三年後、何かの始まり
(???視点)
「ごふぁっ!!き、貴様は何なんだ!
勇者でもないのに何故我を倒せる!?」
「うるさいな、弱いくせに何かを喋るなよ。
その力我らの悲願の役にたってもらおう。」
「ぐぼぁ!!」
他愛もない、国を滅ぼし神に歯向かい、人類の敵対者と言われたかの魔王がまさかこの程度だったとはな。
奥の手はおろか『能力』すら使う必要すらないなんて、計画のためのウォーミングアップにもならなかったな。
まぁいい、雑魚なら雑魚な分、楽で助かるな。
しかし、ここまで弱いとなると足りるかどうか心配だな、持ち帰って見てからだが念の為もう少し狩っていくか?
ただの人間や魔物でも数百匹も持っていけば流石に充分だろう。
全ては我らが神のために。
************************************
(シン視点)
あれから三年後、特に魔王も現れず平和だった。
クロンさんの予測?予言?が間違っていたって事なのかな?
まぁあんな物騒な予言外れて良かったけど。
「シンさ〜ん♪」
おやおや?
「C級の昇格試験受かりました〜♪」
「お〜!良かったねヒイちゃん!」
この三年でクイちゃんはB級にロー君はC級にそして今日ヒイちゃんも…
俺は確か15で冒険者になって、7年でA級になったから、追い越されるのももう少しかもな。
「やっほーーーー!!!シン君!!!」
「どうもクロンさん、もう流石に驚きませんよ。」
「なんだよ寂しいなぁ〜、前は驚きまくって腰抜かしてたのに。」
この人は三年前から何も変わらないなぁ〜。
まぁ理由をほんのちょっと聞いたから仕方ないと思っちゃうのは俺もこの人に影響されてるってことなのかな。
「シン君シン君、一緒に王都に行かない?
レンちゃんは一緒に行くって言ってくれたけど…」
王都??この街って冒険者は多いけど国としては大した価値はないんだよね。
なんで王都なんかに?
「いやね、第三王子の四男が生まれたから誕生パーティーに誘われたからついでにどうかなぁって思って…
俺がすでにプレゼントは用意してあるし、特にこれといって持っていくものはないし、君も一応A級冒険者。
そんな君に失礼を働くような馬鹿野郎は多分きっとうん、いない、はず。」
王子の子供の誕生パーティーに誘われるってクロンさんやっぱハンパねーな。
「特に予定はないんでぜひぜひ、一緒に行きましょう。」
「オッケー♪じゃ明日またここで、一週間ぐらい離れるから持って行きたい物はしっかり忘れずにね。」
「ほーい。」
************************************
ふう、やっと準備出来たか。
一日で準備とかクロンさんも無茶言うなあ、さぁさっさと寝て明日に備えておくか。
あれ?そういえばなんで俺はともかくレンも誘ったんだろう?
もしかしたら、クロンさんもレンに興味があるのかな?
だったら嬉しいな、幼馴染の恋が叶うのはやはり嬉しいもんだ。
明日クロンさんに聞いて見るか。




