表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
秩序の天秤  作者: 霧科かしわ
第十七章 あの日を越えて
713/728

第九十話 何故二人は別たれたのか?・後編

「師匠を生贄にして……シリウスさんを降ろしたの?」

「まぁ、そうなるな」

「何で?」

「天使だから……じゃないの?まぁ何で俺を指定してたのかはよく分かんないけど……」

「指定されてたんだ」

「うん。だからアルマを使ったとも言われたし」

「……改めて聞くと腹立つな」

「俺だって腹が立ったよ」

 わざわざシリウスさん……”純愛の天使”を呼ぶ意味。何か意味はあるんだろう、それが理解出来る範疇にあるかは別として。なんとなく全員同じ結論に至ったのか、それとなく視線が逸らされる。

「その村ってどうなってるの?」

「滅んだよ」

「生き残りは?」

「いないね。強いて言うならアルマ」

「俺あの村出身じゃねえよ」

「じゃあ人間から狙われることはない?」

「多分」

 青藍さんの質問にすらすらと答えていくシリウスさん。村が北にあった、っていうのとシリウスさんの封印場所から滅んでいることは分かっていたけど、生き残りがいないと断言出来るレベルなんだ。あのシリウスさんの苛立ち方を見るに滅ぼした本人でもなんらおかしくはないな。

「アルマは何で俺を呼ぼうとしてたのかって知ってる?」

「あー…………何だったかな、忘れた」

「えぇ?」

「けどもう一度呼ばれることはねぇから安心しろ。それだけは断言する」

「ふうん……」

「…………」

何か、アルマさんは知ってそうだな。少なくともシリウスさんに知られたくないから言葉を濁したように思える。流石に不利益を被るような秘匿はしないと思ってるけど……どうだろうな、アルマさんにとっての最優先はシリウスさんだろうから、俺達に配慮してくれるかは分からない。

「……一つ、聞きたいんだが」

「何だ?」

「直接的な関係はないんだが……話から察するに、そちらのシリウスは地上にいなかったんだろう?それなのにアルマと交流があったのか?」

「うん?アルマの前には姿を現してた、とかじゃないの?」

「いや違う。俺も直接会ったのはあの生贄にされかけた時が初めてだ」

「どういうこと?」

「まぁ……俺は、天使だからね」

「???」

天使だから……天使だから?今一つ状況が呑み込めず全員が首をひねる。天使であることと直接的に会っていないことの何が関係あるんだろう。

「こう……幽体離脱みたいな感じで、魂だけ」

「魂だけ」

「よくそんなの出来るな……存在強度強い相手がいたら吹っ飛ぶでしょ」

「うん。何回か吹っ飛びかけた。けどお忍びだったからさぁ」

「こんなこと言ってるけど俺と一緒にいれるんだから大概の存在より上だぞコイツ」

「まぁそうだろうね」

「師匠より存在強度が高い相手っているの?」

「アランとか皇」

……あの二人、アルマさんより存在強度が高いんだ……。

ここまで読んでくださりありがとうございます!

面白かったらブクマや高評価お願いします。喜びます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ