↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秩序の天秤  作者: 霧科かしわ
第十八章 再起に向けて

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
750/869

第三十三話 予行練習・玖

 魔力で出来ている以外は別にナイフと変わらないので取扱いに困ったりはしない。ひよりと入江もそれは同様なので、射撃練習は滞りなく終了する。

「魔力弾って何で真っ直ぐ飛ばないんだろうね」

「飛ぶよ真っ直ぐ」

「寧ろ直線にしか飛ばないよ」

「それは嘘だよ俺の追尾するもん」

「俺のは分裂する」

「なんでそれが出来るのに通常の魔力弾を撃てねぇんだよ」

「制御法を教えられるだけの技量を持った上司がいなかったからですね」

性質を変えれば射撃の仕様も変わる。基本的に特殊な性質を持たせない方が使いやすいのでそのまま撃ち込んではいるが、最初から性質が変わることもあるらしい。

「ムラがあるのは知ってるけど、普通ってこんな個人差が出るんだな。我流な上に特殊例しか見たことねーから知らなかったわ」

「そりゃ元一般人ですもんムラしかありませんよ」

「俺達も我流みたいなもんですし」

「この人達は大概に変ですけど」

「えぇ!?」

 流れるように梯子を外された先輩方が驚いているな。……本人達はあくまでも”普通”だと思っていたのか。俺から見てもかなり変わっていると思うんだが。

「性質はおかしくても弾速、耐久はそれなりに実用レベルなのがおかしいんですよ貴方達は。正真正銘の一般人や初心者から出されるのは見るに堪えない魔力弾のような何かだけです」

「だってそんなのじゃ生き残れないでしょ」

「そうですよ怪異の群れに放り込まれたら死んじゃう」

「待ってそんなことされたのお前?」

「え?割と皆やられてない?」

「俺はやられた」

「やられたやられた」

「俺倒せないから隠密技術だけ上がったよ」

「俺倒した!」

……なんだか、とんでもないことを暴露されている気がするんだが……雪代さんの反応を見るに幻聴ではないらしい。そうか、そんな過酷なことを……。

「お前らそんなことされてたの……?こわ……」

「ロイドされてないの!?」

「俺は別に……死にかけたのは一回だけだし」

「いつ?」

「ちゃんと死にかけてる」

「え?ほら魔力を励起させる!とか言って全身に魔力流されたとき」

「死ぬってそれは」

「だから死にかけたって言ってんじゃん!」

……隣にいる眼鏡の先輩の表情がみたことのないものになっているんだが、大丈夫だろうか。雪代さんは一周回って朗らかな表情でヨシ、と呟く。

「潰すか魔術部門!」

「安心してくださいもう潰れました」

「いやこれアカデミー時代の話なんで!」

「そうですよ魔術部門は悪くない!」

「基本固まって動けたんで被害は少なかったんです!」

「当社比!」

「やっぱ滅ぼそうぜアカデミーごと。なんつーことしてたんだよ魔術部門」

「だから自業自得で滅んだんですってば」

あらぶってるな雪代さん。

ここまで読んでくださりありがとうございます!

面白かったらブクマや高評価お願いします。喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。