精霊祭の終わりに
「結果発表~!」
「3位、チーム、バルタザール!!」
「あぁぁ!おしかった!!」
「2位!チーム、マッスルボンバー!!」
「あと一歩か・・・。」
「優勝!チーム・・・もりのくまさん!!!!」
「「「うっしゃぁぁぁ!!!!」」」
「え~、チームもりのくまさんは、2日間で、基準に達する8軒の家を建てる事に成功しました!おめでとうございます!!」
「「「「おおおおぉぉぉ」」」」パチパチパチ・・・。
こうして、リーフの町の精霊祭は幕を閉じた。
俺たちはと言うと、2日間、メグ・ロアさん監修のもと、シャイニングフォースの皆さんと剣の稽古漬けだった。
洞窟での精霊との対話は、ガーラさんが主体となって、男爵、メイドのシーリスさんの3人で恙なく終える事が出来た様だ。
俺は、数日間しか参加できなかったが、初級の精霊魔法で、相性の良い精霊については強力を得る事が出来るようになった。
その昔、男爵が精霊魔法を覚えた際には、ほぼ毎日、気を失っていたらしく、「アルバートは、俺よりも精霊との相性は良いみたいだな。」と、笑顔でほめてくれた。
そんな精霊祭が終わった後に、俺たちと、シャイニングフォースの皆さん、小隊長の2人とメグ姉妹は男爵家に呼ばれていた。
「みんな、お疲れ様。特に若い連中には濃い10日間だったと思う。だが、これからもちょっとばかり忙しくなりそうなんだ。協力してもらえないだろうか?」
「もちろん!師匠のおっしゃることでしたら、なんでも!なぁ!みんな!!」
「・・んもちろんです。なんでも言ってください。」
「今回の恩もあります。何なりと。」
「ね、師匠!何をしたらいいですかぁ?グリフ王の城を粉砕してきましょうか?」
「はは、それは後でな。」
「・・・あとで、やるんだ。」
「ここからは、二手に分かれて行動してもらいたいんだ。まずは、メグ姉妹とシャイニングフォースは、小隊長たち10名程度を連れて、洞窟の向こう側へ行ってもらいたい。」
男爵の指示によると、軍のメンバーは、まだ呪いにかかっており、勇者と共に戦いながら後退しているという設定にするらしい。派手に暴れて、中隊クラスの援軍を誘い込む事を目的としている。
・・・それも解呪しちゃうんだろうな。
「では、俺たちはどうするんですか?」
「君たちは、死の森へ行ってくれ。」
「・・・死ぬんです・・・か?」
「死なないねぇ。君たちは、死の森へ行って、森の民と協力して援軍を作ってほしいんだ。」
「ちょっと待ってくれ男爵さん!俺たちは、死の森へ入った時に、お前らは無理だ!って追い払われたんだぜ?そうしろってんだ?」
そうだ、洞窟に向かって進んでいたはずが、死の森に迷い込んでいたんだ。そして、どこからか声がして、君たちには無理だって・・・。でも、敵意は無かったか・・・。
「大丈夫、アルバート君が精霊術を身に着けたからね。死の森は迎え入れてくれるよ。」
「あぁ、そういう条件があったんですか!」
「だったら、あの時言えってんだ!」
「アニキ、そこで伝えてたら、入りたい放題になっちゃいません?」
「・・・で?死の森にいって、何するって?」
「君たちには、援軍として・・・魔獣を作ってもらいたい・・・。」




