↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秩序の天秤  作者: 霧科かしわ
第十八章 再起に向けて

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
752/869

第三十五話 怒りの理由・後編

「許せねぇのは怪異っつーか魔力励起の方だよ。下手したら死ぬ、じゃなくて本来死ぬんだからな」

 怪異の群れに放り込む、は言葉こそ悪いけどあるにはあるからゆっきーもあんまり気にしてない。ただ、魔力を励起させるために全身に魔力を流す、っていうのは……明確に悪意しかないというか、鍛錬にすらならないらしいからね。ゆっきー的には許せないことだったらしい。

「よく生きていましたね」

「生きてはいるけど魔力の流れはおかしくなってる」

「おかしいんだ?」

「うん。だからなのか……どうも作る機械の方に精霊種が宿るっぽくて」

「ちょっとそれはおかしくない?」

「だからおかしいんだって」

 魔力の流れがおかしいからって作った機械に精霊種が宿るのは幾らなんでも因果関係がなさすぎない?ゆっきーの発言から察するに関連はあるんだろうけどさ。アランも軽く首を傾げてるし、全員そうかな?そうかも……みたいな表情してるよ。

「犯人は……まだアカデミーにいるんですかね」

「そこまでは聞いてない、が……もし今回の候補者にいたら是が非でも締める」

「判別は?」

「組み込んでるに決まってんだろ」

「「「えっ」」」

ああ勝手に判別術式を組み込まれてるっぽい三人が驚きの声上げてる……。ごめんねうちのゆっきーが。でもほら、別に迷惑はかけないから……。

「雪代、事前報告は大事ですよ」

「お前にだけは言われたくないんだが……?」

 ゆっきーの言いたいことは分かるし、アランの忠告ももっともなんだけど……なんせアラン自身が事後報告ばっかりというか、聞かれなきゃ答えないからね。説得力がなさすぎる。ゆっきーに突っ込まれたアランは素知らぬ顔で話を逸らす。

「それにしても……アカデミーで怪異を利用する、というのはどういうことなんだろうな」

「……そういやそうだな?」

「あれ、もしかしてセキュリティ的に穴がある?」

アカデミーに怪異が湧いてたら普通に問題なんだけどなぁ……?利用してる、っていうと管理が出来そうで更におかしいよね。その技術力があるならもっと周知していこうよ。

「アカデミーでの怪異利用に関しては少し探りを入れるとして…………入江さん」

「あ、はい!」

「状況次第ではアルマさんと共にアカデミーに向かってもらう必要があるかもしれません」

「分かりました!」

「どちらにせよ、内通者がいますよね?」

「そうですね。そちらに関しては……魔術部門の件が終わってから、になりますが」

何だか大掛かりなことになって来たなぁ……それにしても怪異を利用していじめに使う、とか、人間も怖いことを考えるよね。

ここまで読んでくださりありがとうございます!

面白かったらブクマや高評価お願いします。喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。