ランキング5位の仕事
(初日から?)
思っていた事が見透かされるかのようにルゥカさんは答えを言い始めた。
「『初日から?』と思われましたよね。ですが大変な仕事をやってから簡単な方になる感じが良いと考えましてこうなったのです。」
(なるほど…?確かに一理あるが。)
(でも、1週間なのに?ランキング5位まであったら1週間終わっちゃうんじゃ。)
そんな事を考えているとルゥカさんは続けて話始めた。
「大丈夫です。ランキング5位の大変な仕事と言いましたが。」
「それは今日だけの予定です。安心して下さいね。」
(安心…。まあ、孤児院にいたときのランキングなんて22位までだったからまだましか。)
(それに孤児院に戻るような事があっても…。)
「ではさっそく行きましょうか」
軽く頷いた。
(頑張ろ。どんな仕事なのか気になるな)
その後。
リーアさんは一旦用事があり抜ける事になった。そして私はというと今ルゥカさん達に案内してもらいながら歩いている最中だった。
「それにしても何で、体験しに来たの?」
「色々あって。」
「そっか。」
「あ、そうだ。ルゥカの話し方、途中で変だったでしょ?」
こくりと頷いた。
(言われてみれば、確かに何か変だった。)
「そうでしょ。言葉がここと向こうじゃ、何か少し違うんだって」
(そうなのか。)
とリトさんと話をしているとルゥカさんが。
「着いたよー。」
と教えてくれた。
着いた場所に目をやると。
(ん…?)
「あの、ここ何ですか?」
「そうここだよ。変わっていると思うけど気にしないでね」
着いた場所には看板があり看板には大きく「夜の居酒屋」と書かれていた。
(気にしないでねって言われても。)
(夜の居酒屋って何だよ。ここ、本当に位の高い貴族の屋敷で合ってるよね?)
と思っているとレオさんが後ろからちょんちょんと肩を叩いてきた。
(どうしたんだろう?)
そう、首を少しかしげていると。
「ランク...上がるにつれて」と言うと看板を指して「アレもその他もろもろ全部ランクアップ…。」
と言うと後ろに戻っていった。
(ランク...。)
(いや、考えんのやめよ。)
(それにしてもここで何やるんだろう?)
と考えているとルゥカさんが。
こちらに振り返り、軽く微笑んで。
「何か飛んできたりするかもしれませんが、気にしないで下さい。」
「そして今日、ここでやるのは執務業務とメイド名物過酷な労働です。」




