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クロン〜チートすぎる生物〜  作者: 黒白灰色
1章 とある若きA級冒険者編
24/81

必要な殺し

クロンさんを、殺す………?

一瞬何を言ってるのか理解できなかった。

この人はクロンさんの孫じゃなかったのか?

「そ、その?アルカさん、でしたっけ?その、どうしてクロンさんを殺すなんて話になってるんですか?」

「え、もしかして爺さんこの子に今まで自分がやった事を話してないの?」

俺の言葉に逆にアルカさんは驚いたようにクロンさんに尋ねる。

「いいじゃん別に、そんなん俺の勝手じゃん。」

「普通の人ならそれで通じるんだけどね、爺さんに関してはやった事が事だからさ。もしかしてロー達にも言ってないの?

う〜わ可愛そ、これだから爺さんは…」

額を抑えながらクロンさんに呆れるアルカさん、やった事が事?何をしたんだろう?


「シン君だっけ?聞いてくれよ、この爺さんな、昔幾つかの国を滅ぼしてるんだよ。

しかも勧誘がウザかったからとかムカつく奴がいたからとかフザケた理由で。」


……………は?クロンさんが国を?えっどういう事?

色んな情報が頭に入ってきて混乱する。

「ああゴメン、いきなり過ぎたね。ゆっくり話していこう。」

そう言いながらアルカさんはゆっくり話しだした。

************************************

爺さん、クロンがどこで生まれどこで育ったのか、これに関しては誰に聞いても何で調べても何も出なかった謎の存在なんだか、まぁこれは置いておいて…

クロンと言う存在が歴史の中で初めて出てきたのは約15000年前、今はなき王国のとある戦士として出てくる。大層強く国王は自らの軍に召抱えようとしたが断られた。

しかし誇張されていたかどうかは定かではないが噂ではまさに神の如くの強さだと言う。

王は是非とも自らの軍に欲しくなった。

大金をやると言った、爵位をやると言った、領地をやると言った、しかし全く相手にされ無かった。

“彼”は数を重ねるごとに苛立ちをあらわにしていった、数えて30回目の勧誘で“彼”は言った。

次に使者を自分の元に送ればこの国を滅ぼす、と。

誰も真面目にその言葉に取り合わなかった。

それが駄目だった、“彼”はそれができたのだから…

数日後その国は地図から消えた、人も建物も文化、そしていずれ人の記憶からも…


次にクロンが現れたのは8000年程前、今度はもっと単純だった。

とある貴族が“彼”の子に無礼を働いた、つばを吐きかけ汚らわしいと…

“彼”は怒り国ごとこの世から消した。


************************************


「そんな風に爺さんは何度も国を滅ぼしてる。

それが悪い云々じゃない罪も無い人にとって危険過ぎる、だから俺はクロンを殺すんだ。」


………、何が正しいんだろうか。

クロンさんが正しいとはお世辞にも思えないがそれでもアルカさんは正しいんだろうか。

確かに人の安全を取るにはクロンさんを殺す方が良いんだろうが…

「シン君、俺達と一緒に来てくれないか?爺さんさえ殺せればその後冒険者ギルドの取り潰しもやめてもらうよう俺から頼もう、だから頼む、こっちに来てくれ。」


俺はどうすれば良いんだろうか、クロンさんを殺した方が良いんだろうか?

あぁ、昨日まで平穏だったのに、どうしてこんな重要な決断を迫られているんだろうか。

つらいなぁ

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