3.美少女→おっさんの場合―7
「な、なんだこれは……っ!? こんな高級なものを身に付けていたのか、あいつらは……!?」
まったく未知の世界の体験に、試してみるくらいなら、とパンティーに足を通してみるタモン。
透き通るような白い脚が、滑らかな生地を伝っていき、ついにその生地は秘部を守るポジションへと付くことが出来た。
任務完了である。
「んー、なんかぶら下がってるモノがないと落ち着かないな」
ふらふらと、タモンは腰を前後運動させる。
何の感慨も無い、史上稀に見る最低な女装の感想だった。
「なんかスースーするし、無くなってみるとチ○コの有難みが分かるもんだな」
史上稀に見る最低な独り言だった。
一応、姿見鏡で下着姿を確認してみると、やっぱりブラジャーとパンティーの方がルナの体には似合っていたし、だんだんとこの方がしっくり来るような気がしてきた。
やっぱり女の体なのだから女の下着で行こうと、タモンはよく分からないどうでもいい決意をする。
「し、しかしこの感触……なんか……」
タモンは二つの膨らみを守るブラジャーを上から触ってみたり、あるいはパンティーの生地の滑らかさやレース部分の装飾をなぞってみたり。
「クセになりそう……」
男、ガタベ タモン、精神的には四十歳。
これまで男の中の男として通してきたおっさんが、新たな扉を開けてしまった瞬間であった。




