↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
奈落に落とされたが、そこは俺の領域だった  作者: 忍絵 奉公


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
113/145

第113話 ロックは雪崩を呼ぶ


 夜。

 焚き火。

 星空。

 吹雪が嘘みたいに静かだった。

 アクアは肉を焼いていた。

 ユウはミーちゃんを抱いている。

 その時。

 ロックンロールパーティのリーダーが立ち上がった。

「聞いてくれぇぇぇ!!」

 アクア。

「嫌な予感」

 リーダー。

 背中の武器を掲げる。

 ギター。

 ……に見える。

 だが刃がついている。

「こいつはギター兼、仕込み刀!!」

 シャキン!

 刀が飛び出す。

 ユウ。

「おぉー!」

 次。

 ベースを持つ大男。

「ベース兼、盾ぇぇ!!」

 ガキン!

 分厚い鉄板。

 次。

 女魔法使い。

「杖兼、ドラムスティック!!ワォ!」

 アクア。

「ワォってなんだよ」

 最後。

 長身の男。

「マイクスタンド兼、槍!!ワォ!!」

 アクア。

「お前もかよ!」

 リーダー。

 髪をかき上げる。

「俺たちはぁぁぁ!!」

 全員。

「ロックンロールパーティィィィ!!」

「ワォォォォ!!」

 アクア。

「うるせぇ!!」

 だが。

 演奏が始まった。

 ギュイィィィン!!

 ドゴォン!!

 ジャカジャカ!!

 しかも。

 音魔法付き。

 爆音。

 雪山に反響する。

 ユウ。

「すご!」

 アクア。

「いや待て」

 ゴゴゴゴゴ……。

 遠く。

 山が揺れた。

 アクア。

「……あ」

 次の瞬間。

 ズドォォォォォ!!

 巨大雪崩。

 二百メートル先の山肌が崩れ落ちる。

 ロックンロールパーティ。

「ワォ?」

 アクア。

「やめろぉぉぉぉぉ!!」

 ユウ。

 即行動。

 まず。

 ユニコーン二頭を持ち上げた。

 アクア。

「待てなんで持ち上がる!?」

 ユウ。

「えいっ!」

 ブン!!

 馬車ごと上空へ。

 ひひーん!?

 続いて。

 ロックンロールパーティ。

「え?」

「ちょ」

「まっ」

「ワォォォォ!?」

 一人ずつ上空三百メートルへ投擲。

 アクア。

「雑ぅぅぅ!!」

 ミーちゃんだけは当然のようにアクアの頭に避難。

 そしてユウ。

 地面を蹴る。

 ドン!!

 50メートルほど跳躍。

 雪崩を飛び越える。

 アクアも後を追った。

 ゴォォォォ!!

 大量の雪が下を通過していく。

 ロックンロールパーティ。

 空中。

「死ぬぅぅぅ!!」

「ロックぅぅぅ!!」

「ワォォォォ!!」

 ズボッ!!

 全員。

 雪に半身埋まって落下。

 アクア。

「だから言っただろ!!」

 一人ずつ引き抜く。

 スポン。

 スポン。

 最後の一人。

「口に雪入ったぁ……」

 ユウ。

 一方。

 普通に着地。

 ユニコーンと馬車も華麗に着地。

 ひひーん!

 ロックンロールパーティ。

 呆然。

「お前ら……何者だよ……」

 アクア。

「それはこっちのセリフだ」

 リーダー。

 震えながら。

「ロックで雪崩起こしたの初めてだ……」

 アクア。

「初めてじゃなかったら困るわ!!」

 ミーちゃん。

 ニャー。

 完全に笑っていた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。