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狂人三人組の面白い毎日  作者: KURA
血と硝煙と博打
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肉塊が意思を持たされる

おはようございます。

KURAです。


……はい。




「さぁて、やろうか。千変万化」


山に一夜にして現れた機械要塞の最奥にて烏は微笑う。

これは将棋だ。ただし鴉視点のみ。

これはバイオハザードだ。ただし相手視点のみ。


機械要塞から十人ほどよろりよろりと歩き出てくる。

それは皆男であり、武装している。

よく見てみると兵士のようだ。


だがまるで正気じゃない。

目はあらぬ方向を向いているし、口からは意思の覗けるような声は聞こえてこない。

その男たちは確かにルートヴィヒの国へと歩き出していた。



彼等が歩く事数時間、決して速くはないため時間はかかったが、ついに到着した。

時間は昼。

太陽が真上でさんさんと輝いている。

勿論街中であるため人々は活気付き、笑顔で溢れている。


ふらふらと歩く兵士に一人の男が近付いた。

優しい男だ。

優しく声をかけ、顔を覗き込む。


だが、相手は正気じゃない。

ふらふらとしていた動きからは想定できないほど俊敏な動きで頭を上げると、優しき男の額に噛み付いた。

優しい男は痙攣しだす。

周りはその異常事態に凍りつき、何事かと二人を注視している。


兵士が額から口を離すと、直径3センチほどの穴が男の額に空いていた。

血は流れていない。

バタリ、と男は倒れ込んだ。


混乱は少しの音から始まった。

兵士が一歩歩いたのだ。人がいる方向へ。

民衆は弩に放たれたように走り出し、悲鳴が聞こえる混乱へと場が変化した。


ただこれだけならばよかった。

じきに国の兵士達が駆けつけ、兵士が退治されて終わっただろう。


だがそれで事件は終わらない。

襲われた優しき男の手がピクリと動いた。

その手はゆっくりと土を掴み、力が入っていく。

ゆったりとした動きで体を起こし、周りを見る姿に正気は感じられない。


襲った兵士のように目は何も映していないし、優しく、暖かかった顔はもはや石像のように冷たく硬い印象を受ける。


この男もまた、兵士達と同じように人を求めて蠢き出した。


コレ、は烏が使った機械によって生み出されたモノだ。

脳を破壊し、神経を支配し、体を動かす。

これだけでは終わらないのがこの兵器の恐ろしさだ。

鴉が埋め込んだ母体には数十体分の他の肉体に埋め込むための機械も搭載されている。

そのためあの兵士達は動きが遅かったのだ。

母体に襲われ、埋め込まれるとその死体も動きだすようになる。


そして、母体程ではないがその動きだした死体の中の機械にも数体分の機械が搭載されている。


まさに寄生虫、だが機械。

この寄生する機械は烏によって齎され、そしてこれはただの小手調べ。

だが決して易しくはない災厄が齎された。

並の国ではなす術も無く滅ぼされる。





筈だった。

国の対応が早かった。

すぐさま街中を隔離し、全て燃やした。

全て千変万化の指示である。


肉体さえ有れば動き続ける機械達にとって、一番やられたくない事は肉体をなくす事である。または、使い物にならなくなる事だ。

肉体は燃やされると当たり前だが上手く動けなくなる。

完全に燃やされて仕舞えば、肉体は使えなくなり、機械は自分では動けない。

さらに情報漏洩防止のため自壊する。


つまりは完璧な処置である。

表向きはパンデミック防止の為、等と申しているようだが正体は機械であるし、人災だ。


千変万化はその対応により崇められたが、苦笑いしてこういった。


「たまたまだよ」


それが鴉をキレさせた。


「良いだろう。僕はキミを敵と認める」




その夜の事だった。

鴉の悪意(機械)がばら蒔かれた。

機械要塞の扉が開き、ぞろぞろと機械達が出てくる。

生物モチーフの機械達が己の中に無い野生を主張するように、俊敏に、荒々しく飛び出していく。

無骨な機能性を高めた機械達がゆっくりと自らの鋼の堅さを主張するかのように歩みを進めた。


機械達に光は要らない。

夜の闇が機械の味方をしている。

まさに王手、チェックメイト。

完全な不意討ちで、しかも全力。

防げるはずの無い襲撃。



それはいとも簡単に防がれた。

機械達が歩みを進めた場所にあったのはまさにココに来るとわかっていたように、まさにこの時間来ると分かっていたようにこちらを迎える兵士達の攻撃だった。

えーっと今回ぶっちゃけ上手く書けませんでした。

なーんか微妙。

こういう描写苦手何ですかねー。

なのでたぶん長くは続きません。

さっさとこの場面終わらせちゃいます。

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