながら、普通に何も知らない一般人を魅了することくらいわけないからねソウは。本人無自覚だけど。

「でも擬態の方向性が直近の相手と同じなら……皇くんでも判別出来ない、よね?」

「…………」

おっと、これは……どうすればいいんだろうね?

ここまで読んでくださりありがとうございます!

面白かったらブクマや高評価お願いします。喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。