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能力の優と劣  作者: 俊
一章:一学期編 (初年度)
12/182

[一章-8:舎弟《Underling》

評価、アドバイス、誤字脱字の指摘などしていただけると幸いです。

———次の日

「アニキー、俺達を舎弟にしてください!」

と言ったのは、昨日一馬と闘い、倒された男達だ。なぜか一馬に舎弟になりたいと言ってきている。なぜだか気になり尋ねると、

「アニキの闘い方は私の理想なんです。あの後、俺がきてない時の事も聞きました、素晴らしい、感動しました」

すごく一馬の事を過大評価されている事に驚く一馬と雫。向こうから女性歩いてくる。歩いてきたのは、ひなだ。話を聞いていたらしく

「あら、アニキ?一馬ごときに舎弟がいるなんて腹立たしいわ」

ひなは、一馬に近づくやいなや小馬鹿にしたように言った。

「おいおい、彼奴らが勝手に言っているだけだよ。よく見ろ昨日の奴らだ」

という一馬。

「あら、ほんとまだ懲りてなかったの?」

急に威圧的な声で話すひな。少しビビリながらも男達も負けじと、

「おまえ、アニキと知り合いって言ってたけどどう言う関係なんだよ」

と聞く。

幼馴染と言う事を聞いた男達は

「す、すいません、まさかアニキの幼馴染とは、どうすれば許していただけるでしょうか」

と許しをこう。

「さぁて、どうしようかしら」

不敵な笑みを浮かべるひな。何をするかわからないと感じた一馬は、

「おい、やめてやれ」

と言うも

「あらら、舎弟を守るアニキ?昨日喧嘩仕掛けた人達を舎弟にするなんてなかなかね」

少し苛立ちながら話すひな。馬鹿にするのは止まらない。

「勝手に彼奴らが言ってるだけって言ったんだろ」

少しいらっとして答える。

「ふーん、でもどうせ舎弟にするんでしょ?この機会逃したら、一生できないものね」

また小馬鹿にするようにひなが言う。昨日の帰りの延長のような会話。

「いや、しないよ」と一馬が明言すると、

「お願いしますよ、アニキ!」と男達が食い下がる。話はどんどんと盛り上がっていく。

「はぁ〜、今日は朝から賑やか」とため息をつき、雫が呟く。

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