全てを破壊する女神の微笑み
こんばんは!
KURAです!
普通にサボってました!
そういえば思ったんですよ。
コレ、迷走してるって。
そういえばこれコメディだったっ! って。
最近シリアス多すぎですね。はい。
なんで今回ちょっとラフな感じで書きました。
兵士達が必死に戦い、そしてほんの少し兵士達へ勝ちが傾き始めた頃だった。
「やぁ、諸君」
その声は不思議と通り、兵士達の耳に入る。
機械達はピタリと動きを止めた。
ざわざわと何事かと兵士達はざわめいている。
動きを止めた機械達を破壊しようとしているものもある。
声を上げた人物、脳裏は動かない。
話さない。
余りにも予想から外れた異常事態に少しずつ、だが確実に音が鎮まりゆく。
そして騒めきが無くなり、風が気持ちよく脇を通り抜けて行った時、脳裏の喉は動いた。
「任務ご苦労。僕は脳裏。君達に任務の終了を告げに来たよ」
その男はにこりと笑いそう言った。
まるで常識を言っているかの様に自然に。
「何を言っているんだい? 指揮権は俺が持っているんだぜ?」
千変万化は言う。
髪が逆立ち、若干つり目であり、脳裏達の見たことのない姿だ。
だが脳裏にはわかる。
無音で支配し、さらにそこから音を出し空間を掌握した後にあそこまで堂々と、視線を集められるのは、中々に居ないのだから。
「指揮権? 何も知れなかった君たちのために一つの講義をしてあげよう。民がいなければ国は成り立たない。王がいなければ国は成り立たない。国には民と、王が必要なわけだ。わかるかい?」
「ははっ、それは社会だろ?」
「国も社会の一部じゃないかい? まぁ、厄介なガヤは置いておいて。なら、軍である君たちは何を必要とするんだろうね? 君達軍が軍であるためには何が必要なんだい?」
脳裏も視線を集められたままにしてはおかない。
視線を集め、そして己の影響力を強めていく。
「わかるかい? 山賊クン達?」
山賊、その言葉で半数は分かった。わかってしまった。
軍とは、兵士とは何を守らねばならぬのか。
それは国である。愛すべき民を守り、敬意を表すべき王を守る。そして己が育った母国の存続を守る。それこそが兵士の兵士たる目的だ。
だが己はもう山賊に身を堕とした。いや、堕とされた。
守るべきものはもうない。守れなかったものしかもう、ない。
その絶望に膝が落ちかけた。
「随分と面白い冗談だなァ? 俺達が国から離れた時間で皆殺しにでもした? テメェは超生物か何かなのか?」
「死とは突然なものだよ。というより死ぬ、という考え方自体間違いだ。今日たまたま生きれなかった、そう考えるべきじゃないか? 全ては運だ。死ぬから死ぬんじゃない。生きれないから死ぬんだ」
「おい、話を逸らすなよ」
「なんのことかな? 言ったろう? 大地震で誰も死なないなんて奇跡が起こるんだ。疫病で皆死ぬ、なんて奇跡が起こったっておかしくない」
兵士達は否定を叫ぶことはできなかった。
だが大きく否定を叫ぶ男が一人。
「ふざけんな、そんな奇跡認めねぇ。天災でもありえねぇ事があり得るわけがねぇ!」
「人災が天災に劣るなんて誰が決めた?」
脳裏が笑みを深くする。
何処からか怯えにも似た呼吸音が聞こえた。
いや、聞いていた兵士のほぼ全員かもしれない。
声すら出せない絶句とも言えない恐怖。
生きようと肺が動くも恐怖と驚愕で喉が仕事しない。
生きるために逃げようにも足はピクリたりとも動いてくれない。
頭を動かそうにもモヤがかかったようにうまく動かない。
脳裏をよく警戒しようと目を見張ろうにもどうにもぼやけて上手く見れない。
「なるほど、つまりテメェは毒でも作り国を滅ぼしたと?」
「人聞きが悪いな。誰が僕を犯人に仕立て上げたんだい?」
「ならテメェはその疫病とやらにかかっていながらもココに報告しに来たのか? 随分と律儀な旅人だなァ?」
「あはは、やっぱ無理か。僕を仇と言うつもりかい?」
「ならなんなんだ?」
「僕じゃない。僕は悪くない」
そんな幼稚な言い訳を話す。
より一層笑みを深くして脳裏は話しだした。
「僕には依頼者がいてね。千変万化って知ってる? ……知らないか。そいつから毒も貰ったし、計画を聞かされた」
「……随分と面が厚いみてぇだなぁ?」
「だから僕は悪くない。全ては黒幕のせいさ。あぁ、なんとも気味が悪いんだろうね?」
煽るように片目を大きくし、笑って見せた脳裏。
両腕を広げて、魔王の如く兵士達を嘲笑いながらも威圧している。
「オォケィ、俺のキャラらしく殺してやんよッ!」
千変万化が声を荒げた瞬間、周りが照らされた。
上を見ると、ヘリが荒々しく森を揺らしていた。
「残念だけど時間切れだね。また会おうね」
「待てっ。脳裏ィ!」
「ハハハッ、熱烈なラブコールだ。でも好みじゃなくてね」
ヘリから垂れているロープに捕まり、引き上げられていく脳裏。
そしたヘリは飛び立った。
「脳裏ィィ!」
残されたのは憔悴しきった兵士達と叫ぶ千変万化だけだった。
「グッドタイミング」
「当然」
「でもへリで間に合うのかい?」
「ギリ」
「危ないなぁ……」
脳裏が席に座る。
もう鴉は脱出していたらしい。
そしてもう二人は帰るようだ。
「花火が上がる」
「地面で爆発する花火とはまた奇怪だね」
二人がヘリで脱出して数分後、ヘリの後方からとてつもない爆音、そして爆風が襲いかかってきた。
「わぁお、さすがにゆれるね」
「当たり前」
後ろを見るととてつもない極光がある場所に降り注いでいる。
そう、二人が今さっきまでいた国、そしてもう一つの隣国だ。
「そういえば、アレ、ホント?」
「なわけないじゃん。流石にそこまでの毒なんて用意してないよ」
「なら、なんで?」
「だってアレが一番面白そうで時間稼げるじゃん?」
「……まね」
鴉の機械の自動操縦に任せ、二人はぐうたらしている。
そしてぐうたらしながらも二人によって二つの国が地図から消えた。
爆発オチなんてサイテーっ!
……まぁ、はい。
ぶっちゃけあんまり長くするつもり無かったですし、なるようになったらこうなったって感じです。
次回更新は未定!
早く見たい方は作者を突っつきにきましょう。
(比較的)早くなります。




