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しあわせの国  作者: 狼眼
1章 しあわせの国・・グリフ王国・・

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楽しいDIY

「魔獣を作る・・・ですか?」

「そうだ、森の民が絡んでるって言ったろ?」

「でも、王国には、悪い奴ばかりがいる訳では無いんですよ?」

「・・・君たちも見たんだろ?魔獣の襲撃・・。魔獣はね。目的をもって行動させることが出来るんだ・・。」

「?でも、シャイニングフォースの皆さんも、魔獣討伐してましたよね?」

「あれは、王国に悟られないように、魔獣と一緒に、私たちも王国に戻ったんだよ。」

「魔獣も、私たちも、宝珠を探しててね。怪しいところは吹き飛ばしたり、魔獣に壊させたり・・。」

「じゃぁ、昔、俺が襲われた時も?」

「昔の襲撃は違う。あれは、本当の魔獣の襲撃だったんだ。・・・あれは、凄惨な出来事だった。」

「自然発生・・・って事ですか?」

「あぁ、宝珠が奪われ、それに気づかず放置された事が原因だ。」

「だから今は、精霊祭を毎年行って魔獣の自然発生を防いでいるのよ?」


「だから、今回の襲撃は、ほとんどけが人も出なかったんだ。」

「そいうこと。」

「だから、勇者パーティーなのに、バラバラで行動してたんだ。」

「そうだね、効率重視さ。」

「で、宝珠は見つかったんですか?」

「見つかってたら、こんな事になってないよね!」

「冗談ですよ。」


話し手は、男爵からガーラさんが引き継ぎ、死の森について教えてくれた。

森の民は、排他的な民族ではあるが、比較的おとなしい民族で、代々宝珠を守り、精霊と共に生きてきたらしい。昔は他民族との戦いも多かったが、最近では森の奥に潜み、近づく人を精霊術で排除しているらしい。

森の民の姿が見えない事から、死霊の森と言われるようになり、死の森と略されるようになったそうだ。


「で、死の森へは、俺が引率する。」

「ガーラさんが居れば100人力ですね。」

「ん?100人で足りると思っているのか?」

「例えです、例え!」

「まぁいい。死の森では無駄口は叩くなよ?」

「・・何かあるんですか?」


「・・・うるさいだろ・・・。」

「はぁ。」


「アルバート君!俺、そっちの護衛で付いていこうか?」

「ディグ、君は戦いの演技担当だ。」

「じゃぁ、私は?精霊魔法使えるし。」

「ん~。今回はシーリスは留守番だから、派手に暴れるなら、ルーナも・・・どうする?ガーラ?」

「不要だ。」

「らしい。」


やたらとシャイニングフォースの皆さんが心配してくれる。こっちはそんなにヤバいのだろうか?


「皆さん、ありがとうございます!でも、ガーラさんが付いてくれるので大丈夫です!」

「いや・・・でも・・。」

「そちらはロアさんやリアさんと一緒で羨ましいですね。超一流の技が目の前で見られるなんて、最高ですね。」

「おっ!アルバート君!君はやっぱりわかってるね~。師匠には劣るが、君もいい男だぜ?機会があったら一緒に冒険しようぜ!」

「え!良いんですか?」

「あぁ、いつかな!」

「・・・アルバート・・・ゃめとけ・・。・・・しぬ・・ぞ・・。」


ヴァールさんが妙に小声で話しかけてくる。

ロアさんは、男爵に向かい、笑顔で話し始める。


「師匠!今回の演技、迫力があった方が良いですよねぇ?8割くらいの力でしょうか?」

「馬鹿言うな!人死にを出すつもりか?・・・2割でやるんだ。」

「はぁい!2割・・・・増しときます。」

「10割!!!」「殺される!!!」


「おふざけはそこまでだ。さ、準備しようか。」

「あ、そういえば、男爵はどうなさるんですか?」

「俺か?・・・秘密だ!」


男爵は人差し指をたてて、ウインクして言った。

男爵、可愛くないですよ。


「師匠~!可愛いです!!」

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