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奈落に落とされたが、そこは俺の領域だった  作者: 忍絵 奉公


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100/144

第100話「三つのネックレス」

続きは2ページ目にありますよ!


 帰り道。

 アクア。

 ほくほく顔。

 金貨の袋を机に置く。

 ドサッ。

 重い。

 アクア。

「俺はこれだけでいい」

 金貨千八百枚。

 自分の前に置く。

 残り。

 大量。

 ユウの前へ。

 ユウ。

「いいの?」

 アクア。

「ほとんどお前が取っただろ」

「それに元々お前の方が強いし」

 ユウ。

 笑う。

「ありがと」

 袋を持って。

 部屋を出る。

 アクア。

「どこ行くんだ?」

 ユウ。

「馬車に置いてくる」

 アクア。

「盗まれないか?」

 ユウ。

「大丈夫だよ」

「ユニコーンいるし」

「誰も近寄らないって」

 確かに。

 あの馬。

 怖い。

 アクア。

「まぁ……それもそうか」

 そして。

 金貨三枚だけ持つ。

「飯食いに行くか」

 ミーちゃん。

 ぴょん。

 頭へ乗る。

 宿を出た。

 

 翌朝。

 ユウ。

 目を覚ます。

 視線。

 横。

 アクア。

 寝ている。

 そして。

 布団。

 もっこり。

 昨日以上。

 山。

 ユウ。

「……」

 葛藤。

 気になる。

 気になりすぎる。

 堅くなる武器。

 しかも。

 濡れると柔らかくなる。

 謎。

 ユウ。

「……」

 アクア。

 すやすや。

 ユウ。

「ちょっとだけ」

 負けた。

 そっと掴む。

 上下。

 こする。

 すると。

 ぴくっ。

 さらに。

 先端。

 わずかに濡れてくる。

 ユウ。

「おぉ……」

 興味津々。

 さらに。

 激しく。

 上下。

 その瞬間。

 アクア。

「ぁぁふ!?」

 ユウ。

 びくっ!!

「噴火した!」

 即。

 寝たフリ。

 アクア。

 飛び起きる。

「な、なんだ今!?」

 確認。

 パンツ。

 濡れてる。

 アクア。

 真っ赤。

「またかぁぁ!!」

 慌ててパンツ洗いへ。

 干していた昨日のパンツ。

 少し湿ってる。

 だが。

 替えがない。

 仕方なく履く。

 ユウ。

 寝たフリ継続。

 アクア。

 ちらっと見る。

「……」

「最近おかしいな俺」

 頭を振る。

 顔を洗いに行った。

 ユウ。

 布団の中で。

 笑いをこらえる。

 

 午前。

 宝石店。

 ネックレス打ち合わせ。

 店主。

 五枚のデザイン画を並べる。

「こちらになります」

 アクア。

「おぉ……」

 かなり綺麗。

 ユウ。

「迷うね」

 アクア。

「ミーちゃんどう思う?」

 ミーちゃん。

 机に飛び乗る。

 トコトコ。

 一枚ずつ見る。

 真剣。

 そして。

 あるデザインの前で。

 ニャー。

 止まった。

 アクア。

「これか」

 ユウ。

「確かに一番いいかも」

 銀の蔦模様。

 中央に。

 メタスラの涙。

 綺麗だった。

 アクア。

「これを三つ作ってくれ」

 店主。

 少し驚く。

「三つ……ですか?」

 アクア。

「あぁ」

 店主。

 笑顔。

「かしこまりました」

「三日ほどお時間をいただきます」

「またお越しください」

 そして。

 預かり証を渡す。

 だが。

 ミーちゃんへ。

 ミーちゃん。

 ぱくっ。

 咥える。

 店主。

「猫ちゃん賢いですねぇ……」

 アクア。

「たまに俺より賢い」

 ユウ。

「それはそう」

「否定しろよ!!」

 宝石店に。

 笑い声が響いた。



続きは2ページ目にありますよ!

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