第127話 ダンジョン経営は止まらない
主婦パーティ。
十五階。
雪狼エリア。
「グルルルル……!」
巨大雪狼。
三体。
速い。
硬い。
連携もしてくる。
主婦リーダー。
「まずい!」
盾役。
吹き飛ぶ。
氷魔法。
回避。
噛みつき。
ギリギリ。
なんとか撤退。
地下三階温泉へ逃げ込む。
主婦達。
「はぁ……」
「死ぬかと思った……」
しかし。
周囲冒険者。
ざわつく。
「十五階まで行ったのか?」
「主婦なのに?」
「いやもうBランクだろあれ」
実際。
その通りだった。
旦那パーティ。
平均Cランク。
主婦達。
いつの間にか追い抜いていた。
理由。
プリン欲。
恐るべし。
三十階管理室。
ポイント。
爆増。
ユキ。
「すごい増えてます!!」
アクア。
「よし」
一気に。
拡張。
三十階。
↓
百階。
ドドドドドドド!!
巨大工事。
階層追加。
洞窟。
遺跡。
氷原。
空洞。
一気に生成。
ポイント。
ほぼ空。
ユキ。
「なくなったぁぁ!」
しかし。
すぐ。
ピコン。
ピコン。
また増え始める。
アクア。
「もう回り始めてるな」
完全に人気ダンジョンだった。
次の目玉。
宝箱。
設定。
アクア。
「南の高級果物パフェ」
ユウ。
「うわぁ!」
巨大グラス。
果物山盛り。
生クリーム。
アイス。
キラキラ。
さらに。
強制帰還付き。
アクア。
「万が一雪狼倒しても帰還できる」
ユキ。
「でも」
「宝箱開けたら帰還ですよ?」
アクア。
「つまり」
ニヤリ。
「進むならパフェ諦めろってことだ」
ユウ。
「悪い顔してる」
冒険者達。
究極の選択を迫られる事になる。
その後。
アクア。
「一旦帰るか」
ユウ。
「うん」
百階。
転送陣設置。
座標。
洞窟ホテル前。
アクア。
「これですぐ来れる」
ユキ。
「便利ぃぃ!」
アクア。
「あとポイントで飯食っていいぞ」
ユキ。
「いいんですか!?」
アクア。
「食い過ぎんなよ」
ユキ。
「はい!!」
目が輝く。
絶対食い過ぎる顔だった。
洞窟ホテル。
部屋帰還。
すると。
また。
テーブルいっぱいの夕食。
アクア。
「またある」
ユウ。
「ミーちゃんかな?」
ミーちゃん。
ニャー。
どや顔。
今日のメニュー。
バルログ。
牛型魔物。
高級肉。
ステーキ。
しゃぶしゃぶ。
鍋。
出汁入り。
長ネギ。
ゴマソース。
アクア。
肉投入。
しゃぶしゃぶ。
ぱく。
「……うまっ」
とろける。
脂。
甘い。
ゴマソース絡む。
極上。
ユウ。
「これやばい!」
ステーキ。
柔らかい。
甘辛ソース。
肉汁。
じゅわぁ。
アクア。
「高級だなこれ……」
デザート。
リンゴスフレ。
小さなプリン。
アクア。
プリン食べる。
「……流行りだしたな」
ユウ。
「アクアが作ったんだよ?」
アクア。
「まぁな」
ドヤ顔。
その後。
部屋風呂。
当然。
ユウ乱入。
アクア。
「お前ほんと自然に来るな」
ユウ。
「もう慣れた」
湯気。
温かい。
ミーちゃん。
桶の中。
ぷかぷか。
そして。
アクア。
また。
山。
完成。
ユウ。
じー。
アクア。
「見るな」
ユウ。
「今日も元気だね」
アクア。
「評価するな!」
ユウ。
興味津々。
手。
伸ばす。
アクア。
逃走。
風呂場。
バシャバシャ。
今日も平和だった。




