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悪役令嬢は執着されてハメられる  作者: ちょしゃなげ
第5章
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〈病み〉日記

覗いていただきありがとうございます。

注意)異世界です、フィクションです!

そのつもりでお読みいだだけると幸いです。


駄目な方は離脱をお願いします。

 僕は、モーグの秘密の〈日記の部屋〉で床に転がっていた。

 顔の横には、ブラックが横たわっている。


「〈妖精王〉嫌われてたんだってーー」

『お前じゃないだろ』

「うん、でも過去だって」

『忘れてたんじゃねぇのか』

「忘れるっていうより、2番目のせいで分かったんだ」

『幸せの住処の記憶かーー理想じゃねぇか。ずっと独占できる』

「でもさ、今なら分かるよ・・・アレ、監禁だよね、、、」

『独占さ』

「同意があればね」

『この世界では許される』

「〈俺〉の常識だと許されねぇよ」

『もうそっちが異世界だろ』

「確かにあっちが異世界だね」

『なら気にしなくていい』

「気にするのはエルバーラだけだよ。〈妖精王〉みたいに嫌われると思うと辛いんだ、怖いんだよ」

『でも、〈神の遊戯〉では嫌われる役回りだろ』

「役割ですむのかな・・・」

『役割にすればいい』

「できるかな。〈妖精王〉と同じになりたくない」

『お前はお前だ』

「うん。僕は僕ーーでも、どうすれば、僕は嫌われないの?好きになってもらえるの?」

『知らねぇ』

「頑張っても、〈神の遊戯〉が終わるまで、僕は嫌われていくーー間に合う?心を変えられる?」

『そんなの、俺もわからねぇって!』

「そうだよねーー君は僕だった」

『ああ、俺はお前だ。でも優れているところが1つある』

「・・・トケトゲ?」

『違うわ!俺はお前の〈独占欲〉だーー考えるのはお前と違って1つだけだ』

「・・・それって危険だよ。独断と偏見ーー執念だよね」

『それがどうした、危険だからなんだ?』

「だって・・・嫌われたくない、でしょ?」

『独占できなくてもかーー?』

「・・・っ」

『エルバーラを王子に取られても、か?』

「・・・」

『そっちの方が危険だろ。どうせお前も〈妖精王〉も変われないーーだろ?』

「ブラック・・・」

『変えられないもんもあるんだよ』

「そんなの・・・幸せじゃない・・じゃん」

『幸せになりたいのか?』

「・・・」


 正解が分からない。

 自分の気持ちと自分の力の及ばない世界ーー。

 強い感情とその先の予測結果ーー。


 変わらない、変えられないもの。


『幸せになりたいのか?』

 なりたい、幸せになりたい。

 幸せの住処の記憶ーーあの記憶のような幸福を。


 でも。


 あの幸福が自分だけの幸福ならーーやっぱりその後は永遠に続く苦しさなのだ。


 間違った自分だけの幸福に、先はないーー分かっていても。


 独占欲(ブラック)は、消えずに実体化してここにいるんだ。


 僕はのろのろと起き上がって、日記のある続き部屋へ行く。

 僕の〈病み〉をつづる日記を開く。

 かつて、最初に書いた言葉はーー。


『エルバーラじょうをしなせないよう、ボクのものにします』


 拙い文字、素直な欲望、なんでもできるという無意識の自信。


 この頃から、答えはずっと決まっていた。

 悩んでも。後悔しても。嫌がっても。変えたくても。


 変われない僕の心が、すでに答えを弾き出していた。


 嫌われてもーー〈妖精王〉と同じ結果になったとしても、僕はエルバーラを。


 僕はためらいながらも、長い間、熟考する。

 僕だけの幸福をーー。


 そして、僕はペンをとる。

 新たな文章は、慎重に。


『エルバーラを嵌めて、僕のものにするための方法』


 〈神の遊戯〉なら、〈僕の遊戯〉にもすればいい。

 だって〈白の王〉が言ったんだ。


『そなた自身も〈神の遊戯〉の参加者じゃーーじゃが、おそらく、お主は〈物語の語り手〉を望まれているのであろう』


 参加者で、ストーリーテラー、だと。


『むしろ整え欠損部分に新たな話を差し挟むことを望まれたのであろうーー〈妖精王〉不在の為に・・・・・の』


 〈神の遊戯〉を整え、欠損部分に新たな話を差し挟む。

 〈神の遊戯〉を知り、〈僕の遊戯〉の話を差し込む。


 偉大なるモーグのご先祖様ーーやっぱり僕はモーグです。


 だから〈神の遊戯〉が終わった後。

 僕は必ずーー。



ギーヴ方向からだけの、精神の成長&恋物語ですが、

この後は若干謀略的な陰湿話が出てきます。


さっくり客観的ドライにいくつもりですが、苦手な方はご注意ください。離脱ください。


ブラックギーヴが、果たしてマーブルもしくはホワイトになれるのか!?

なんとか恋愛物を書こうと努力途中です。ムズイ〜。


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