↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奈落に落とされたが、そこは俺の領域だった  作者: 忍絵 奉公


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
139/145

第6章 砂漠のダンジョンに向けて、第139話 出発 


洞窟ホテル前。

朝。

冷たい雪風。

しかし。

空は快晴だった。

ユキ。

きょろきょろ。

その時。

馬車の窓。

ひょこっ。

黒い塊。

「ニャー」

ユキ。

固まる。

「……え?」

ミーちゃん。

ぴょん。

馬車から飛び降りる。

ふわっ。

長い黒毛。

金色の目。

まだ小さい。

しかし。

手足が妙に長い。

ユキ。

「か、かわいいぃぃぃ!!」

即抱っこ。

ミーちゃん。

「ニャー」

嫌がらない。

ユキ。

顔。

すりすり。

「なにこの子!」

「ふわふわ!」

「脚長い!」

「ライオンの子供みたい!」

大興奮。

ミーちゃん。

どや顔。

ユウ。

「ミーちゃん人気者だ」

アクア。

「調子乗るぞそいつ」

もう遅かった。

ミーちゃん。

胸を張っていた。

ユキ。

肉球ぷにぷに。

「はわわわ……」

完全に堕ちた。

その後。

ホテル。

正式チェックアウト。

ホテルマン。

深々と礼。

「またお越しくださいませ」

アクア。

「世話になった」

そして。

裏の馬房へ。

そこには。

二頭の巨大な白馬。

いや。

額。

角。

ユニコーンだった。

ユキ。

「うわぁぁぁ!!」

右。

銀色たてがみ。

アクア。

「右がサンダー」

サンダー。

ブルルル。

左。

緑がかった白毛。

「左がウインドだ」

ウインド。

ふしゅー。

ユキ。

「かわいいぃぃぃ!!」

即。

頭なでなで。

ユニコーン達。

嬉しそう。

べろぉぉぉ。

ユキ。

顔。

唾液まみれ。

「きゃははは!!」

なぜか喜んでいた。

アクア。

「気に入られたな」

ユウ。

「ユキ、動物に好かれるタイプかも」

ユキ。

「えへへ……」

ベタベタ。

その後。

アクア。

馬車の扉を開く。

ユキ。

中を見る。

そして。

停止。

「……え?」

豪華だった。

赤い絨毯。

ふわふわクッション。

大きなソファ。

さらに。

奥。

ふわふわベッド。

しかも広い。

木箱。

大量。

保存棚。

小型キッチン。

水樽。

十人くらい余裕で乗れそうだった。

ユキ。

「な、なにこれ……」

アクア。

「移動用」

ユキ。

「移動用!?」

王族レベルだった。

クッションの上。

ミーちゃん。

くつろぎモード。

「ニャー」

完全に自分の家。

ユキ。

「ミーちゃん様だ……」

アクア。

「木箱は食材だ」

昨日。

ホテルへ依頼済み。

肉。

野菜。

果物。

調味料。

大量補充されていた。

ユウ。

「旅ごはん楽しみ!」

アクア。

「絶対食う量増えるよなお前ら」

ユキ。

視線逸らす。

怪しかった。

そして。

アクア。

運転席へ。

ユウ。

隣。

ぴょこん。

ユキ。

慌てて乗り込む。

「しゅっぱーつ!」

ユウ。

「おー!」

アクア。

手綱を握る。

「行くぞ、サンダー、ウインド」

ブルルルル!!

ユニコーン二頭。

同時に駆け出した。

雪道。

爆走。

豪華馬車。

ガタつかない。

めちゃくちゃ快適。

ユキ。

窓から外を見る。

白銀の世界が流れていく。

「旅してるぅぅぅ!!」

テンション爆上がりだった。

こうして。

雪山ダンジョンを後にした三人と一匹は。

次なる舞台――

“砂漠のダンジョン”へ向かうのだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。