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メイドさん達の中へ、いざ潜入調査開始です。

リーアさんとメイドさんの場所へ潜入するための注意事項(詳しく)と話をした。そして忘れないようにと覚えるため用に内容と覚える事を紙に書いてくれた。


紙の内容がこちら↓


1,危なくなったら逃げる一択


(危なくなったらっていつ何だろう?)


(そんなに危険そうに思わないけど。)


2,名前や潜入調査の事については明かさない


3,違和感がないように遠くから護衛が二人見守ってくれている


(護衛さんがどんな感じなのか見たいな。)


4,困ったらリーアさんのところへ


5,屋敷に戻る時は一人で戻らない事


6,怪しい奴を見かけたら報告


その他・メイドについて。

選別、選んで確認するメイドさん。※メイドの人数に制限は特になし。


1人目、ルゥカさん。幻獣の国の人で狸犬(たぬけん)猫狼(ねころう)のハーフ。身長が150センチくらい。髪が特徴的でふんわりとした髪質に明るめの緑色の髪色。そして猫耳がついている。尻尾はゴワゴワ。


(尻尾触ってみたい。猫耳、どんなのか気になる。)


2人目、リトさん。身長は153センチ前後。髪質はストレートで真っすぐ、髪色は茶色。細身だが力持ち。のんびり。


(どういう感じの人何だろう?姿があんまり思い浮かばない)


3人目、レオさん。身長は166センチくらい。髪色は黒と紫が混じったような色。瞳は赤と青のグラデーション。無表情。


(気になるな。会うのが楽しみ。かっこいいのかな?可愛いのかな?)


と言うものだった。思っていたより覚える事と内容が多かったし長かった。

(半分くらい内容が頭から消えそう。)


(会うのが楽しみだな、でも警戒は怠らないし緩めない。)



次の日。

今日はメイドさんの所へ潜入選びの日だ。

どんな感じ何だろう?メイドさんって言われて思い浮かぶのは「お嬢様」って言って所作が綺麗な感じがするんだよな~。と、そんな事を思い浮かべながら、リーアさんについて歩いて行く。


(見慣れない廊下だな。)


(まだ、見てない所が。)


5分後。


「お嬢様、着きましたよ」


メイドさん達の場所に着いた。


どんな感じ何だろう?早く入りたい。

足を一歩前に出して扉に手をかけようとすると。


「まだですよ」


と言ってリーアさんは入ろうとする私を引き止めた。


「お嬢様、ここから先ではお嬢様はカルヤという名前です。なのでカヤで反応しないで下さいね。」


こくりと首を縦に振った。


「では、行きましょうかカルヤ。」


とリーアさんが言い、扉がギーと音を立てて開いた。



「おい、何してんじゃ」


「はよせえ」


「うっさいわね。やってるでしょ」


「スカートを上げないの!」


「下着が丸見えよ」


「知るか、やりやすけりゃあ、良いんだよ」


「おい、何をぼぉーとしてるんだ」


「……。」


「その子に言う前に口より手を動かしたらどうなの」


(……え?)


扉が開いたと同時に怒鳴り声や言い合いや部屋の中で物が飛んでいた。


(あれ…?おかしいな。)


メイドさん達の場所で合ってたよね?

と思い、確認するために一旦廊下側に出て看板を見たがやはりメイドさん達の場所だった。


見間違えかな?

そう思い、もう一度メイドさん達を見る。


「誰よ!これ」


「ああ、すまない」


「そこ、動きが遅い」


「ガッシャーン」


「おい、皿を落とすな」


「皿を投げるな」


「あっぶね。今受け取れてなかったら顔面の前で皿が割れて大惨事だぞ」


「あら、それはごめんなさいね」


「テメェ!」


「うるさいですよ」


…見間違えじゃなかった。


(何か、思ってたのと違う)


(そういえば、こんなに音がデカくてうるさいのによく外に聞こえなかったな)


と考えていると。


リーアさんが口を開いた。


「皆さん静かに!」


(うわー。凄い声が響くな)


「あれ、リーアじゃ…」


()()()


(凄いなさっきまであんなにうるさかったのに一瞬で音が小さくなった)


「皆さん、今日は説教からですね」


(おお、目が笑ってない)


「この部屋は防音の魔法の膜が貼ってあり、音はでないですが。」


「さっきのありさまはどういうことですか」


「私が居た時よりひどくなっていますが」



そこからリーアさんのお説教が3分間続いた。


「仕事中の暴言」


「スカートはめくらない」


「昼間から酒は飲まない」


その間、メイドさん達は静かになるのかと思えば、初めよりはましだが人数の大半は飽きだして少しだがうるさくなっていった。


その後。

リーアさんは本来の目的を思い出したのか私にだけ聞こえるように小声で


「すみません、失礼いたしました。」


と言いメイドさん達の方に向き口を開いた。


「ごほん、紹介させていただきますね」


「今日から一週間ここでメイドの体験をするカルヤです。」


(一応、頭は下げとくか)

と思い頭を下げた。


「おお、そうかがんばれよ」


「よろしくな」


「望むところです」


「よろしくねー」


「気負付けろよ」


「子どもだからって容赦しないからね」


とそんな感じで挨拶が終わるとまた初めのうるさい空間に戻っていった。



そして、リーアさんが言った。


「一旦、外に出ますよカルヤ。」


こくりと頷いた。


少し歩くと森に面した庭が見えてきた。


(こんな場所あったんだ)


(まだまだ、この屋敷は探検のしがいがあるな)


と思いながらリーアさんの後について歩いているとリーアさんが立ち止まった。


(どうしたんだろ?着いたのか)

とそう思いながら前を見てると。




猫耳としっぽの人だ!ふわふわだな~。さ、触りたい。猫耳が動いてる。


茶色の髪の人はのんびりした雰囲気だな。


黒と紫の髪が赤と青の瞳を引き立ててくっきりして綺麗だな。 


(すげー。紙に書いてあった通りだ)


(それに綺麗で可愛い。)


という事は左からルゥカさん、リトさん、レオさんという事か。


三人共さっきの場所にいたんだよね。


何か三人ともさっき見た部屋の中のメイドさん達とは大違いだな。


「カルヤ、こちらはあなたの体験を助けてくれたり教えてくれる人達です。」


そう言ってから。

リーアさんが私の視線に合わせてしゃがんだと思ったら耳元に小声で。


「カヤ様、メイド候補の三人です」


「三人には体験の手助けをしてくれるアシストとしてお願いしています。」


「なので、誰が良いか1週間過ごして見極めてください。」


とリーアさんは言い微笑むと立ち上がり三人に向き直った。


「カルヤ。改めて、三人に自己紹介をお願いします。」


こくりと頷いた。

 

「カルヤです。1週間よろしくお願いします。」


と言い頭を下げると。

 

「カルヤちゃんかよろしくね。」


「リーアさん自己紹介しても良いですか?」


「はい。」


「じゃあ、自己紹介します。」


「左の私から順番でやりますね。」


「私の名前はルゥカです。」 

「耳としっぽが気になるよね。」


「私は狸犬(たぬけん)猫狼(ねころう)のハーフです。歳はナイショです。」


「よろしくお願いしますね。」


声はふんわりって感じだな。 それにのんびりしてるのかなって思ってたけど、しっかり者って感じなんだな。


「ルゥカの次です。名前はリト。力は強い方です。歳はどうでしょう?知りたいなら、頑張って。聞き出して。」


「そういう事でよろしく。」


思ってたより、いたずらっ子みたいな感じの人だな。人を惹きつけるような声色だな。


「最後です。レオです。身長はここにいるメイド達の中では1番高い。」


「…多分。」


「赤と青の変わった瞳がついてます。髪色も変わっているので見つけやすいです。」


「よろしく。」

と言うと同時に親指を上げ、グッジョブとやっていた。


何か思ってた感じより、面白い人なんだな。声色は落ち着いて少し高いようなそんな感じだけど、グッジョブって案外心の中は明るいのかな?表情は無表情だけど。



三人の自己紹介は終わった。


(この三人の中から選ぶのか難しそう。)


リーアさんを見てみると少し考えるような仕草をしてから。


「では、自己紹介の順番でいきましょう。」


(?)


リーアさんはしゃがんで小声で。


「カヤ様。一緒にお仕事をする人の順番です。」


(なるほど。)


「最初はルゥカさん。お願いできますか?」


「はい。」


ルゥカさんは軽く微笑んだ。


「じゃあ、カルヤちゃん。」


「ここのメイドの仕事で5位の中に入る大変な仕事をしよっか。」


(5位?ランキングなんてあるんだ。)


(ん、5位に入る大変な仕事……。)


(初日から?)

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