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能力の優と劣  作者: 俊
三章:龍の谷の新伝説編
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[三章-1:計画《plan》]

———体育祭終了から数ヶ月

また次のイベントがやってくる。課外学習だ

。もともとは、クラスごとに数グループつくり行動をとる予定だったが、学園長の学年自体の一体感を高めるという意向で今年から全クラスをぐちゃ混ぜにしてグループを組むようにしたらしい。すると、なんの偶然か一馬と悠一は同じグループになった。優能力者学園から30~45分程度のところにある龍の谷:龍谷町、そこが目的地だ。龍谷町には古く趣のある町で、観光地としてこの付近で1番と言ってもいい場所だ。そこには有り得ない伝説があるらしく、それについても学習をするらしい。

「まさか、ゆうちゃんと一緒になるとはね…………何かした?」

と話しかける一馬。悠一は何かを隠すようにははは、と笑って

「まさか、無いよ偶然さ……多分」

語尾が聞こえないように答える悠一。

「ふーん、まぁどっちでもゆうちゃんと一緒でよかった……話し相手ができたからね」

「そう思ってくれて嬉しいよ」

などと話していると

「そこ!おしゃべりしないで自由時間の計画決めるよ」

と言う、ショートヘアの女性。彼女は3組 綾乃彩夏、一馬のグループ、6グループのリーダーだ。

(彼女はおそらくコミニュケーションスキル……いやメンタルが俺の数百倍あるらしいな)

と一馬はグループ会議で会って1分立たないうちに思った。


グループ会議は、別のクラス合同になった為に生まれた儀式?的なものだ。目的は自由時間の計画決定、親睦を深めて課外学習をより良いものにする事らしい。会議用に一馬と悠一が与えられた教室に入るとすぐ

「よーす、私 綾乃彩夏って言いますよろしく」

と話しかけてくる、一馬と悠一は驚いた顔を隠しきれなかったが、既にいた人達は全くしていなかった。

(これ、全員にしたんだよな)

と一馬は思った。


———夕方

「一馬君、一緒に帰ろうか」

「いいよ、ゆうちゃん。雫は今日はもう帰ってるし」

と言って歩いていく二人。特に書き留める必要も無い話をしながら帰り道を進む。

「なあなあ、ゆうちゃんが俺に仲良くなれそうって言った理由って何?」

「いやいや、仲良くなれそうって言った理由か……難しいな、ただ何故か惹かれたんだよ君に」

と女性に言えば確実に落ちそうな言い方で答える悠一。

「うっ……なんか照れるな」

「ふふ、そうかい、理由としては大丈夫かな」

と言われ一馬は頷く。悠一と別れた後一馬は

(レイ、いるか?)

と尋ねる。

【いるぞ……といえば良いのか?】

(ああ、“良いのか?”がなければ良かったのに)

と一馬は答える。レイとの会話を円滑に進めるために一馬は“今の言語”といえば良いのかそれを学習するように頼んでいた。

【御用は…一馬...殿】

(うーん、まぁいいや。レイって龍じゃないの?)

【……質問の意味が……正しく見ての通り龍だが?】

と意味がわからないといった様子で答える。

(いやさ、龍は龍脈が無いとここでの存在が不安定になるって事前学習で習ったからさ)

【済まない...何故か一馬と出会うまでの記憶が一切なく、明確な答えを出せないが、おそらく霊体(プリズマ)だからではないだろうかと思う】

(なるほどね)

と一馬は答えた。

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