第126話 主婦は強い
ギルド。
依頼掲示板。
新しい紙。
『サムライプリン 一個 銀貨50枚』
『9個セット 金貨5枚』
冒険者達。
ざわっ。
「高っ!?」
「プリンだろ!?」
受付嬢。
「貴族令嬢からの依頼です」
男冒険者。
「プリンに金貨五枚……?」
別の冒険者。
「世の中狂ってる」
しかし。
依頼は次々増える。
『サムライプリン希望』
『できれば無傷で』
『カラメル部分崩さないでください』
『冷やした状態希望』
要求が細かい。
その噂。
街中へ。
奥様達。
「そんなに美味しいの?」
「一度食べてみたいわ!」
そして。
数日後。
ギルド。
現れた。
主婦パーティ。
エプロン風軽装。
だが。
目が本気。
リーダー。
「私達も行きます」
受付嬢。
「え?」
主婦。
「プリンのためです」
気迫。
凄い。
雪山ダンジョン。
五階。
オークリーダー。
「ブモ!」
主婦。
「邪魔」
ドゴッ。
回し蹴り。
オーク吹っ飛ぶ。
別の主婦。
氷魔法。
正確。
無駄がない。
さらに。
料理で鍛えた包丁技術なのか。
短剣捌きが異常。
冒険者達。
「つ、強ぇ……」
アクア。
モニター見ながら。
「なんだあいつら」
ユウ。
「主婦」
ユキ。
「主婦って怖いですね」
六階。
チョリキ。
魚型魔物。
主婦。
「今日の晩御飯ね」
ザシュ。
即解体。
九階突破。
十階。
氷ゴーレム。
主婦リーダー。
「みんな。プリンよ」
全員。
「おぉぉ!!」
士気が高すぎる。
激戦。
しかし。
連携完璧。
討伐成功。
宝箱。
サムライプリン。
全員。
「きゃぁぁぁ!!」
まるで宝石。
そのまま。
強制帰還。
ギルドそして街。
奥様達。
「取ってきたわよー!!」
大歓声。
さらに。
他街商人。
続々到着。
「そのプリンとやらを見たい」
「買い占めたい」
ギルド。
依頼増加。
サムライプリン相場。
急上昇。
もはや。
高級スイーツ扱い。
三十階。
管理室。
ユキ。
「三階にお土産コーナー作りません?」
「竹とんぼとかプリンとか売れば儲かります!」
アクア。
「それは金にはなる」
ユキ。
「ですよね!」
アクア。
「でもポイントにならんだろ」
ユキ。
「あ」
アクア。
「ダンジョンは客を回してなんぼだ」
「買うだけで帰られたら意味ねぇ」
ユウ。
「アクア経営者っぽい」
アクア。
ドヤ顔。
「まぁな」
その時。
モニター。
主婦パーティ。
十五階。
雪狼到達。
主婦。
「プリンの次はなにかしら」
アクア。
「……あいつら絶対強くなるぞ」
ユキ。
「食欲ってすごい」




