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狂人三人組の面白い毎日  作者: KURA
血と硝煙と博打
34/61

回る

こんばんは。

KURAです。

えーっと、はい。普通に先週忘れてました。

二週分頑張ります。

出来なかったら、まぁ、はい。

すみません。


あ、あとちょっと少ないです。

キリのいいところで終わらせたので。

彼は焦っていた。

何故か。

暑い? 否。彼のいる部屋は冷房が効いており、快適だ。

病気であるか? また否。彼は健康体そのものである。


では何故か?


「前線が……壊滅……?」


答えは前線が崩壊したからであった。

あり得ないはずだった記事にひどく狼狽している彼は目を見開きながら、ダラリダラリと夏の運動部活動生のような汗をかく。

ただ、彼の汗は冷や汗だ。


ヴェルグリントンは一人の男を呼び出した。


「……私はどうすればよかったのだ」


教えてくれ、その言葉を呑み込んだ。

彼の忠実な部下であるハンターは答える。


「貴方の思うままに。それを正義にしてみせましょう」


「ならば、ならば。あの二人を、いや、ルットヴィヒさえも打ち倒す術を共に考えてはくれぬか!」


唾を飛ばす勢いで彼は叫ぶ。

するとハンターは。


無言でゆっくりと頷いた。













それからだ。

またもや前線が硬直しはじめたのは。

不意打ちにも近い侵攻、このまま勝つのはルートヴィヒの国だと思われた。


かの国の王は苦虫を口に放り込んだような顔で話す。

指揮官だ。一級の指揮官でひっくり返される、と。


かの国の兵達は怯える。

指揮官だ。 指揮官一人で何人も殺された、と。



「我がハンターの名。飾った物とは思っていましたが、貴方のために錆をとりましょう」


ジョーカーを失った国に、狩人が襲いかかる。







「ま、だろうね」


誰もいない場所。

誰も知らない場所で脳裏は笑う。


「僕の勝ち、だね」


「アレは反則じゃない? 確かに戦争させて、賭けでもしようかって言ったけど部下殺す必要なくない?」


「言われてない、ね」


「ふざっ……まぁ確かにね」


あの戦争は二人にとってただの遊びだったようだ。

そしてルートヴィヒの謎の行動は鴉によるものらしい。

なんとも残酷で理解不能で邪知暴虐を極めたような遊びだが、彼ら二人はニヘラと笑っている。


ルートヴィヒの眼前に刃が突きつけられ、市民が濡れる地面をみるのも時間の問題だろう。

トランプのピラミッドを押した瞬間壊れる運命が決まるのと同じであり、不可逆なこともまた同じである。

組み上げたとて、同じ物ではなく、類似品である。

これには日本に一期一会という言葉があるが、意味は少し違うが思い浮かばせる。


「いつ終わると思う?」


「さぁね。まずはこのお客様のお茶漬けをどう作るかを考えた方がいいんじゃない?」


「やぁ、こんばんは」


脳裏のデータベースのどれにも当てはまらない人物。つまりは千変万化、変装の王様だ。


「契約破棄さ。僕らの噂は知ってるだろ?」


「そうね。でも……やっぱり約束を破るなんて非常識と思わない? だから死ぬべきなんだよテメェらはぁ!」


「あぁ、もう調子狂うなぁ」


コロコロと変わる千変万化のキャラに惑わされながらも二人は彼が銃を取り出した瞬間身を隠して射線を切る。


「大丈夫。今すぐコロしャしねぇよ。ただ、現実を試しにきただけさ」


彼の持つ銃はリボルバー。

カラカラと彼はシリンダーを激しく回転させながら荒々しく笑う。


「ヒャハハハハハハ!」


二人は目で逃げるか相談する。

そして、一旦逃げよう、と話が纏まったところで銃弾が一発(・・)放たれた。


カン! カン! カン!


ノーコントロールで放たれた銃弾は何故か激しく跳弾して、未だ勢いが衰えようとしない。

二人が何かしらのやばそうだ、と感じ、その場から逃げようと走り出した瞬間。


走る脳裏の右肩を真上から銃弾が貫いた。


「っ……! …………ッ!」


脳裏は大きく目を見開き、どっと脂汗をかきながら苦し紛れにある筒を投げた。


その筒が激しく回転しながら煙を吹き出し、視界を閉ざしていく。

そして二人がその場所から立ち去る時最後にみた映像は狂ったように笑う千変万化の姿だった。


「ヒャハハハハハハッ! Its fiction!」




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