[一章-8:舎弟《Underling》
評価、アドバイス、誤字脱字の指摘などしていただけると幸いです。
———次の日
「アニキー、俺達を舎弟にしてください!」
と言ったのは、昨日一馬と闘い、倒された男達だ。なぜか一馬に舎弟になりたいと言ってきている。なぜだか気になり尋ねると、
「アニキの闘い方は私の理想なんです。あの後、俺がきてない時の事も聞きました、素晴らしい、感動しました」
すごく一馬の事を過大評価されている事に驚く一馬と雫。向こうから女性歩いてくる。歩いてきたのは、ひなだ。話を聞いていたらしく
「あら、アニキ?一馬ごときに舎弟がいるなんて腹立たしいわ」
ひなは、一馬に近づくやいなや小馬鹿にしたように言った。
「おいおい、彼奴らが勝手に言っているだけだよ。よく見ろ昨日の奴らだ」
という一馬。
「あら、ほんとまだ懲りてなかったの?」
急に威圧的な声で話すひな。少しビビリながらも男達も負けじと、
「おまえ、アニキと知り合いって言ってたけどどう言う関係なんだよ」
と聞く。
幼馴染と言う事を聞いた男達は
「す、すいません、まさかアニキの幼馴染とは、どうすれば許していただけるでしょうか」
と許しをこう。
「さぁて、どうしようかしら」
不敵な笑みを浮かべるひな。何をするかわからないと感じた一馬は、
「おい、やめてやれ」
と言うも
「あらら、舎弟を守るアニキ?昨日喧嘩仕掛けた人達を舎弟にするなんてなかなかね」
少し苛立ちながら話すひな。馬鹿にするのは止まらない。
「勝手に彼奴らが言ってるだけって言ったんだろ」
少しいらっとして答える。
「ふーん、でもどうせ舎弟にするんでしょ?この機会逃したら、一生できないものね」
また小馬鹿にするようにひなが言う。昨日の帰りの延長のような会話。
「いや、しないよ」と一馬が明言すると、
「お願いしますよ、アニキ!」と男達が食い下がる。話はどんどんと盛り上がっていく。
「はぁ〜、今日は朝から賑やか」とため息をつき、雫が呟く。




