↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奈落に落とされたが、そこは俺の領域だった  作者: 忍絵 奉公


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
91/141

第91話「グルガ爺さん」


 防具屋。

 重い扉。

 ギィィ……

 アクアがファイヤーベアの毛皮を持って入る。

 店主。

 筋肉質。

 ヒゲ。

 一瞬で毛皮を見る。

 目が細くなる。

「……おい坊主」

「ん?」

「これどうした」

 アクア。

 普通に答える。

「倒した」

 店主。

 沈黙。

 そして。

 鼻で笑う。

「はっ」

 完全に疑っていた。

「どうせ盗品だろ」

 ユウ。

 むっ。

 アクアが肩をすくめる。

「違うって」

 店主。

 毛皮を広げる。

 顔色が少し変わる。

「……本物か」

 だが。

 まだ疑いの目。

「まぁいい」

 適当に言う。

「銀貨百枚でどうだ」

 アクア。

 心の中。

 (安い)

 絶対安い。

 この反応。

 完全に舐められている。

 アクア。

 毛皮をたたむ。

「売らない」

 店主。

「は?」

「別の店行く」

 そのまま出る。

 ユウが後ろを歩く。

「いいの?」

 アクアが頷く。

「失敗した」

「?」

「最初からカード見せればよかった」

 ギルマスにもらったランクカード。

 取り出す。

 ユウ。

「あー」

 次。

 服屋。

 かなり上品。

 年配の店主。

 アクアが毛皮を置く。

「これ買い取ってほしい」

 店主。

 毛皮を見る。

「ほぉ……」

 アクア。

 さらにカードを置く。

「あとこれ」

 店主。

 カードを見る。

 停止。

「……え?」

 目を擦る。

 もう一回見る。

「Sクラス!?」

 店内静止。

 アクア。

「あぁ」

 店主。

 アクアを見る。

 ユウを見る。

 信じられない顔。

「お、お前さんが!?」

 アクア。

 親指でユウを指す。

「ちなみにこいつも」

 ユウもカードを出す。

 店主。

「おぉぉ……」

 震えていた。

「こんな子供が……最強コンビ……」

 完全に見る目変わる。

 今度は毛皮を丁寧に確認。

「これは……素晴らしい」

 毛並み。

 厚さ。

 状態。

 最高級。

 店主が急にソワソワし始める。

「その……」

「?」

「サインいただけます?」

 アクア。

「え?」

「絶対プレミアつきます!」

 ユウ。

 爆笑。

「アクア有名人〜」

 アクア。

 ちょっと照れる。

「まぁいいけど」

 サイン。

 さらさら。

 ユウも書く。

 店主。

 感動。

「家宝にします!」

 そして。

「サイン込みで金貨二十枚で買い取りましょう!」

 アクア。

「おぉ」

 かなり高い。

 即決。

 金貨受け取る。

 ずっしり。

 アクア。

 久しぶりのお金。

 ちょっと嬉しい。

「ありがとう」

 店主。

「いえいえ!」

 そしてアクアが聞く。

「ところでさ」

「はい?」

「いい刀売ってる店知らないか?」

 店主。

 少し考える。

「あぁ……」

 顔が真面目になる。

「それならグルガ爺さんの店だな」

「グルガ?」

「この街一番の鍛冶師です」

「へぇ」

「ただし……」

 店主。

 苦笑。

「恐ろしい親父ですが」

 ユウ。

 ワクワク。

「面白そう!」

 店主。

 紙を取り出す。

 紹介状。

 サラサラ。

「これを持っていってください」

 場所も教えてもらう。

 街外れ。

 古い鍛冶屋。

 煙突。

 黒煙。

 カン!カン!カン!

 遠くから音が聞こえる。

 アクア。

 少し緊張。

「行くか」

 ユウ。

「おー!」

 ミーちゃん。

「にゃー!」

 三人は雪道を進む。

 新しい刀との出会いへ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。