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しあわせの国  作者: 狼眼
1章 しあわせの国・・グリフ王国・・

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娘さん、お~ほっほっほっほ!

「よし、十分休んだな、行くぞ、小僧ども。」

「へーい。」


ガーラさんは、どこにこれだけの力、持久力が有るのかと思う程健脚だ。なにか秘訣があるのだろうか?

森を歩きなれてるって言っても、いつまでも歩き続けれるわけでもないはず・・・。


さっきの休憩からも暫く歩いているが、いつまで歩けば到着するのだろうか?


「ガーラさんは疲れないんですね。さすがです。」

「ん?あぁ、慣れているからな。」

「所で、目的地にはあとどのくらいで着くのですか?」

「・・・あと、20歩くらいか・・・。」

「・・何もないですが?」

「そうか?進んでみろ。」


ガーラさんが先頭を俺に譲ってくれた。・・・にしても、・・・何も、無い。


「ガーラさん、ここには何もおおおおぉぉぉ~。」

「アルが消えた。」

「消えたな。」

「お前たちも行け。」

「「どこに!」」


ガーラさんは地面を指さす。

そこには、人ひとりが通れるくらいの穴がある。


「ここ?」

「こえぇな・・・。」

「ほら、いけ!」

「ぬぁああああぁぁぁ!」

「お前もだ。」

「いやあぁぁああぁぁぁ!」


「おい、斥候。そこにいるんだろ?お前もだ。」

「・・・平気なんですか?」

「何が?」

「深さ、とか・・・。」

「自分で見てみればわかる・・・。」

「どれ・・・えぇぇぇぇ・・・・・」

「・・・フン。」


こうして俺たちは、地面の穴に吸い込まれていった。



・・・・かなり落ちたな・・・。地中にいるかと思ったが、空は明るい。・・・転移した?


「・・・・ぁぁぁぁああああああ!!!!」


ゴズ!


「・・・っててて。」

「・・・・ぉぉぉおおお~!!!」


ズガ!!


「・・何が・・・。」

「・・・・・・。」


ドス!


「・・・無言で来るな・・・。心の、準備が・・」

「・・いて、てて・・。」

「・・・・どけ。」


ドガ!!


「小僧ども!進行方向で止まるな!危ないではないか!!」

「・・・ガーラさん、落ちるなら落ちるって、言ってくださいよ・・。」

「俺の経験上、未経験者は、あの場所でしばらく愚図る。落ちるか、落とすが楽だ。」


「こんにちは!来たんだね?君たち。」

「え、あ、初めまして。アルバートです。」

「初めまして?あぁ、そっか、あの時は声を掛けただけだったか。・・初めまして!メイルーンよ!」


メイルーンが右手を差し出してくる。


「よろしく!」

「メイルーンは、精霊街の族長の娘だ。ちょっかいを出したら・・・いや、やめておこう。」

「なんなんですか!気になります!!」

「いや、死んだ後に何があっても関係ないだろ?」

「いえ、分かりました。」


「じゃ、行きましょうか!家へ!」

「・・・あ、はい。」


俺たちは、族長の娘に連れられて、族長の家?に向かう事になった。





「ほらぁ、起きなさい!ちゃんと闘いに見せなきゃ・・もう一発いっとく?」

「・・・リアさん・・・今の・・・無茶ですよ・・。」

「何言ってんの。ハンナさんなら、あなた達、地面ごと消えていたわよ?」

「・・ハンナさんと比べ、て、どうなるんで・・すか。」

「・・・なんだか・・・・。乗ってきたわね・・・。姉さん。」

「ん?」

「過酷な戦いの様子を見せなくちゃいけないのよね?」

「あぁ、そうだ。・・・やるか?」

「久しぶりに・・・滾るわ!」


メグ姉妹が危ない笑みを浮かべて向かい合っている。


「あ、あの、危ない事はしないで、くださいね?」

「姉さん!行くわよ!!」

「来い!妹よ!!」


「あぁ・・・メグ死舞・・・。逃げなきゃ・・・。」


「さぁ、手始めに!ファイアボール!!!お~ほっほっほっほ!」

「どぅれ、切り刻んでやろう!はぁーはっはっはっは!!」


メグ姉妹は、笑いながら魔法を放ち、鼻垂れた魔法を切り刻み、周囲を爆炎の渦へと変えていく・・・。


「あ・・・ああ、アル君と、いっしょ、が、よか・・・・た。」

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