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しあわせの国  作者: 狼眼
1章 しあわせの国・・グリフ王国・・

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メグ姉妹

男爵は、楽しそうにメモを書いている。

メモを書き終えると、メイドさんに手渡し、伝言を依頼している様だ。

メイドさんはお辞儀をすると、すぐに部屋から出ていった。


「死の宣告・・。」

「逃げよう!」

「逃げるな!」

「死にたくない!」

「大丈夫、お前たちにはどちらか一人しか向かわないだろう。手加減するようにも伝えてある。」

「でも!」

「男爵、メグさん、メグ・リアさんは、ハンナさんの愛弟子ですよね?そして、メグ・ロアさんは、男爵の弟子ではないですか!」

「数年前、リアさんは「力を見てあげる!」って笑顔で言いながら、我々は一瞬で全員が地面に埋められました。」

「そうです!ロアさんも「軽く手合わせしようぜ!」って言いながら、バン!っていう音がしただけで、全員が後ろに吹き飛ばされたんです。剣士なのに、強力な魔術も使うんですよ?」

「あ~、ロアのそれは、魔術ではない。剣の衝撃波だ。」


そういえば、男爵も洞窟の入り口で使っていたっけ。黒い侵入者に向けて一撃で・・・。ディグさん、あれ、喰らったんだ。黒い侵入者は破裂していたしな・・・。機会があったら教えてもらおう。


「だったら!なおさらです!!手加減されたところで、一瞬ですよ!」

「死にます!!」

「・・・わかった。では、お前たちの相手は、アルバート君達に任せよう。」

「俺?!俺も死にますよ?勇者パーティーが城壁の魔獣を一撃で粉砕している所を見ましたからね!あんな攻撃防ぎきれませんよ!!」

「大丈夫!防具は提供するよ。必要経費として。」

「・・・仲間が、何と言うか・・。」

「私たちは、それがいいです。」

「うん、死にたくない。」


勇者パーティーと男爵がノリノリで話を進めている。


「本・・当に手加減してくださいよ?」

「大丈夫だ!君たちを、俺たちの二の舞を踏む様な事はさせない!」

「ただ、問題はそこではない。」


俺たちの死ぬか生きいるかを問題ではない、と?


「問題は、兵士への手加減が出来るか、じゃないか?」

「・・・確かに。危険ですね。」

「兵士とは言え、ほとんど洗脳されている様な人達ですから、無駄に人死には出したくありませんわね。」

「仕方ない・・・面倒だが、いつもの手で行くか。」

「いつもの手?ですか?」

「面倒だが、確実に戦力を奪う事が出来る。そんな戦法だ。」

「あれですか・・・。となると、ルーナ、お前は変装して、そちら側に参加した方が良いな。」

「そうですね。あとは、だれが行けそうですか?」

「ロアに物理的に足止めをしてもらいつつ、リアに術を使ってもらう。ついでにハンナもつければ十分だろう。」

「ハ、ハンナ神!恐れ多い・・・。」


敬っているのか、怯えているのか・・。ハンナさんは優しい、いい人だぞ?

しかし、メイジ3人で50人規模の人間を殺さずに無力化するとなると、どんな術を使うのだろうか?


「ん?どう戦うか、知りたいのか?」


男爵が、更にニヤニヤしながら話を振ってくる。


「そうですね。大変興味があります。」

「だろぉ?しょうがない、教えてやろう!」

「大げさな。」


ガーラさんがあきれ顔で男爵を見ている。何か、簡単な方法でもあるのだろうか?


「解呪よ。」

「あ~!お前!先に言うとは!・・・リアに言っておかねば・・。」

「嘘です!うそうそ!ゴメンナサイ!もうしません!ごめんなさい、ごめんなさい!!!・・・」


「という訳で、兵士に解呪を施すんだ。」

「あぁ!あの頭痛が酷くて気を失う奴ですね!」

「そうだ、ロアが傷つけないように兵士の足を止めている隙に、ハンナ、リア、ルーナの3人で解呪を行う。ルーナは1回で2名は行けるだろ?リアは4名、ハンナが10名ってとこか。意外とすぐに片が付きそうだな。」


国王の呪いを逆手に取った闘い方か・・・。解呪の人数、ルーナさんが2,リアさんが倍、ってのは分かるが、ハンナさんが10・・・。ハンナ神・・・ね。

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