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当ててみて、私の箱の中に何が入っていると思う?〜俺の冒險用ミミックだ!  作者: 上部乱
第四部——沼の主

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第102話 沼の主——亀と蛇の争い


まさにその瞬間、アペスがデレオの目前へと素早く衝み込んだ。


彼女の長ブーツは泥の地面に深くめり込み、左腕は鉄の柱のように横に構えられ、巨蛇の尾の一振りを受け止めた。


彼女は即座に蛇の尾をしっかりと抱き込み、指の関節は鱗の上で微かに白くなり、筋肉は弓のように緊張した。


「巨人の暴風眼!」

アペスは大きく叫び、蛇をきつく抱きしめたまま、回転を始めた。


彼女の動きに伴い、12メートルもある蛇の体が空気を切り裂き、周囲の樹木やツタを巻き込み、湿った泥が旋風の中で渦巻いた。


巨蛇は遠心力で真っ直ぐに引き伸ばされ、苦痛の鳴き声を上げた。


鱗がアペスのプロテクターを擦り、点々と血痕が飛び散る。


そいつは激しく体をよじり、振り返って噛みつこうと試み、大口を開いた鋭い牙が冷たい光を放った。


アペスは眼差しを鋭くし、思い切って腕を緩め、その勢いのまま投げ放った。


巨蛇は支えを失い、体全体が弓から放たれた矢のように、遠くの藪めがけて激突し、枝が折れ、泥土が飛び散った。


巨蛇は一時的に起き上がることができず、地面には深い溝が残った。

「アレカ、手伝って。あなたの貯蔵している素材を借りたい!」

アビスウズが切羽詰まった声で叫んだ。


「問題ない、好きなだけ持って行け!」

アレカはためらうことなく蓋を開けた。


アビスウズの指先から微光が滲み出し、空気中には低い振動が響き渡り、彼女の呪文と共に共振した。


「大錬金術師メンデレーフよ、我に血肉を与えたまえ。

生命の伝道師メンデルよ、奴らの四肢を再び繋ぎ合わせしめたまえ。

夢を掘り霊媒フロイトよ、この叫びの怪物に苦痛の魂を注入せよ――死体再構築!」


呪文が唱えられるや否や、アレカのびっくり箱の中の血肉と骨格が、目に見えない力に引かれるかのように、洪水が決壊したように湧き出してきた。


ドラゴンタートルの肉塊と筋骨が回転し、粘着し合い、歪んだ湿った音を立てた。

それらは急速に積み重なり、膨張し、瞬く間に傷跡だらけで骨の甲羅が交錯した巨大ドラゴンタートルへと姿を変えた。


その巨大な体躯が一撃で突進し、泥の波と砕けた葉を巻き上げ、その勢いは山が迫るようだった。


大蛇とドラゴンタートルは激しく格闘した。

ドラゴンタートルは骨の甲羅に覆われた巨口を開き、蛇の体を噛もうとしたが、

大蛇の機敏な体躯は身をよじって滑り抜けた。


ドラゴンタートルの一本の前肢が地面を強く叩きつけ、大蛇を閉じ込めようとしたが、深い爪痕を残しただけだった。


ドラゴンタートルは強大であったが、この大蛇に真の打撃を与えることができなかった。

「見てな、この腐れ肉を爆破してやる!」

アビスウズはあの素早くて捉えどころのない大蛇に耐えられなかった。


彼女はあっさりと別の祈祷を起動させた。

「生命の伝道師メンデル、大錬金術師メンデレーフよ、この腐った肉の塊を発酵させよ!

腐敗した可燃性のガスで満たせ!

電磁の機工士マクスウェルよ、汝の静電気を閃かせ、私に一筋の火花を貸し与えたまえ!」


「死体爆破!」


アビスウズは少々気が狂ったようだった。


ドラゴンタートルほどの巨大な生物を、まさか死体爆破に利用するとは。


キノコ雲がマングローブ林の上空に衝天し、泥の地面に生えていた全ての樹木が放射状に外側へ倒れた。

沼地にはボウル状の窪みが爆破によって掘り抜かれた。


デレオはかろうじて破れた蟹の甲羅の盾を構え、仲間たちを守った。

しかし、爆発後、この盾もわずかな破片しか残らなかった。


だが、爆発の中心で。

あの巨蛇は全身から煙を上げながらも、持ちこたえていた。


奴はただ力と速さを持っているだけではなかったのだ。

そいつの千錘百練の鱗の甲冑が、地形を変えるほどの強力な爆撃を耐え抜く助けとなった。


ドラゴンタートルの肉塊が雨のように空から降り注いだ。

アビスウズは再度魔力を凝集させ、不死のドラゴンタートルの形を再構築しようとした。


しかし、死体爆破によって、大量のドラゴンタートルの肉体が消耗されてしまった。

今度、再構築された不死のドラゴンタートルの体型は、かなり小さくなっていた。


「このままでは埒があかない。あの蛇に致命的な一撃を与えなければ。」

デレオは深呼吸し、手の中の砕けた盾を握り締め、歯を食いしばって思案した。


カシアは何かを思いついた。

「シミリス、手伝って。英雄を召喚したいの!」


シミリスは頷いた。

「どうすればいい?」


カシアは背中からウクレレを取り出した。「私に考えがある。

新しく覚えた英雄の叙事詩を演奏するわ。」


彼女は言った。

「誰が蛇を相手にするのが最も得意か、私は知っているわ!」


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